コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2010/05/09 (Sun)
夢を奏でし異形の者
『(台本どおりに進んでないけど、こんなんでいいのか?何か違う脚本を目の前に置かれたけど)朝を迎え、夜通し外で見張りをしていた桃・・・C.C.の番犬じゃなくて、ライの元に声がかかった』
C.C.「周辺の様子は」
ライ「はい。今のところ、無害な獣や妖怪などは数匹見かけただけ、匂いを辿るかぎりでも追っ手の姿は見当たらないようです」
C.C.「そうか。これが好機と思っても良いのかと迷うものだな」
何を思ってかしんみりと呟いたC.C.は目を伏せるように地面を見つめ、その表情を伺い見たライは、
ライ「C.C.様」
C.C.「けれど、お前を連れてきた私が立ちどまるのはまだ先になってからだろう。ライ、これから先の覚悟はあるか」
ライ「イエス・マイ・ロード」
C.C.「聞くまでもなかったか」
頭を下げるようにしかし意志を曲げないライに、少し安心したようにC.C.が微笑む。
C.C.「夜通しの労いだ。手を出せ」
素直に従ったライの手の上に、黍団子を乗せた。
二人が同行するようになった理由を知らないリヴァルは、
天の声『(えっそこで!?ってか黍団子、もう常備してるの。というか、二人の間に何があったんだ。追っ手がとかいってたし気になるよな)突然訪れたC.C.を快く迎えたお爺さんとお婆さんは、見慣れない格好の二人に興味がわき、影で盗み見をしているのだった』
ミレイ「服よりも、あの二人怪しいわね」
「ミレイちゃん、そんなこそこそっと見ちゃ駄目だよ」
「二ーナも気になってるんでしょ」
ニーナ「それは」
ミレイ「隠さない隠さない」
照れるように俯いたニーナに、ミレイはからかうように笑っていた。
天の声『 とにもかくにも、一晩の恩に家事をした二人(ほとんどライがやってたけど)お爺さんお婆さんに見送れ旅へと出ることになった。(台本と大きく変更してるけどこの後どうなるんだよ)』
ニーナ「ミレイちゃん、此処で私達の出番終わりだと思うと寂しいね」
ミレイ「そうよね。もっとお爺さんとお婆さんの波乱万丈な日常とか二人がくつっくまでになった馴れ初めとか階層でいくらでも入れられるのにね」
天の声『それはお爺さんとお婆さんが主役でない限りは無理ですよ。今は、桃太郎・・・といいますか、彼女が主役なんですから』
ミレイ「知ってるわよ。ところで、リヴァル。今は天の声なんだから普通に登場人物と会話してないで、ちゃんと役目果たしなさいよ」
ニーナ「うん。頑張ってくださいね」
二人に応援され、リヴァルは照れ隠しのように笑うのだが、
天の声『あはは、そうですよね(会長もニーナも結構台本どおりやってない気がするけど)ナレ頑張りますよ』
緑のただ広いけれど、人道もあるのどか風景を歩いていくと、C.C.ではなくライが何かを視線に留める。
付き従うように護衛していたライの姿がなく、少しはなれた場所で立ち止まってるライに呼びかける。
C.C.「どうした?」
見つめるライの視線を追いかけるように見つめると、草に隠れるように頭が見えた。
誰かがいき倒れるのがわかるのだが、これは何度となく見てきたことで珍しくはなかった。
目的を果たす為に先に行きたかったC.C.は、気になっているライに
C.C.「私は先に行くぞ」
ライへと一瞥して、先へと歩いていく。背中に感じるライの視線が、投げかけるようで、
C.C.「確認し終えたら戻って来い」
ただそう残すと、ライは動いた。相変わらず行動が早い。それも、自分よりも誰かを優先するときは特に。
城で珍しい生き物が飼われていると聞いたのは、賑やかな町に出たときだった。
元から、城へと忍び込むつもりだったC.C.は少しその顔を見てやろうと興味を覚えたのが始まりだった。
町を見る限りでは、裕福に見えるけれど、それでも立ち並ぶ店から農家へと移ると姿を変える。貧富の差は激しく城に住まう殿は権力を振りかざし、土地を与える代わりに庶民から根こそぎ、育てた物資を貰い恩恵に与る。
そうして、食べ物や衣服に困らない生活を送る反面、農民や漁師達はほそほぞと満足に三食も食べられる事のない環境で暮らしていた。
