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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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web拍手にあるのは、女体化ライ小説(絵含む)・現在6種類。女性化ライ・番外 スザク篇話追加


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★2010/06/13 (Sun)
拍手ありがとう!
ギアス寸劇 桃太郎パロ 第三話
主役C.C. ライ ナレ、リヴァル 猿、スザク
C.C.×ライよりです。
お話は、続きからになります。



幾許かの躊躇





倒れた人ではなく、耳と尻尾のついた猿が地面に転がっていた。

 一瞬死体かと思ったのだが、それにしては肌の血行が良すぎるし、生臭いにおいもしない。
 追っ手にこのような獣はいなかった上に、敵意は感じられなかったのもあるのだが、何より自分と毛色は違えど自分以外の獣を目にしたのはこれがはじめてだったので、ライは歩み寄る。



 草を踏みしめる音でうっすらと目を開いた猿は、ぼんやりとした意識で見上げていた。 

 それが自分を捕まえるものでも危害を加えるものでもないと警戒色を見せなかったのは、ぐうと鳴った御腹のせいもある。

 空腹と歩きつかれもあって倒れたところ、通りかかったのは獣で、視界がぼやけているせいか仲間だと思い、手を伸ばすように助けを求めるが、意識はそこで切れた。


天の声『なぁ、俺の説明必要なのか? え?、ああ、此処から俺な訳ね。えっと、茶色の猿、スザクが火の音に目覚めると、焚き火が視界に入り、スザクは目を瞬かせていた』


スザク「ここは、一体」

C.C.「気づいたようだな」

スザク「君は?」

C.C.「ふんん」


天の声『魚にかぶりつきながら話すので、スザクは当然ながら目を丸くする』


「主人様の代わりにお答えします」

スザク「えっ?」

「君が地面に倒れているところを発見しました。見たところ怪我はないようですが、主のご好意により此処まで連れてきたのです。食べ物を目の前においてありますので、どうぞ召し上がりください。それで当分は空腹に我慢できる量だと思います」


天の声『従者と思わしきライからの丁寧な説明通り、猿は大きな葉っぱに乗せられた果物や魚を目にする。彼女が自分を助け、彼に食べ物を持ってこさせたのかと、C.C.を見返す』


スザク「此処まで、しかも食べ物を、ありがとう」

C.C.「ライ、御幣があるぞ」


天の声『おもむろに口を開いたC.C.にスザクは耳を傾ける』


C.C.「助けたのは私ではなく、その男だ。礼ならそいつに言え。後、早めに寝るからお前は通常通り火の番を頼むぞ」


天の声『若干笑うように、言いたいことだけ口にして、水を飲み川へと出かけたC.C.へライは恭しく頭を下げる』


「イエス・マイ・ロード」


天の声『バチバチと音をはじく焚き火の音にまぎれ、虫の声が少しだけ聞こえだした頃、口を開いたスザクのほうだった』


スザク「君が僕の事を助けてくれたんだね。ありがとう。でも、どうして、あんな言い方を?」


天の声『スザクは、ライとC.C.が自分を知った様子ではないこと見て、少しだけ警戒心を緩めた態度で接してきた』


「C.C.様のご意向がなければ、君は此処にいなかった。あれも間違いではない」


天の声『向けたライの視線の先には、背を向けるようにして横になるC.C.が目に映る。無表情でありながらも、目が幾分か優しそうに細まるのに、先ほどのC.C.の態度を含め、スザクは二人には主従関係以上に深いつながりがあるように感じられた』


スザク「そっか」

「僕からも君に質問してもいいか」

スザク「うん。なんだい?」

「君は・・・何から逃げてきた」


天の声『図星をつかれたようにスザクの表情が変わったのに、ライは見逃さなかった』


スザク「どうして、そう思うんだい?」

「空腹で倒れたのも確かな理由だが、君からは人と火薬の匂いがする。野生の猿ならまずないことだ。何より、身体に残された怪我が君が故意につけたものではないことは一目瞭然だ」

スザク「・・・」

「・・・何か理由がありそうだが、心配はない。敵となり誰かに教える義理もなければ、味方となり君を庇い立てする気もない。だが」


天の声『言葉をとめたライは、正面にいるスザクへと顔を向けると』


「今晩、君は身体を休め、日が昇るころに此処を出れば見なかったことには出来る。その代わり、君も僕達とあった事は他言無用なのが条件であるが」


天の声『少しだけ和らいだその瞳に、スザクは驚いていたのはそれだけではなかった。誰にも言わない代わりに見逃すと、初めてかけられた言葉はスザクの胸を揺るがせた。それがきっかけとなり、スザクはようやく肩の荷を降ろしたような安心感を覚え、つどつどと離し始めた。その明け方、目覚めたライに声をかけたのはC.C.だった』


続く

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