コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2010/05/03 (Mon)
愛しくってしょうがない
バイクで登校。いつものようにクラブハウス玄関前へと滑り込むように到着する。
いつもの光景。いつもの景色。そして・・・ヘルメットを取る間に隣に立つ彼女がそっと覗き込む。銀色の長い髪を揺らして風に乗ってふわりと甘い香りが漂うのに、リヴァルの頬は緩みまくり。
「おはよう。リヴァル」
「ライを待たせたくなくてさ、早めに来た」
思わず素直にそういうと、人形のような無表情な顔が何かに気づいたように僅かに和らいで、口から綺麗な顔に似合った凛とした涼やかな声がこぼれる。
「また夜更かしていたのか」
「えっ、何で」
「目の下に隈がついてる。バイトもいいけれど無理はするな」
リヴァルヘと姿勢を屈めたまま、気遣うような口調と共に視線を向けて、ちょっとだけ困ったように笑う。それだけで嬉しかった。
「ライ」
感極まって抱きついてしまったリヴァルを、ライが身じろぐが、特別嫌というほどの抵抗ではなかった。
「リ、りヴァル。おい」
戸惑いを浮かべるライの気も知らず、その小さな身体を抱きしめたまま、肩口に顔をうずめて、頬を摺り寄せながら、リヴァルは、
「はぁ~。このまま、しばらくこうしたい」
「リヴァル。・・・・その、皆の目もあることだから、まずは学校に」
大胆な行動に焦っているらしく、周囲へと視線を向けて誰もまだいないことにほっとしつつ、空気を変えるように
「えー大丈夫だって。それに、ライ以外誰もいないじゃん」
「今はそうだが、此処はクラブハウスの前だから、人が通らないことは」
どさっと頭の衝撃が走り、リヴァルがうずくまる。何かが投げつけられたりだが、地面には鞄が落ちてあり、投げた視線の先には怒ったカレンがこちらへと向かっていた。
「何してるの?こんなところで」
「カレン・・・」
名を呟いたライではなく、カレンが言った先にいたのはリヴァルだった。
「あんたね。恋人同士なのは知ってるけど、朝からこんな人の目もあるところで、状況を見なさいよ」
「いってー、朝からって、そんないくら羨ましいからって鞄をぶつける事は」
「なっ!?」
頬を赤く染めたまま激しく反論するカレンの近くで、地面に落ちた鞄を拾い上げ丁寧に砂を払うと、ライが二人の間に入り込む。
「カレン。リヴァルもバイトで何かと疲れていて少し休憩も必要だ。僕も注意しておくから、今日のところは多めに見ておいてくれないか」
ライから差し出された鞄を受け取り、カレンは、庇うように真面目な顔でカレンを見つめるライと、その後ろで反省の色も見えないリヴァルを交互に見つめ、呆れたようにため息をこぼすと、
「・・ライに免じて今日は見逃してあげるけど、次ぎ見かけたら鞄で済まさないから」
巣の自分を出すようになってから、勝気さが増し手を上げたカレンに、リヴァルが反応するように腕で顔を庇う。
ライの友人というより、お姉さんのような物言いでライと一言二言朝の挨拶を済ませると、その場を後にした。
「気持ちがわからないでもないけど、浮かれたくなるんだよな。どうしても」
カレンの背中を見たリヴァルはぼそりと口にした言葉をライが拾う。、
「リヴァル?」
「はしゃぎすぎてたことは反省します」
言葉つきで頭を一礼したリヴァルに、ライは名前を呼ぶ。
「リヴァル・・・」
「でも、カレンがいないところでは、いちゃつこうな」
ニカッと屈託なく笑うリヴァルは、やはり惚気て調子づいていた。
「いちゃつく? とは何だ?」
聞きなれない単語をライは、真剣に聞き返す。リヴァルよりも背が低く、見上げる目線で小首をかしげているのは
小動物のようで可愛らしく、リヴァルは、つい笑みをこぼした。
「さっきみたいに抱きしめたり、あっライからでも抱きついたりキスしたりしてくれると俺もその、嬉しいけど」
いいながら後半恥ずかしくなって、後ろ頭をかくリヴァルに、ライも目を伏せたようにだまる。
「・・・・」
リヴァルの照れ笑いが移ったのか、ライの白い頬が朱に染まる。困らせたいわけではなくて、誤魔化すように
「せっかく早く来たのに、二人揃って遅刻はしたくないだろうし、さっさと行こうか」
慌てて歩き出したリヴァルの手を細い手が掴む。
「すぐには出来ないが。今は、これぐらいなら問題はないだろ」
そっと触れた白い手に、繋ぐようにリヴァルが握り返すと、顔をあげたライが小さく笑った。
また抱きつきたくなったけど、このままここにいると、今度はルルーシュやロロから何か言われそうなので、バイクを置いたまま一緒に学校へと登校した。
その間だけ、手を繋いだまま二人並んで歩いた。
