コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
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----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2010/05/06 (Thu)
拍手ありがとう。頑張ります
BLお相手アンケートへ投票ありがとう。結果によるスザク一位なので、
男祭りの子どもの日で関連できるといえば、家族ごっこ、
セシル、ロイド、スザク、ライの四人。
番外・スザクのどっきり編
スザク×ライです。
お話は、続きからになります。
拍手を送る
BLお相手アンケートへ投票ありがとう。結果によるスザク一位なので、
男祭りの子どもの日で関連できるといえば、家族ごっこ、
セシル、ロイド、スザク、ライの四人。
番外・スザクのどっきり編
スザク×ライです。
お話は、続きからになります。
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『お前は、・・・・のために生きている』
白い空間の中で、ただうつろに見つめたライの顔を覗き込むように声をかけてくる誰か。
その相手の顔は、逆光で見えなかった。まだそれさえも、思い出していないのかもしれない。
ここが、どんなところかを、自分存在の意味を。
あの日から、忘れている。
君へ ブルースター
朝、小鳥の囀る音に目を覚ます。
乾いた音を立て柔らかな銀色の髪が揺れる。開いた大きな瞳は澄んだ銀色で、上半身を起こすようにして部屋を見渡す。
違和感を覚えたのが、隣に寝ていたはずのスザクがいなかったからだった。
隣にいたはずのシーツはまだぬくもりがあった。
早起きな方ではないスザクがライよりも先に起きてるのは珍しいことだった。
「?」
目をこするようにしてライは首を傾げる。
二階へと降りて人の声のするリビングへと向かうと、既に家族が揃っていた。
いつもなら、研究室にこもってるはずのロイドまでいて、ソファで新聞紙を読み広げているのが映る。
スザクとセシルが話している姿がとらえ、ライの白い手がドアノブへとかかる。
「俺・・・から、ライ・・・は内緒に」
途中途中聞き取れなかったものの、隠し事のように言ったスザクへと、扉を開けたライはそのまま立ち止まる。
ニコニコと頷いていたセシルから、視線をライへと向けたスザクは何か慌てたように
「あ、ライおはよう。母さん、俺も手伝うよ!」
セシルが引き止める間もなくキッチンに向かったスザク、その行動が怪しく思ったのだが、何より先ほどの言葉が引っかかった。
ライには自分に隠し事をすると怒るのに、スザクもライには隠し事をしないで何でも話すと口にしていたのにだ。
だけど、拾われてからも大事な記憶がまだ戻ってないまま居候して家族として迎えられてるライは、スザクに聞いく事さえ躊躇いながらも、心は寂しさで揺れていた。
近づいてきたライにセシルも顔を向けて挨拶するのだけど、一緒に過ごしてきてから少しずつライの表情や雰囲気からふとした変化に気付けるまでになっていた。
「あら、ライ君。元気がないみたいだけど」
セシルが普段どおり穏やかな口調で問いかけるが、綺麗な作り物の人形に見える程無表情であるのだが、伏せた視線がどこか寂しさを湛えて暗かった。
「えっ」
しかし、椅子に腰掛けたライはそれを隠すように小さく笑ってなんでもないという表情を見せる。
あまり大人に心配されることに慣れていないのか、大人びたところのあるライはこうして時折言葉を飲み込んでしまう。
それも、生きてきた彼の身につけた癖なのだと今ではわかる。
しかし、スザクに指摘されてからは、唯一スザクにだけは本音を口にしている。
だからこそ、本当の家族よりも兄弟らしく仲がいいのだ。
スザクからの約束の手前、ライに言えるはずもなく、ただ困ったようにセシルは微笑んで朝の朝食の支度へと移った。
キッチンで並ぶスザクとセシルにライは無言で目を向けていた。
笑っているスザクもいつも通りだけど、今日はなんだかよそよそしい感じに見え、遠くに感じてしまい顔を伏せる。
スザクと喧嘩したわけでもないので、単なる気のせいだと思いたかった。
その不安が現実となると思うまでもなかった。
続く
白い空間の中で、ただうつろに見つめたライの顔を覗き込むように声をかけてくる誰か。
その相手の顔は、逆光で見えなかった。まだそれさえも、思い出していないのかもしれない。
ここが、どんなところかを、自分存在の意味を。
あの日から、忘れている。
君へ ブルースター
朝、小鳥の囀る音に目を覚ます。
乾いた音を立て柔らかな銀色の髪が揺れる。開いた大きな瞳は澄んだ銀色で、上半身を起こすようにして部屋を見渡す。
違和感を覚えたのが、隣に寝ていたはずのスザクがいなかったからだった。
隣にいたはずのシーツはまだぬくもりがあった。
早起きな方ではないスザクがライよりも先に起きてるのは珍しいことだった。
「?」
目をこするようにしてライは首を傾げる。
二階へと降りて人の声のするリビングへと向かうと、既に家族が揃っていた。
いつもなら、研究室にこもってるはずのロイドまでいて、ソファで新聞紙を読み広げているのが映る。
スザクとセシルが話している姿がとらえ、ライの白い手がドアノブへとかかる。
「俺・・・から、ライ・・・は内緒に」
途中途中聞き取れなかったものの、隠し事のように言ったスザクへと、扉を開けたライはそのまま立ち止まる。
ニコニコと頷いていたセシルから、視線をライへと向けたスザクは何か慌てたように
「あ、ライおはよう。母さん、俺も手伝うよ!」
セシルが引き止める間もなくキッチンに向かったスザク、その行動が怪しく思ったのだが、何より先ほどの言葉が引っかかった。
ライには自分に隠し事をすると怒るのに、スザクもライには隠し事をしないで何でも話すと口にしていたのにだ。
だけど、拾われてからも大事な記憶がまだ戻ってないまま居候して家族として迎えられてるライは、スザクに聞いく事さえ躊躇いながらも、心は寂しさで揺れていた。
近づいてきたライにセシルも顔を向けて挨拶するのだけど、一緒に過ごしてきてから少しずつライの表情や雰囲気からふとした変化に気付けるまでになっていた。
「あら、ライ君。元気がないみたいだけど」
セシルが普段どおり穏やかな口調で問いかけるが、綺麗な作り物の人形に見える程無表情であるのだが、伏せた視線がどこか寂しさを湛えて暗かった。
「えっ」
しかし、椅子に腰掛けたライはそれを隠すように小さく笑ってなんでもないという表情を見せる。
あまり大人に心配されることに慣れていないのか、大人びたところのあるライはこうして時折言葉を飲み込んでしまう。
それも、生きてきた彼の身につけた癖なのだと今ではわかる。
しかし、スザクに指摘されてからは、唯一スザクにだけは本音を口にしている。
だからこそ、本当の家族よりも兄弟らしく仲がいいのだ。
スザクからの約束の手前、ライに言えるはずもなく、ただ困ったようにセシルは微笑んで朝の朝食の支度へと移った。
キッチンで並ぶスザクとセシルにライは無言で目を向けていた。
笑っているスザクもいつも通りだけど、今日はなんだかよそよそしい感じに見え、遠くに感じてしまい顔を伏せる。
スザクと喧嘩したわけでもないので、単なる気のせいだと思いたかった。
その不安が現実となると思うまでもなかった。
続く
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