コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2011/07/21 (Thu)
視線も髪も何もかも風がさらう
戸口の前で立ち止まったまま、近寄ってこようとしないライに、痺れを切らしたのかC.C.が呼びつける。
「先ほど私が不平不満を口にするだけにお前を呼び止めたわけではないと、そう言ったな」
「ああ。君が何か話があるというから此処までついてきたんだが、一体僕に・・・」
「とりあえず、そこで突っ立っておかず此方に来い」
座れというようにベットをぽんぽんと叩いて導くC.C.に、ライは少しだけ躊躇うように足を進めた。
ベッットに腰掛け振り返った途端、視点は一変して、ベットの軋み音をわずかに耳にして後、天井と馬乗りにいるC.C.を目にする。
「・・・」
一瞬驚いた表情を見せたライだったが、次には不可解だと眉を寄せた。
「空き室だというのに、不思議と思わないか。誇りやカビの匂いはなく、ベットカバーや枕さえも新品のように綺麗なことに」
サラサラと片手をシーツの滑らせつつも、視線はライを固定したまま話し続ける。
薄暗くてよくは見えなかったものの、確かに整理整頓するタイプではないC.C.が使う部屋であるのに対して、散らかった気配や又誇りやカビといった匂いが、扉を開いた時からなかったことにライは疑問を抱いていたのは本当だった。
「此処の使用人が綺麗好きなだけなのか、それともクラブハウスを管理運営している者の意思に基づくものかはわからぬが、涼しくも快適だろ?」
僅かに首をかしげる際、肩より流れる髪を気にすることなく目を細めたC.C.に、ライは無表情に尋ね返していた。
「・・・疑問は拭えたが、僕を押し倒す理由にはならないだろ?」
確かにその通りであった。だが、二人きりとなる場所にわざわざ誘い込み、このような状況下に置かれても、冷静に返すライの真面目さゆえの天然さに、気が抜けたC.C.は溜息を吐くように呟く。
「・・・そうだな。お前が極度に鈍く天然だということを忘れていたな」
C.C.は少し残念そうにしてその場を退いて、ベットに腰掛ける。
「?」
一体何がしたかったのだろうとライは不思議に思い、C.C.を見たが彼女は無言だった。
二人きりとなるところに連れてきたことに意味があるのか、恋愛事になると途端に鈍くなるライに、C.C.は右足を引き寄せ顔をうめるようにして視線を向けて後付のように口にし始めた。
「お前を誘った理由は簡単だ。この部屋に閉じ込めておこうかと考えていたんだ」
「はっ?」
「私の気に入る空間にお前を連れてな」
「・・・」
切なくも呟いたその意外な言葉にライは目を見開いていたが、C.C.は猫の目のように細めてみていた。
「冗談だ。お前と私との間には、既に契約がなされてあるから、そんな必要もない事は知っている」
C.C.の告白を思い出してか、照れくさくなって顔を背けるライに、C.C.は続けるままにライにもたれかかる。
「お前が私に会えず寂しいままにしておいたほうが良かったか?」
「えっ?」
「Missing you lots。っとお前が少しでも思っていたのなら、今宵はいい機会だな」
顔を見上げるC.C.に、ライも見交わす。
サラサラと微風が二人の間を緩やかに流れ沈黙が降りる。
ベットに片膝を置き、ライの手に手を重ねたC.C.は、耳元に愛の告白を告げ軽くキスを送る。
夏の熱気ではなく、赤くなったライの白い頬が染まりゆくのを見届け、C.C.は少し満足そうに目を細めるのだった。
続く
視線も髪も何もかも風がさらう
戸口の前で立ち止まったまま、近寄ってこようとしないライに、痺れを切らしたのかC.C.が呼びつける。
「先ほど私が不平不満を口にするだけにお前を呼び止めたわけではないと、そう言ったな」
「ああ。君が何か話があるというから此処までついてきたんだが、一体僕に・・・」
「とりあえず、そこで突っ立っておかず此方に来い」
座れというようにベットをぽんぽんと叩いて導くC.C.に、ライは少しだけ躊躇うように足を進めた。
ベッットに腰掛け振り返った途端、視点は一変して、ベットの軋み音をわずかに耳にして後、天井と馬乗りにいるC.C.を目にする。
「・・・」
一瞬驚いた表情を見せたライだったが、次には不可解だと眉を寄せた。
「空き室だというのに、不思議と思わないか。誇りやカビの匂いはなく、ベットカバーや枕さえも新品のように綺麗なことに」
サラサラと片手をシーツの滑らせつつも、視線はライを固定したまま話し続ける。
薄暗くてよくは見えなかったものの、確かに整理整頓するタイプではないC.C.が使う部屋であるのに対して、散らかった気配や又誇りやカビといった匂いが、扉を開いた時からなかったことにライは疑問を抱いていたのは本当だった。
「此処の使用人が綺麗好きなだけなのか、それともクラブハウスを管理運営している者の意思に基づくものかはわからぬが、涼しくも快適だろ?」
僅かに首をかしげる際、肩より流れる髪を気にすることなく目を細めたC.C.に、ライは無表情に尋ね返していた。
「・・・疑問は拭えたが、僕を押し倒す理由にはならないだろ?」
確かにその通りであった。だが、二人きりとなる場所にわざわざ誘い込み、このような状況下に置かれても、冷静に返すライの真面目さゆえの天然さに、気が抜けたC.C.は溜息を吐くように呟く。
「・・・そうだな。お前が極度に鈍く天然だということを忘れていたな」
C.C.は少し残念そうにしてその場を退いて、ベットに腰掛ける。
「?」
一体何がしたかったのだろうとライは不思議に思い、C.C.を見たが彼女は無言だった。
二人きりとなるところに連れてきたことに意味があるのか、恋愛事になると途端に鈍くなるライに、C.C.は右足を引き寄せ顔をうめるようにして視線を向けて後付のように口にし始めた。
「お前を誘った理由は簡単だ。この部屋に閉じ込めておこうかと考えていたんだ」
「はっ?」
「私の気に入る空間にお前を連れてな」
「・・・」
切なくも呟いたその意外な言葉にライは目を見開いていたが、C.C.は猫の目のように細めてみていた。
「冗談だ。お前と私との間には、既に契約がなされてあるから、そんな必要もない事は知っている」
C.C.の告白を思い出してか、照れくさくなって顔を背けるライに、C.C.は続けるままにライにもたれかかる。
「お前が私に会えず寂しいままにしておいたほうが良かったか?」
「えっ?」
「Missing you lots。っとお前が少しでも思っていたのなら、今宵はいい機会だな」
顔を見上げるC.C.に、ライも見交わす。
サラサラと微風が二人の間を緩やかに流れ沈黙が降りる。
ベットに片膝を置き、ライの手に手を重ねたC.C.は、耳元に愛の告白を告げ軽くキスを送る。
夏の熱気ではなく、赤くなったライの白い頬が染まりゆくのを見届け、C.C.は少し満足そうに目を細めるのだった。
続く
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