その頃のC.C.は雇われで、城に潜入し宝を奪い取ったのだが、その最中、手足を鎖でつながれ首輪には電気で強制的に人の下の従うように番犬となりさがった獣に出会った。
それが美しくも珍しい色を持ったライだった。
身体に傷はないものの、あまりいいとはいえない環境に置かれ、それでも生きようと贖うかのように牙をむき出すライへと、無言で剣を振りかざした。
C.C.「後はお前の好きに生きろ。でなければ、私がお前の新しい主人となってやろう」
断ち切られた鎖にライは呆然と見つめ返す。しかし、城に入った侵入者を見逃すほどに甘くはなく、複数の足音が近づき、C.C.は逃げ去った。その後を一匹の獣がついてきていると気づいていても。
遠く逃げても発信機のついた首輪から逃れられなかったが、ライの方が力があることは明白で、首輪を壊した。
人間に対してうらみはあり追っ手を怯ませるくらいの迫力のある目付きだったが、襲い掛かるのをとめたのは飼い主ではなくC.C.だった。
C.C.「お前のその力は今は温存しておけ。私のために」
ライの代わりに追っ手を倒したC.C.のその戦いを見た後で、
「そういえば、お前の名前まだ聞いてなかったな」
戦いを終えたC.C.がライへと振り返ってそういうと、
「名は、ライと申します。我が君」
C.C.の前で忠誠を誓うように地面に片膝をつき頭を下げたライから、
「C.C.だ」
顔をあげたライに、C.C.は目を細めて、
「これからは、そう呼べ」
「はい、C.C.様・・」
そうして二人は共に旅をすることになったのだけれど、ライが人に対して警戒も恐れも反抗もないのは、共に過ごしてきたC.C.が少しずつライに備えわっていた本当の性格を戻していったからだった。
人に牙を向くのではなく、人にやさしくなれる獣へと生まれ変われることをC.C.によって教えられたのだ。
続く
拍手ありがとう!お相手アンケートありがとうございます。結果により、
ギアス寸劇 桃太郎パロ 第二話
主役C.C. ミレイ&ニーナ、老夫婦役 ナレ、リヴァル
C.C.×ライよりです。
お話は、続きからになります。
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ギアス寸劇 桃太郎パロ 第二話
主役C.C. ミレイ&ニーナ、老夫婦役 ナレ、リヴァル
C.C.×ライよりです。
お話は、続きからになります。
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夢を奏でし異形の者
『(台本どおりに進んでないけど、こんなんでいいのか?何か違う脚本を目の前に置かれたけど)朝を迎え、夜通し外で見張りをしていた桃・・・C.C.の番犬じゃなくて、ライの元に声がかかった』
C.C.「周辺の様子は」
ライ「はい。今のところ、無害な獣や妖怪などは数匹見かけただけ、匂いを辿るかぎりでも追っ手の姿は見当たらないようです」
C.C.「そうか。これが好機と思っても良いのかと迷うものだな」
何を思ってかしんみりと呟いたC.C.は目を伏せるように地面を見つめ、その表情を伺い見たライは、
ライ「C.C.様」
C.C.「けれど、お前を連れてきた私が立ちどまるのはまだ先になってからだろう。ライ、これから先の覚悟はあるか」
ライ「イエス・マイ・ロード」
C.C.「聞くまでもなかったか」
頭を下げるようにしかし意志を曲げないライに、少し安心したようにC.C.が微笑む。
C.C.「夜通しの労いだ。手を出せ」
素直に従ったライの手の上に、黍団子を乗せた。
二人が同行するようになった理由を知らないリヴァルは、
天の声『(えっそこで!?ってか黍団子、もう常備してるの。というか、二人の間に何があったんだ。追っ手がとかいってたし気になるよな)突然訪れたC.C.を快く迎えたお爺さんとお婆さんは、見慣れない格好の二人に興味がわき、影で盗み見をしているのだった』
ミレイ「服よりも、あの二人怪しいわね」
「ミレイちゃん、そんなこそこそっと見ちゃ駄目だよ」
「二ーナも気になってるんでしょ」
ニーナ「それは」
ミレイ「隠さない隠さない」
照れるように俯いたニーナに、ミレイはからかうように笑っていた。
