コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2010/11/04 (Thu)
指を絡めて、寄り添って
「さっきの魔法使いの台詞。もう一度読んでもらえますか?」
どう伝わったのかわからないけれど、拒否することなくライさんはその台詞を読み上げる。
「゛お姫様。貴方の傍に魔法使いはいますよ゛」
「お姫様にとっては、彼は本物の魔法使いなのでしょうね。でも、魔法を疑うお姫様はそれに気づかない。ちょっと切ないですね」
一人ぼっちのお姫様を、影ながらいつも見守り想う身分違いの魔法使いの心情を昔の自分と重ねてしまい、少し音量を下げるようにして呟いた私の言葉が、淋しそうに聞こえたのだろうか。ライさんの手が少しだけ強く握り返すのに私が振り返ろうと顔をあげると。
「ナナリーには、魔法使いは見えるかい」
見守ってくれる人か支えてくれる人が自分を大切に想ってくれる人か誰を指すのか。
昔ならはっきりとお兄様だと口にしていたのだけど、今はどうしても初めに浮かんでしまう名前があるから、私は振り返って。
「はい。優しい魔法使いさんがすぐ近くに」
「そうか・・・」
「お兄様ではないですよ」
「ああ、わかってる」
いい改める私に、照れたようなライさんの反応が、可愛いなと思いながら私は甘えるように胸に自分の身体を預けた。
支えてくれる優しい手は私の身体を優しく積み込む。 きっと目が見えていたのなら、ライさんは優しい表情で笑っているのかもしれないけど、今はこのままでもいいと思った。
ライさんの鼓動が何より嘘でもなくドキドキしていることが伝わるから。
自惚れでもなく愛し愛されているんだと感じ取れる。
それが心地よい心臓音と重なって静かな二人きりの調べを紡ぐ。
私の魔法使いさん。
ライさんの傍で、大好きになる魔法かけてくださいね。
終わり
「さっきの魔法使いの台詞。もう一度読んでもらえますか?」
どう伝わったのかわからないけれど、拒否することなくライさんはその台詞を読み上げる。
「゛お姫様。貴方の傍に魔法使いはいますよ゛」
「お姫様にとっては、彼は本物の魔法使いなのでしょうね。でも、魔法を疑うお姫様はそれに気づかない。ちょっと切ないですね」
一人ぼっちのお姫様を、影ながらいつも見守り想う身分違いの魔法使いの心情を昔の自分と重ねてしまい、少し音量を下げるようにして呟いた私の言葉が、淋しそうに聞こえたのだろうか。ライさんの手が少しだけ強く握り返すのに私が振り返ろうと顔をあげると。
「ナナリーには、魔法使いは見えるかい」
見守ってくれる人か支えてくれる人が自分を大切に想ってくれる人か誰を指すのか。
昔ならはっきりとお兄様だと口にしていたのだけど、今はどうしても初めに浮かんでしまう名前があるから、私は振り返って。
「はい。優しい魔法使いさんがすぐ近くに」
「そうか・・・」
「お兄様ではないですよ」
「ああ、わかってる」
いい改める私に、照れたようなライさんの反応が、可愛いなと思いながら私は甘えるように胸に自分の身体を預けた。
支えてくれる優しい手は私の身体を優しく積み込む。 きっと目が見えていたのなら、ライさんは優しい表情で笑っているのかもしれないけど、今はこのままでもいいと思った。
ライさんの鼓動が何より嘘でもなくドキドキしていることが伝わるから。
自惚れでもなく愛し愛されているんだと感じ取れる。
それが心地よい心臓音と重なって静かな二人きりの調べを紡ぐ。
私の魔法使いさん。
ライさんの傍で、大好きになる魔法かけてくださいね。
終わり
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