終わり
バイクで登校。いつものようにクラブハウス玄関前へと滑り込むように到着する。
いつもの光景。いつもの景色。そして・・・ヘルメットを取る間に隣に立つ彼女がそっと覗き込む。銀色の長い髪を揺らして風に乗ってふわりと甘い香りが漂うのに、リヴァルの頬は緩みまくり。
「おはよう。リヴァル」
「ライを待たせたくなくてさ、早めに来た」
思わず素直にそういうと、人形のような無表情な顔が何かに気づいたように僅かに和らいで、口から綺麗な顔に似合った凛とした涼やかな声がこぼれる。
「また夜更かしていたのか」
「えっ、何で」
「目の下に隈がついてる。バイトもいいけれど無理はするな」
リヴァルヘと姿勢を屈めたまま、気遣うような口調と共に視線を向けて、ちょっとだけ困ったように笑う。それだけで嬉しかった。
「ライ」
感極まって抱きついてしまったリヴァルを、ライが身じろぐが、特別嫌というほどの抵抗ではなかった。
「リ、りヴァル。おい」
戸惑いを浮かべるライの気も知らず、その小さな身体を抱きしめたまま、肩口に顔をうずめて、頬を摺り寄せながら、リヴァルは、
「はぁ~。このまま、しばらくこうしたい」
「リヴァル。・・・・その、皆の目もあることだから、まずは学校に」
大胆な行動に焦っているらしく、周囲へと視線を向けて誰もまだいないことにほっとしつつ、空気を変えるように
「えー大丈夫だって。それに、ライ以外誰もいないじゃん」
「今はそうだが、此処はクラブハウスの前だから、人が通らないことは」
どさっと頭の衝撃が走り、リヴァルがうずくまる。何かが投げつけられたりだが、地面には鞄が落ちてあり、投げた視線の先には怒ったカレンがこちらへと向かっていた。
「何してるの?こんなところで」
「カレン・・・」
名を呟いたライではなく、カレンが言った先にいたのはリヴァルだった。
「あんたね。恋人同士なのは知ってるけど、朝からこんな人の目もあるところで、状況を見なさいよ」
「いってー、朝からって、そんないくら羨ましいからって鞄をぶつける事は」
「なっ!?」
頬を赤く染めたまま激しく反論するカレンの近くで、地面に落ちた鞄を拾い上げ丁寧に砂を払うと、ライが二人の間に入り込む。
「カレン。リヴァルもバイトで何かと疲れていて少し休憩も必要だ。僕も注意しておくから、今日のところは多めに見ておいてくれないか」
ライから差し出された鞄を受け取り、カレンは、庇うように真面目な顔でカレンを見つめるライと、その後ろで反省の色も見えないリヴァルを交互に見つめ、呆れたようにため息をこぼすと、
「・・ライに免じて今日は見逃してあげるけど、次ぎ見かけたら鞄で済まさないから」
巣の自分を出すようになってから、勝気さが増し手を上げたカレンに、リヴァルが反応するように腕で顔を庇う。
ライの友人というより、お姉さんのような物言いでライと一言二言朝の挨拶を済ませると、その場を後にした。
「気持ちがわからないでもないけど、浮かれたくなるんだよな。どうしても」
カレンの背中を見たリヴァルはぼそりと口にした言葉をライが拾う。、
「リヴァル?」
「はしゃぎすぎてたことは反省します」
言葉つきで頭を一礼したリヴァルに、ライは名前を呼ぶ。
「リヴァル・・・」
「でも、カレンがいないところでは、いちゃつこうな」
ニカッと屈託なく笑うリヴァルは、やはり惚気て調子づいていた。
「いちゃつく? とは何だ?」
聞きなれない単語をライは、真剣に聞き返す。リヴァルよりも背が低く、見上げる目線で小首をかしげているのは
小動物のようで可愛らしく、リヴァルは、つい笑みをこぼした。
「さっきみたいに抱きしめたり、あっライからでも抱きついたりキスしたりしてくれると俺もその、嬉しいけど」
いいながら後半恥ずかしくなって、後ろ頭をかくリヴァルに、ライも目を伏せたようにだまる。
「・・・・」
リヴァルの照れ笑いが移ったのか、ライの白い頬が朱に染まる。困らせたいわけではなくて、誤魔化すように
「せっかく早く来たのに、二人揃って遅刻はしたくないだろうし、さっさと行こうか」
慌てて歩き出したリヴァルの手を細い手が掴む。
「すぐには出来ないが。今は、これぐらいなら問題はないだろ」
そっと触れた白い手に、繋ぐようにリヴァルが握り返すと、顔をあげたライが小さく笑った。
また抱きつきたくなったけど、このままここにいると、今度はルルーシュやロロから何か言われそうなので、バイクを置いたまま一緒に学校へと登校した。
その間だけ、手を繋いだまま二人並んで歩いた。
終わり
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