コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2010/10/31 (Sun)
手を伸ばした先にあるもの
最近、ライさんに疲労が見えるのを、言葉越しに感じながらも、お兄様と同じように私に対して気を配っているのかと、思うだけで、私の心はちくりと痛んだ。
何かを隠しているのだけライさんからは何も言わない。
お兄様も心配ないというだけで、はぐらかすことが、私の事を思って何もいえなくなる。
ちょっと困った顔をされることが何により私自身がそんな顔をさせて欲しくはないから。
もっと自分の気持ちを押し出して、甘えたくなるのだけど、みんなの傍で支えられている自分が何も出来ないのも嫌だから、私は少しだけ気丈を張って微笑む。
だけど、少しの間だけ、恋人であるライさんとのひと時の時間は寂しさを隠すものではなく、本当に嬉しいものだから、私はその時間を大切にする。
「ライさん。今日、新しい本を咲世子さんに頂いたのですけど、読んでもらえませんか?」
目が見えない不便もあるけれど、それでも見えない分に見えてくるものがあって、人よりもちょっと近づける距離とか私は幸福に思う。
「ん、絵本かい?」
「いえ、今日は小説なんですけど」
おずおずと恥ずかしげに、本を抱えて見せた私に、ライさんの答えは私を喜ばせるものだった。
「わかったよ」
ライさんに会ったばかりのころ、誰かを重ねたような妹に接するように優しく接する事に同士だろうと疑問を持っていた。
咲世子さんの話を聞くには、ライさんのイメージは私とって触れてはならない儚げな存在。
花のようにすぐにでも手折ってしまえば、その瑞々しくも美しい花びらが散ってしまうような人だと最初は思っていた。
不思議にもどこかお兄さんと同じ空気を持っているけれど、話すうちにライさん特有の空気に気づく。
それは涼やかな風のような温かな日差しのようなとても落ち着くもので、ライさんが変わりゆくうちに、いつの間にか私の心にその暖かさが流れ込んで、この気持ちが友愛でもなく異性として好きになっていた。
心の奥底に引っかかるようなくすぐったいような不思議な感覚。
スザクさんやお兄様と話すとき違う感覚がライさんが連れてきたんだってわかると、私は嬉しくなる。
続く
最近、ライさんに疲労が見えるのを、言葉越しに感じながらも、お兄様と同じように私に対して気を配っているのかと、思うだけで、私の心はちくりと痛んだ。
何かを隠しているのだけライさんからは何も言わない。
お兄様も心配ないというだけで、はぐらかすことが、私の事を思って何もいえなくなる。
ちょっと困った顔をされることが何により私自身がそんな顔をさせて欲しくはないから。
もっと自分の気持ちを押し出して、甘えたくなるのだけど、みんなの傍で支えられている自分が何も出来ないのも嫌だから、私は少しだけ気丈を張って微笑む。
だけど、少しの間だけ、恋人であるライさんとのひと時の時間は寂しさを隠すものではなく、本当に嬉しいものだから、私はその時間を大切にする。
「ライさん。今日、新しい本を咲世子さんに頂いたのですけど、読んでもらえませんか?」
目が見えない不便もあるけれど、それでも見えない分に見えてくるものがあって、人よりもちょっと近づける距離とか私は幸福に思う。
「ん、絵本かい?」
「いえ、今日は小説なんですけど」
おずおずと恥ずかしげに、本を抱えて見せた私に、ライさんの答えは私を喜ばせるものだった。
「わかったよ」
ライさんに会ったばかりのころ、誰かを重ねたような妹に接するように優しく接する事に同士だろうと疑問を持っていた。
咲世子さんの話を聞くには、ライさんのイメージは私とって触れてはならない儚げな存在。
花のようにすぐにでも手折ってしまえば、その瑞々しくも美しい花びらが散ってしまうような人だと最初は思っていた。
不思議にもどこかお兄さんと同じ空気を持っているけれど、話すうちにライさん特有の空気に気づく。
それは涼やかな風のような温かな日差しのようなとても落ち着くもので、ライさんが変わりゆくうちに、いつの間にか私の心にその暖かさが流れ込んで、この気持ちが友愛でもなく異性として好きになっていた。
心の奥底に引っかかるようなくすぐったいような不思議な感覚。
スザクさんやお兄様と話すとき違う感覚がライさんが連れてきたんだってわかると、私は嬉しくなる。
続く
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