コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2010/07/12 (Mon)
黒の騎士団に共に戦う事となった四聖剣。
藤堂を救うためとはいえ、ゼロに借りを作った結果、幹部となったのだが、その時に出会ったのは一人の男。
「戦闘隊長」との地位につき、ゼロからの信頼も熱いもう一人の片腕と呼ばれるほどの男がどんなものかと、四聖剣は身構えていたのだが、意外にも年若い少年だった。
この少年があの戦いの中にいたのかと思える程、見目麗しくも何処か気品を感じさせる容姿のほか、とても戦いに慣れた者の気迫とは無縁の儚い雰囲気を持っていた。
だからこそ驚いたが、話してみると確かにあの時、あの場にいたのはこの少年、ライなのだと理解は出来た。
ゼロも含め他の騎士団員と馴れ合いの少ない四聖剣にも、礼儀と謙虚さのある態度も至って真面目な性格だと、藤堂を中心にライに関心を寄せていったのも自然なことだった。
「構えは悪くはない。だが、一歩踏み出すときに迷いが身体に出ている。次はそれを踏まえて打ち込んでみろ」
「はい!」
基地内の一つで響くかけ声とぶつかる音、その音を辿るように千葉が向かうと案の定、竹刀を構える二人の男が映る。
背の高い男のほうは厳しくながらも目は喜びを見出したように細め、もう一人の男は真剣な様子で向かい合っていた。
どちらも運動後の爽やかさを交えたように汗をかいていた。
偶に基地内にて、藤堂に剣術の教えを習うライの姿は、まるで師範と弟子のような関係に思え、藤堂も昔を思い出してか幾分か穏やかな顔を見せていることに千葉は嬉しく思い微笑む。
黒の騎士団に合流することになったのは危惧もあったが、ライを通じて黒の騎士団のよさも悪さも見えていき、少しずつだが此処に自分達の立ち居地も徐々にわかってきた。
「藤堂さんもなんだか嬉しそうだよね」
「ああ・・・」
肩越しにぽんと叩かれた手に振り返れば、笑う朝比奈の姿を見る。
普段から自分にも厳しいのだが、ライと接するときの藤堂は部下に見せるものとは違う何処か安心様な顔をするのは、それだけライが信頼するに値するほどの実力があるからなのか、それとも彼特有のか持ち出す雰囲気のせいだろうかと考えてはみるものの、それは藤堂だけでなく自分達も少なからず何かしらの影響を受けてだと知っている。
「渡すのなら、今が絶好のタイミングなんじゃないの」
朝比奈の指し示す方向にと指を辿っていくと、稽古がつけ終わったのか背を向ける藤堂にて一例するライの姿が見えた。
それが、タオルを持ってきた自分に対しての応援なのだと感づいて顔を赤くした千葉は振り返るようにして目を吊り上げる。
「な、何を言っている!」
「タオル持っているのって、誰よりも早くに渡したいからじゃないのかな」
「これは、稽古後に必要であればと思ってただけで」
「ふーん。まあ、どっちに渡すのか聞かないけど、そう考えてるの君だけじゃないかもしれないから頑張りなよ」
軽く笑うようにして背を向けたまま手を振る朝
比奈に千葉は、ぎゅっと強く握り締めたタオルに視線を落として考え込む様につぶやく。
「私は一体何を考えているのだ」
朝比奈には気持ちを悟られているのには気づいている。けれど、どうしても踏み出せないのはその真面目さと上下関係という枠と日本を取り戻せてはいない戦いのある今の状況に囚われているだけなのかもしれない。
そもそもこんな想いを抱いてしまってるのさえ間違っているのではないのかと千葉の眉が気持ちを表すように下がる。
続く
微熱上昇模様 前編
黒の騎士団に共に戦う事となった四聖剣。
藤堂を救うためとはいえ、ゼロに借りを作った結果、幹部となったのだが、その時に出会ったのは一人の男。
「戦闘隊長」との地位につき、ゼロからの信頼も熱いもう一人の片腕と呼ばれるほどの男がどんなものかと、四聖剣は身構えていたのだが、意外にも年若い少年だった。
この少年があの戦いの中にいたのかと思える程、見目麗しくも何処か気品を感じさせる容姿のほか、とても戦いに慣れた者の気迫とは無縁の儚い雰囲気を持っていた。
だからこそ驚いたが、話してみると確かにあの時、あの場にいたのはこの少年、ライなのだと理解は出来た。
ゼロも含め他の騎士団員と馴れ合いの少ない四聖剣にも、礼儀と謙虚さのある態度も至って真面目な性格だと、藤堂を中心にライに関心を寄せていったのも自然なことだった。
「構えは悪くはない。だが、一歩踏み出すときに迷いが身体に出ている。次はそれを踏まえて打ち込んでみろ」
「はい!」
基地内の一つで響くかけ声とぶつかる音、その音を辿るように千葉が向かうと案の定、竹刀を構える二人の男が映る。
背の高い男のほうは厳しくながらも目は喜びを見出したように細め、もう一人の男は真剣な様子で向かい合っていた。
どちらも運動後の爽やかさを交えたように汗をかいていた。
偶に基地内にて、藤堂に剣術の教えを習うライの姿は、まるで師範と弟子のような関係に思え、藤堂も昔を思い出してか幾分か穏やかな顔を見せていることに千葉は嬉しく思い微笑む。
黒の騎士団に合流することになったのは危惧もあったが、ライを通じて黒の騎士団のよさも悪さも見えていき、少しずつだが此処に自分達の立ち居地も徐々にわかってきた。
「藤堂さんもなんだか嬉しそうだよね」
「ああ・・・」
肩越しにぽんと叩かれた手に振り返れば、笑う朝比奈の姿を見る。
普段から自分にも厳しいのだが、ライと接するときの藤堂は部下に見せるものとは違う何処か安心様な顔をするのは、それだけライが信頼するに値するほどの実力があるからなのか、それとも彼特有のか持ち出す雰囲気のせいだろうかと考えてはみるものの、それは藤堂だけでなく自分達も少なからず何かしらの影響を受けてだと知っている。
「渡すのなら、今が絶好のタイミングなんじゃないの」
朝比奈の指し示す方向にと指を辿っていくと、稽古がつけ終わったのか背を向ける藤堂にて一例するライの姿が見えた。
それが、タオルを持ってきた自分に対しての応援なのだと感づいて顔を赤くした千葉は振り返るようにして目を吊り上げる。
「な、何を言っている!」
「タオル持っているのって、誰よりも早くに渡したいからじゃないのかな」
「これは、稽古後に必要であればと思ってただけで」
「ふーん。まあ、どっちに渡すのか聞かないけど、そう考えてるの君だけじゃないかもしれないから頑張りなよ」
軽く笑うようにして背を向けたまま手を振る朝
比奈に千葉は、ぎゅっと強く握り締めたタオルに視線を落として考え込む様につぶやく。
「私は一体何を考えているのだ」
朝比奈には気持ちを悟られているのには気づいている。けれど、どうしても踏み出せないのはその真面目さと上下関係という枠と日本を取り戻せてはいない戦いのある今の状況に囚われているだけなのかもしれない。
そもそもこんな想いを抱いてしまってるのさえ間違っているのではないのかと千葉の眉が気持ちを表すように下がる。
続く
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