コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2011/11/30 (Wed)
昼休みのチャイム音の鳴り響く中、お弁当膝に乗せたまま車椅子で歩く少女を振り返るものが数名。
「ねぇ、ライ。今日もいつものところで、お昼一緒に食べない?」
机翳る人影と声に視線を上げると、お淑やかなお嬢様を装ったカレンが微笑みかけてきた。
二人とも美人であるため、教室内で並ぶとそこだけ華やいだように輝いて見え、そこに集まるのは好奇と羨望と嫉妬
がませ合わせる。
周囲の視線など気にしない様子で、いや、自分への好意には鈍感なまま、ライは頷いて腰を上げた。
素直に嬉しそうに口元を緩めたカレンは、ライの跡に続いていこうとしたところ、その足取りが立ち止まったことに何事かと顔をあげる。
ライの視線を追いかけて行くと、扉のところに見間違うはずのないウェーブへアーの少女、ナナリーが制服姿で待っていたのに、カレンは目を見開いた。
「どーして・・・?」
何故クラブハウスにいるはずのナナリーが此処に?それよりも何処から制服を?っと様々な疑問が可憐の頭の中をぐるぐる回っていたが、一足早く我に返ったライが、ナナリーへと駆け寄っていた。
時折自分の妹のように接しているところはあるし、心配になるのはわかるけれど、違う女の子の元に迷いなく言ってしまうことに、カレンの胸が少しだけちくりっと痛んだ。
可笑しい、相手はナナリーなだけなのに。
そう思ったが、痛む気持ちを宥めるように一度軽く胸に手を押し当てた後で、カレンはいつもどおり二人に歩み寄った。
廊下で話そうとも思ったが、突然現れた車椅子の少女に周囲の関心は消えることなく、広がるざわめきにこのままだと騒ぎになると考え、屋上へと場所を移した。
三人囲うように座ると、先に口を開いたのはにっこりと笑うナナリーだった。
「はい。ライさんの分のお弁当です」
「ああ・・・、ありがとう。ナナリー」
少し戸惑いを見せたもののお弁当を素直に受け取るライに、嬉しそうに笑うナナリーを見て、カレンは寂しげに目を伏せる。
私も実は作ってきたんだと言い出しづらくなってしまい、持ってきた弁当箱を抱えたままぎゅっと強く握るままに質問を向けた。
「ナナリー、クラブハウスにいるはずの貴方がどーしてここに来てるの? それに、制服とか何処で手に入れたのかは知らないけど、ルルーシュに見つかったらえらいことよ」
学園内をしかも制服姿で出歩くところを見たことがなく、また過保護なルルーシュがそれを許したのかと、疑問を投げるカレンに、ナナリーは困ったような苦笑を浮かべた。
ちなみにあの時、ルルーシュは丁度席を外していたので、未だに見つかってないのだが。
続
みちゆきのしぐさで
昼休みのチャイム音の鳴り響く中、お弁当膝に乗せたまま車椅子で歩く少女を振り返るものが数名。
「ねぇ、ライ。今日もいつものところで、お昼一緒に食べない?」
机翳る人影と声に視線を上げると、お淑やかなお嬢様を装ったカレンが微笑みかけてきた。
二人とも美人であるため、教室内で並ぶとそこだけ華やいだように輝いて見え、そこに集まるのは好奇と羨望と嫉妬
がませ合わせる。
周囲の視線など気にしない様子で、いや、自分への好意には鈍感なまま、ライは頷いて腰を上げた。
素直に嬉しそうに口元を緩めたカレンは、ライの跡に続いていこうとしたところ、その足取りが立ち止まったことに何事かと顔をあげる。
ライの視線を追いかけて行くと、扉のところに見間違うはずのないウェーブへアーの少女、ナナリーが制服姿で待っていたのに、カレンは目を見開いた。
「どーして・・・?」
何故クラブハウスにいるはずのナナリーが此処に?それよりも何処から制服を?っと様々な疑問が可憐の頭の中をぐるぐる回っていたが、一足早く我に返ったライが、ナナリーへと駆け寄っていた。
時折自分の妹のように接しているところはあるし、心配になるのはわかるけれど、違う女の子の元に迷いなく言ってしまうことに、カレンの胸が少しだけちくりっと痛んだ。
可笑しい、相手はナナリーなだけなのに。
そう思ったが、痛む気持ちを宥めるように一度軽く胸に手を押し当てた後で、カレンはいつもどおり二人に歩み寄った。
廊下で話そうとも思ったが、突然現れた車椅子の少女に周囲の関心は消えることなく、広がるざわめきにこのままだと騒ぎになると考え、屋上へと場所を移した。
三人囲うように座ると、先に口を開いたのはにっこりと笑うナナリーだった。
「はい。ライさんの分のお弁当です」
「ああ・・・、ありがとう。ナナリー」
少し戸惑いを見せたもののお弁当を素直に受け取るライに、嬉しそうに笑うナナリーを見て、カレンは寂しげに目を伏せる。
私も実は作ってきたんだと言い出しづらくなってしまい、持ってきた弁当箱を抱えたままぎゅっと強く握るままに質問を向けた。
「ナナリー、クラブハウスにいるはずの貴方がどーしてここに来てるの? それに、制服とか何処で手に入れたのかは知らないけど、ルルーシュに見つかったらえらいことよ」
学園内をしかも制服姿で出歩くところを見たことがなく、また過保護なルルーシュがそれを許したのかと、疑問を投げるカレンに、ナナリーは困ったような苦笑を浮かべた。
ちなみにあの時、ルルーシュは丁度席を外していたので、未だに見つかってないのだが。
続
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