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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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web拍手にあるのは、女体化ライ小説(絵含む)・現在6種類。女性化ライ・番外 スザク篇話追加


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(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2010/10/25 (Mon)
訪問者様、拍手ありがとうございます
ギアス寸劇 桃太郎パロ 第十三話 
主役C.C. ライ ナレ、リヴァル 猿、スザク 雉、ルルーシュ 赤鬼カレン
C.C.×ライよりです。
お話は、続きからになります。



随従される魔女




ルルーシュ「ライ・・・。何故、赤鬼を射止めなかった。お前の力であれば、適わないことではなかったんじゃないのか」


天の声『見下ろすルルーシュの瞳が、どこが咎めているように感じられ、僅かに怒りを孕んでいるようにも見え、ライは視線を逸らさぬままに立ち上がって、先ほどの自分の行動に疑問が残るように戸惑いを映した目を伏せて言い返した』


ライ「わからない。わからないというのも正当な理由になってはいないが、彼女からは殺意が感じられなく、無益に戦いたいという意志は僕にはなかった。その判断を優先させただけなんだ」

ルルーシュ「・・・全く」


天の声『呆れ声がかった。当然であろう。鬼退治に来たというのに、致命傷を負わせるどころか気絶させただけ。ルルーシュが責めたくなるのも無理はなかったが、ここでルルーシュが離れるきっかけになったとしても、ライにそれを引きとめる言葉はないし、これは自分の判断で決めたことに今更後悔はなかった。無言となるライにルルーシュは嘆息をついていった言葉は意外にも優しいものだった』


ルルーシュ「本当に、お前らしいよ。どこまでも不器用奴だからな」


天の声『差し出した手は殴ることなく、ライの頭へと置かれた。柔らかな髪をなでられライが顔をあげる。ルルーシュは、穏やかに別の熱を持つ感情を含んだその瞳は、優しく細められ、ライへと注がれる。自分を知っているカレンとどこか被るようにその瞳に以前にもどこかで見たような懐かしさをライは感じたのだが、何も思い出せないのが心悲しいものでもあった』


ルルーシュ「門番が手薄になった今は先に行くが、まだ腕は使えるな」

ライ「ああ、勿論だ」

ルルーシュ「上等だ。あの女は既に歩き始めているからな。後を追うぞ」


天の声『口の端を引き上げたルルーシュの後方で、先に歩き始めたC.C.の背を見かけ、ライは急いでその後を追いかけると、その場で片膝を地面につくようにして、頭を下げる』


ライ「C.C.様。お叱りを受ける覚悟で申します。主に委ねられた判断とはいえ、本来の鬼退治の目的を優先すべくときに、自己の意思で勝敗の付かぬ決断をしたこと、この場で謝罪させてください」


天の声『立ち止まったC.C.だったが、そのままライに告げることなく一、二歩進んだところで、背中を向けたまま立ち止まった』


C.C.「何を謝っている。ピザがないようなら、先に行くぞ」

ライ「C.C.様?」

C.C.「お前に決めさせたのは、私だ。その命令の上で動いた。違うか?」


天の声『C.C.は、口端に笑みを深く刻むようにして訊ねるC.C.に、ライは少し驚いたように顔をあげた』


C.C.「鬼退治なり何なり、先に済ませて、とっととピザを食いに行くぞ。ライ」

ライ「C.C.様・・・。お供いたします」


天の声『再び、歩き始めたC.C.に、ブンブンと犬らしく喜びに尻尾を振るわせたまま、付いて行くライを見ていた残りの二匹は言い知れぬ複雑な表情を浮かべて、二人を見ていた』


スザク「やっぱり、彼女のほうに分配が上がるわけだね」


天の声『ライの最優先はやはり主である、C.C.らしく、態度で見てもわかるほどに二人の仲は深いことを旅先で知って言ったスザクは、自分はこれからどうやっても適わないんだろうなと苦笑を浮かべていた。その隣でルルーシュは眉を寄せる』


ルルーシュ「ああ、そうだな。あんなに尻尾を震わせて、俺さえも想定外な行動を起こすあのライを、よくあそこまで手懐けたものだと褒めてやりたいところだ」

スザク「君は、最初にあったときからもそうだけど、ライとは昔からの知り合いなのかい?」


天の声『ふと、疑問が浮かび訊ねたスザクへと、視線を向けたルルーシュは』


ルルーシュ「昔、ああ。だが、現在進行形では違うようだ」


天の声『戻れぬ追憶を浮かべ、少しだけ自嘲するように口をゆがめるルルーシュに、スザクは不思議そうに首を傾げた。彼渡来の関係も気になるところだが、まだ目的は果たせてない今、先に優先すべきことを行動で表すように二人の後を追うスザクに、遅れてルルーシュも追いかけた。その後、目を覚ましたカレンが、仕返しに来たと思いきや、どういう風の吹き回しか、案内すると自ら申し出たことには四人とも驚きのほうが大きかったのだった』

続く

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