コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2010/07/09 (Fri)
暑い日差しを受けてよろめくように、窓にもたれて見るけれど、室内の中でも温度は変わらない。
「熱い」
視線を外へと投げた視線は、嫌気が差していたのだが、今は学校内。
向けられる視線は男子生徒ばかりで、病弱なお嬢様が夏の日差しに当てられ気分を悪くしているように見えるのだろうが、ちらちらと向けてくる視線はうっとおしいくらいに熱いが眺めてるだけだというのは幸いだった。
熱気とまとわりつく熱さも好奇な視線も、そしてこんな煩わしい猫かぶりをしてしまった自分にも余計に苛立ってくるようだわ。
窓から横にずれるように壁を背にしてみたものの、日差しは避けられ影に入る分少しだけ増しになった気がした。
黒の騎士団内でいるときは、自分を解放できるけれど今はどうだろう。
「自業自得とはいえ、こんなキャラ設定するんじゃなかった」
嘆くように呟いた声は、誰にも拾われなかったのに安堵していたところ、廊下ですれ違う女生徒が何かに気づいたように黄色い声を上げるのに顔をあげる。
足音共に此処にいる女生徒達の声は大きく広がるばかりで、何をそんなに騒いでいるのかと思って、女の子達の見る視線を追いかけていくと、遠くからでも目立つ光沢のある銀髪を揺らしてこちらに向かってくるライを見かけた。
隣にリヴァルがいたけれど、女生徒含め私の視線はライに向けられていた。
「ライ・・・」
思わず呼んでしまった声に、透明に見える輝きを秘めた銀色の瞳が向けられ、心臓がどきりと跳ね上がる。
女の子達の黄色い声に関心を向けることなくリヴァルと話していたライが、私が呼んだ瞬間にタイミングよく視線を向けられたことに、ドキドキしてしまう。
はっきりとした笑顔ではないものの、目が合った瞬間に目を細めるように笑いかけられ、それが本当に自然にこぼれたようで、見ほれてしまった。
私の横を通り過ぎる際に、立ち止まったのはライだけで、リヴァルは二人の様子を見て、
「ライ。俺、先行ってるから」
そんな言葉を残して立ち去っていった。
ライに向けてニヤニヤと意味深に笑ってかけていたのは気になったけれど、今度は男子だけでなく、女子からも集まる視線は今は気にならない。
「それって、イベントの準備?」
「ああ」
「そう。今度は、出来ることならまともなものにして欲しいところだけど、何をするのかもう聞いた?」
「いや、発表する時に教えると意味深に笑っていただけで僕も知らない」
「会長が宣言するまでは、私達も何をするのかはわからないってところが、不安だわ」
猫かぶりしつつも、本音を口にするカレンに、ライは小さく微苦笑を漏らした。
それをチラリと見上げる。
今は、女生徒達からはライの背中しか見えていないため今の表情が見えなかったことに、カレンは安堵をこぼした。
これ以上、不安要素を増やしてほしくはないのは、彼氏でもあるライにも当てはまるのだけど、鈍く天然彼にはその気持ちは通じていない。
後半へ
見つめます、堂々と
暑い日差しを受けてよろめくように、窓にもたれて見るけれど、室内の中でも温度は変わらない。
「熱い」
視線を外へと投げた視線は、嫌気が差していたのだが、今は学校内。
向けられる視線は男子生徒ばかりで、病弱なお嬢様が夏の日差しに当てられ気分を悪くしているように見えるのだろうが、ちらちらと向けてくる視線はうっとおしいくらいに熱いが眺めてるだけだというのは幸いだった。
熱気とまとわりつく熱さも好奇な視線も、そしてこんな煩わしい猫かぶりをしてしまった自分にも余計に苛立ってくるようだわ。
窓から横にずれるように壁を背にしてみたものの、日差しは避けられ影に入る分少しだけ増しになった気がした。
黒の騎士団内でいるときは、自分を解放できるけれど今はどうだろう。
「自業自得とはいえ、こんなキャラ設定するんじゃなかった」
嘆くように呟いた声は、誰にも拾われなかったのに安堵していたところ、廊下ですれ違う女生徒が何かに気づいたように黄色い声を上げるのに顔をあげる。
足音共に此処にいる女生徒達の声は大きく広がるばかりで、何をそんなに騒いでいるのかと思って、女の子達の見る視線を追いかけていくと、遠くからでも目立つ光沢のある銀髪を揺らしてこちらに向かってくるライを見かけた。
隣にリヴァルがいたけれど、女生徒含め私の視線はライに向けられていた。
「ライ・・・」
思わず呼んでしまった声に、透明に見える輝きを秘めた銀色の瞳が向けられ、心臓がどきりと跳ね上がる。
女の子達の黄色い声に関心を向けることなくリヴァルと話していたライが、私が呼んだ瞬間にタイミングよく視線を向けられたことに、ドキドキしてしまう。
はっきりとした笑顔ではないものの、目が合った瞬間に目を細めるように笑いかけられ、それが本当に自然にこぼれたようで、見ほれてしまった。
私の横を通り過ぎる際に、立ち止まったのはライだけで、リヴァルは二人の様子を見て、
「ライ。俺、先行ってるから」
そんな言葉を残して立ち去っていった。
ライに向けてニヤニヤと意味深に笑ってかけていたのは気になったけれど、今度は男子だけでなく、女子からも集まる視線は今は気にならない。
「それって、イベントの準備?」
「ああ」
「そう。今度は、出来ることならまともなものにして欲しいところだけど、何をするのかもう聞いた?」
「いや、発表する時に教えると意味深に笑っていただけで僕も知らない」
「会長が宣言するまでは、私達も何をするのかはわからないってところが、不安だわ」
猫かぶりしつつも、本音を口にするカレンに、ライは小さく微苦笑を漏らした。
それをチラリと見上げる。
今は、女生徒達からはライの背中しか見えていないため今の表情が見えなかったことに、カレンは安堵をこぼした。
これ以上、不安要素を増やしてほしくはないのは、彼氏でもあるライにも当てはまるのだけど、鈍く天然彼にはその気持ちは通じていない。
後半へ
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