コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
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----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★ お気に入り
★2010/07/28 (Wed)
ひきこもり日和
ベットの並んだホテルの一室に、女二人がいた。
バタバタと忙しいせいか個々の性格が出ているのか、室内は服やお菓子などで床は勿論、テーブルも散らかり放題だった。
ベットにうつぶせになったまま、気だるげに雑誌を読んでいたC.C.が不意に口を開く。
「卜部はまだか・・・」
答えたのは、隣のベットに座るカレンだ。
「あんたが待っているのは、卜部さんじゃなくて、ピザのほうでしょ? それよりも、少しは部屋を片付けなさいよ。同室になってからもずっとこの調子じゃない」
「片付けるのは、お前の得意分野だろ?」
振り返るようにして目を細めて笑うC.C.は普段どおりの態度なのだが、ずっと外へ自由に出かけられないカレンには、鬱憤がたまっているせいもあり癪に障るものらしかった。
「いつ、私がそうするって言ったかしら」
ひくひくと口端が引きつるのを自覚しながら、カレンは言い返した。
「違うのか?。なんだ。お前が率先してやってるから、てっきりそういう役割なのかと思っていたのだがな」
「あんたね」
雑誌に視線を落としたまま、今度は振り向きもしないC.C.に、現段階の状況とはいえ同室にならなくてはならないのかと、不満を抱き始めたカレンの考えを変化させるかのように、扉を叩く音が部屋に響いた。
「やっと、来たか」
ベットから身を起こしたC.C.が、幾分か嬉しそうなのは、届けてくれた人を心待ちにしてたというよりも、頼んでおいたピザが来たことに喜んでいるのだろうと、カレンは目を眇めた。
丁度ベットに腰掛けていたのもあって、先にカレンのほうから扉のほうへと歩いていった。
今のカレンの活発さを思う、部屋着はラフなスタイルだったが、相手が相手だと油断していた為、そのままの格好で扉を開けるままカレンは笑みを向けた。
「卜部さん、急にすみま」
「ああ、カレン。君も」
確かに、注文どおりの品物が入った袋とピザの箱は持っていたけれど、もって来た人が、光沢のある柔らかな髪に、月をかたどる銀の瞳をしたライだったのに、カレンは一瞬固まりかけたが慌てて扉を閉めた。
見てほしくはなかった格好を見られ、カレンの頬は赤く鼓動も早くなっていた。
因みに、突然扉を閉められたライのほうは、首を傾げていた。
「おい、私のピザは・・・、何をしている?」
後からやってきたC.C.が、訝しげにカレンを見ていた。
それはそうだ。扉を開けたまではよかったものの、何も受け取っていない手を見て、此処に黒の騎士団以外、滅多に誰も来ないというのに、そこまで警戒する必要があるのかと、C.C.の興味が扉の向こう側へと移る。
続く
ひきこもり日和
ベットの並んだホテルの一室に、女二人がいた。
バタバタと忙しいせいか個々の性格が出ているのか、室内は服やお菓子などで床は勿論、テーブルも散らかり放題だった。
ベットにうつぶせになったまま、気だるげに雑誌を読んでいたC.C.が不意に口を開く。
「卜部はまだか・・・」
答えたのは、隣のベットに座るカレンだ。
「あんたが待っているのは、卜部さんじゃなくて、ピザのほうでしょ? それよりも、少しは部屋を片付けなさいよ。同室になってからもずっとこの調子じゃない」
「片付けるのは、お前の得意分野だろ?」
振り返るようにして目を細めて笑うC.C.は普段どおりの態度なのだが、ずっと外へ自由に出かけられないカレンには、鬱憤がたまっているせいもあり癪に障るものらしかった。
「いつ、私がそうするって言ったかしら」
ひくひくと口端が引きつるのを自覚しながら、カレンは言い返した。
「違うのか?。なんだ。お前が率先してやってるから、てっきりそういう役割なのかと思っていたのだがな」
「あんたね」
雑誌に視線を落としたまま、今度は振り向きもしないC.C.に、現段階の状況とはいえ同室にならなくてはならないのかと、不満を抱き始めたカレンの考えを変化させるかのように、扉を叩く音が部屋に響いた。
「やっと、来たか」
ベットから身を起こしたC.C.が、幾分か嬉しそうなのは、届けてくれた人を心待ちにしてたというよりも、頼んでおいたピザが来たことに喜んでいるのだろうと、カレンは目を眇めた。
丁度ベットに腰掛けていたのもあって、先にカレンのほうから扉のほうへと歩いていった。
今のカレンの活発さを思う、部屋着はラフなスタイルだったが、相手が相手だと油断していた為、そのままの格好で扉を開けるままカレンは笑みを向けた。
「卜部さん、急にすみま」
「ああ、カレン。君も」
確かに、注文どおりの品物が入った袋とピザの箱は持っていたけれど、もって来た人が、光沢のある柔らかな髪に、月をかたどる銀の瞳をしたライだったのに、カレンは一瞬固まりかけたが慌てて扉を閉めた。
見てほしくはなかった格好を見られ、カレンの頬は赤く鼓動も早くなっていた。
因みに、突然扉を閉められたライのほうは、首を傾げていた。
「おい、私のピザは・・・、何をしている?」
後からやってきたC.C.が、訝しげにカレンを見ていた。
それはそうだ。扉を開けたまではよかったものの、何も受け取っていない手を見て、此処に黒の騎士団以外、滅多に誰も来ないというのに、そこまで警戒する必要があるのかと、C.C.の興味が扉の向こう側へと移る。
続く
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