偶然も必然も関係なく

ギアス寸劇　桃太郎パロ　第九話
主役C.C.　ライ　ナレ、リヴァル 猿、スザク　雉、ルルーシュ
C.C.×ライよりです。
お話は、続きからになります。



偶然も必然も関係なく




神の声『（台本どおりに読んでるだけだからつっこむなよ）煌びやかな巨大な扉へと向き合ったまま、どう攻め入るべきか思案した太った鳥、（睨むなよ）えっと、ルルーシュは皆に作戦内容を説明しようとしたところ、不言実行のスザクが既にインターホンを押しているのに驚きの顔をするのだった』



スザク「あれ、ルルーシュ。どうしたんだい？　そんな顔して」

C.C.「ほうっておけ」



神の声『C.C.の言葉通り、ルルーシュは放置されたものの、中に入ることは早くも叶われるのか、扉が地に響くような大きな音を立てながら開くと中から現れたのは一匹の鬼だった』



？「ようこそ。楽園の鬼が島へ。貴方を待ってました・・・ちゃ」



神の声『虎縞？のビキニの上に、短パンにブーツスタイルのまま、笑顔を返した赤髪の鬼、カレンはその光景に固まった。鬼が島に人など一人も来たこともないのもあるのだが、何より男性専門のお店に女性客が来るのが珍しかったのだ。しばし互いを物珍しさに見合った後で、先に口を開いたのは』


C.C.「お前は、・・・恥ずかしくないのか？」

カレン「恥ずかしい？　見ればわかるでしょ。好き好んで、こんなことやりたくってやってるわけじゃないのよ!」

C.C.「ほう、それにしては手馴れた接客態度だったが」


神の声『何故か女性二人の言い合い。C.C.の方はどこかからかいを含んだ口調だったのだが、他の三匹は主の出方をとりあえず伺うことにしていた』


カレン「しょーがないじゃない。こっちは仕事で、ってあんた達客じゃないわよね。どー見ても」


神の声『ようやく、本来の仕事に戻ってはいるものの、C.C.達が店を楽しみにきたお客とは違い、旅の身なりに武器を持っている姿は、とても客とは思えなかったが、C.C.が片手を腰にあて実にえらそうな物言いで返す』


C.C.「当然だ。私がわざわざピザのない店に金を払うと思うか」

カレン「何か判断基準が偏ってるけど・・・残念ね。私は此処の門番でもあるの。客ではないあなたたちをこの先通すほど甘くはないのよ!」


神の声『さっきの笑顔を一変して、カレンは隠し持っていたナイフを取り出し、C.C.へと向けるのだが、彼女は怯んだ様子もなく』


C.C.「私に戦いを挑むとは愚か者だな。まあ、いい相手にしてやろう。ライ、まずはお前が行け」


神の声『ライという名前が出た途端に、早くもライは忠実な犬らしくC.C.を守備するかのようにカレンの前に出てきた』


カレン「言ったあんたが戦いなさいよ!。って、ライ？。貴方、本当にライなの？」

ライ「・・・」


神の声『顔見知りであるような口調でライを見つめるカレンの目は、ライの存在動揺を見せる。けれど、ライのほうはカレンと対峙したまま無表情だった』


続く