天の声『 とにもかくにも、一晩の恩に家事をした二人(ほとんどライがやってたけど)お爺さんお婆さんに見送れ旅へと出ることになった。(台本と大きく変更してるけどこの後どうなるんだよ)』
ニーナ「ミレイちゃん、此処で私達の出番終わりだと思うと寂しいね」
ミレイ「そうよね。もっとお爺さんとお婆さんの波乱万丈な日常とか二人がくつっくまでになった馴れ初めとか階層でいくらでも入れられるのにね」
天の声『それはお爺さんとお婆さんが主役でない限りは無理ですよ。今は、桃太郎・・・といいますか、彼女が主役なんですから』
ミレイ「知ってるわよ。ところで、リヴァル。今は天の声なんだから普通に登場人物と会話してないで、ちゃんと役目果たしなさいよ」
ニーナ「うん。頑張ってくださいね」
二人に応援され、リヴァルは照れ隠しのように笑うのだが、
天の声『あはは、そうですよね(会長もニーナも結構台本どおりやってない気がするけど)ナレ頑張りますよ』
緑のただ広いけれど、人道もあるのどか風景を歩いていくと、C.C.ではなくライが何かを視線に留める。
付き従うように護衛していたライの姿がなく、少しはなれた場所で立ち止まってるライに呼びかける。
C.C.「どうした?」
見つめるライの視線を追いかけるように見つめると、草に隠れるように頭が見えた。
誰かがいき倒れるのがわかるのだが、これは何度となく見てきたことで珍しくはなかった。
目的を果たす為に先に行きたかったC.C.は、気になっているライに
C.C.「私は先に行くぞ」
ライへと一瞥して、先へと歩いていく。背中に感じるライの視線が、投げかけるようで、
C.C.「確認し終えたら戻って来い」
ただそう残すと、ライは動いた。相変わらず行動が早い。それも、自分よりも誰かを優先するときは特に。
城で珍しい生き物が飼われていると聞いたのは、賑やかな町に出たときだった。
元から、城へと忍び込むつもりだったC.C.は少しその顔を見てやろうと興味を覚えたのが始まりだった。
町を見る限りでは、裕福に見えるけれど、それでも立ち並ぶ店から農家へと移ると姿を変える。貧富の差は激しく城に住まう殿は権力を振りかざし、土地を与える代わりに庶民から根こそぎ、育てた物資を貰い恩恵に与る。
そうして、食べ物や衣服に困らない生活を送る反面、農民や漁師達はほそほぞと満足に三食も食べられる事のない環境で暮らしていた。
その頃のC.C.は雇われで、城に潜入し宝を奪い取ったのだが、その最中、手足を鎖でつながれ首輪には電気で強制的に人の下の従うように番犬となりさがった獣に出会った。
それが美しくも珍しい色を持ったライだった。
身体に傷はないものの、あまりいいとはいえない環境に置かれ、それでも生きようと贖うかのように牙をむき出すライへと、無言で剣を振りかざした。
C.C.「後はお前の好きに生きろ。でなければ、私がお前の新しい主人となってやろう」
断ち切られた鎖にライは呆然と見つめ返す。しかし、城に入った侵入者を見逃すほどに甘くはなく、複数の足音が近づき、C.C.は逃げ去った。その後を一匹の獣がついてきていると気づいていても。
遠く逃げても発信機のついた首輪から逃れられなかったが、ライの方が力があることは明白で、首輪を壊した。
人間に対してうらみはあり追っ手を怯ませるくらいの迫力のある目付きだったが、襲い掛かるのをとめたのは飼い主ではなくC.C.だった。
C.C.「お前のその力は今は温存しておけ。私のために」
ライの代わりに追っ手を倒したC.C.のその戦いを見た後で、
「そういえば、お前の名前まだ聞いてなかったな」
戦いを終えたC.C.がライへと振り返ってそういうと、
「名は、ライと申します。我が君」
C.C.の前で忠誠を誓うように地面に片膝をつき頭を下げたライから、
「C.C.だ」
顔をあげたライに、C.C.は目を細めて、
「これからは、そう呼べ」
「はい、C.C.様・・」
そうして二人は共に旅をすることになったのだけれど、ライが人に対して警戒も恐れも反抗もないのは、共に過ごしてきたC.C.が少しずつライに備えわっていた本当の性格を戻していったからだった。
人に牙を向くのではなく、人にやさしくなれる獣へと生まれ変われることをC.C.によって教えられたのだ。
続く
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