コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★ お気に入り
★2010/10/28 (Thu)
本当のことだけ教えてあげない
ノックをして扉を開くと、小さな家の室内は暖かな空気に包まれた雰囲気で物が一部密集したように尾かけてはいるものの、神楽耶の見慣れた綺麗な部屋だった。
それに目を向ける間もなくきょろきょろと何かを探している神楽耶にエプロン姿の女性、セシルが声をかける。
「あら、神楽耶。また天子へのお見舞いかしら?」
「えっ?ああ、ええ、今日は新しい友達を連れてきたので、その天子とも仲良くなれるのではないかと思いまして」
「まあ、それではもう一人分お菓子を用意しないといけませんね」
お菓子と聞いて思い出したのは、セシル特製の奇妙なデザート。味も可笑しなもので、美味しいとは程遠いのではあったが、心遣いだけはちゃんと食べているのだが、好き好んではいなかった。
「お、お気になさらず。挨拶するだけで、すぐに帰りますので」
「そう?」
残念ね。また新しいデザートを考えたから食べてもらおうと思ったのだけど、とセシルから意味深な言葉が聞こえたが、とりあえず今の目的はライをうちに入れることなので、それを聞き流すことにした。
多少苦笑を浮かべて、
「あの、それで友達をそこまで連れてきたのはいいのですけど、ちょっとしたハプニングにあってしまい、衣装がずぶぬれなので洋服をお借りできればお願いしようと」
「まあ、風邪をひかれては大変ね。外で待たせてあるのも心配だから、その子を此処に連れてきなさい。着替える服は用意してあげるから」
「ああ、いえ、その子極度の恥ずかしがりで私以外の人だとどうしても上手く喋れないので、服だけお借り出来れば後は洗って必ず返します」
「そう。恥かしがりやさんならしょうがないけど、外で着替えるのはさずかに抵抗があるんじゃないかしら」
「それならご心配なく!。とっておきの場所は確保してありますので」
「そうね。洗濯途中だから服は少ないけど、ところで、そのこはどんな子なのかしら?身長とか体型とかわかって他方が服を選びやすいと思うんだけど」
「あっと、なるべく大きめのサイズでお願いします」
「結構大きな子なの」
「はい。そうなんです」
「困ったわね。大きいサイズといっても、女の子であったかしら。おばあちゃんの寝巻きぐらいならゴムがきいてるから大丈夫だと思うのだけど、さすがにそれを着せるわけには」
「それで構いません。後、髪もぬれているので大きめの帽子もお借りしたいんですけど」
そうして、借りたおばあちゃんの寝巻きをライに渡して、それに着替えてと神楽耶は急かすように言った。
何の冗談なのかと渡された服に戸惑いつつも、あまりに真剣な神楽耶に押されるようにして上からそれを着た。
広がった長めのネグリジェがいい具合に、ライのフサフサの尻尾を隠し、耳を大きめな帽子に隠すようにしてしまいこむ。
どっからどー見ても、人間と思える仮装へと変化したライに、身長は隠せないけど、喋れなければ大丈夫だと決意を改め頷いた神楽耶は、何か使命を果たそうと奮闘しているように見えた。
恥かしがりやで神楽耶以外の人と上手く喋れないから、聞かれても頷くか首を横に振るだけにしてと妙な設定を押し付けられ、ライは手を引かれるようにして人の家に入るのだった。
続く
ノックをして扉を開くと、小さな家の室内は暖かな空気に包まれた雰囲気で物が一部密集したように尾かけてはいるものの、神楽耶の見慣れた綺麗な部屋だった。
それに目を向ける間もなくきょろきょろと何かを探している神楽耶にエプロン姿の女性、セシルが声をかける。
「あら、神楽耶。また天子へのお見舞いかしら?」
「えっ?ああ、ええ、今日は新しい友達を連れてきたので、その天子とも仲良くなれるのではないかと思いまして」
「まあ、それではもう一人分お菓子を用意しないといけませんね」
お菓子と聞いて思い出したのは、セシル特製の奇妙なデザート。味も可笑しなもので、美味しいとは程遠いのではあったが、心遣いだけはちゃんと食べているのだが、好き好んではいなかった。
「お、お気になさらず。挨拶するだけで、すぐに帰りますので」
「そう?」
残念ね。また新しいデザートを考えたから食べてもらおうと思ったのだけど、とセシルから意味深な言葉が聞こえたが、とりあえず今の目的はライをうちに入れることなので、それを聞き流すことにした。
多少苦笑を浮かべて、
「あの、それで友達をそこまで連れてきたのはいいのですけど、ちょっとしたハプニングにあってしまい、衣装がずぶぬれなので洋服をお借りできればお願いしようと」
「まあ、風邪をひかれては大変ね。外で待たせてあるのも心配だから、その子を此処に連れてきなさい。着替える服は用意してあげるから」
「ああ、いえ、その子極度の恥ずかしがりで私以外の人だとどうしても上手く喋れないので、服だけお借り出来れば後は洗って必ず返します」
「そう。恥かしがりやさんならしょうがないけど、外で着替えるのはさずかに抵抗があるんじゃないかしら」
「それならご心配なく!。とっておきの場所は確保してありますので」
「そうね。洗濯途中だから服は少ないけど、ところで、そのこはどんな子なのかしら?身長とか体型とかわかって他方が服を選びやすいと思うんだけど」
「あっと、なるべく大きめのサイズでお願いします」
「結構大きな子なの」
「はい。そうなんです」
「困ったわね。大きいサイズといっても、女の子であったかしら。おばあちゃんの寝巻きぐらいならゴムがきいてるから大丈夫だと思うのだけど、さすがにそれを着せるわけには」
「それで構いません。後、髪もぬれているので大きめの帽子もお借りしたいんですけど」
そうして、借りたおばあちゃんの寝巻きをライに渡して、それに着替えてと神楽耶は急かすように言った。
何の冗談なのかと渡された服に戸惑いつつも、あまりに真剣な神楽耶に押されるようにして上からそれを着た。
広がった長めのネグリジェがいい具合に、ライのフサフサの尻尾を隠し、耳を大きめな帽子に隠すようにしてしまいこむ。
どっからどー見ても、人間と思える仮装へと変化したライに、身長は隠せないけど、喋れなければ大丈夫だと決意を改め頷いた神楽耶は、何か使命を果たそうと奮闘しているように見えた。
恥かしがりやで神楽耶以外の人と上手く喋れないから、聞かれても頷くか首を横に振るだけにしてと妙な設定を押し付けられ、ライは手を引かれるようにして人の家に入るのだった。
続く
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