コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2010/07/05 (Mon)
Girls Dream of bubble・番外編 恥知らずな青い空
朝早く教室に行くと、窓から光の差し込む清涼とした空気の中に、浮世絵離れした雰囲気を持つ少女がそこにいた。
窓の外を眺めるように目を伏せた銀の瞳は、憂いを含んでそれが儚くも美しく、一瞬見惚れてしまうが、長い髪が翻るように顔が振り返るのは、リヴァルの知るライだった。
「リヴァル?」
知らない女性だと思ってしまったのを秘密にして、リヴァルは片手を挙げ挨拶をした。
「おはよう。早いんだな」
扉のところでただ突っ立ってるのではなく、リヴァルは教室へと入りライへと近寄る。
机の上に手を置くと何かが触れた。
ノートと教科書が開かれたまま筆記用具と一緒においてあるのをリヴァルは目にして、呟いた。
「真面目だな」
記憶探しにしても、女性となった身体にしても、ライの性格は前と同じ。
多少天然なところはあるけれど、何にしても真面目に向き合う姿勢は変わりないのだ。
その事に少し安堵したように笑ったリヴァルに、ライは問いかけるように視線を向けた。
だからこそ、リヴァルの口からこぼれた。
一緒に勉強しないかと。
勉強もするのもいいかと思って、し始めたのはいいけれど、どうにもリヴァルは集中できずにいた。
ライと二人きりなんて珍しい体験でもなかったのだが、女性となってからなんと言うか目に付く。
女性らしい仕草とか自然に出ていてそこに色香があり、天然な発言を可愛いと思うまでになっていた。
病気かも知れないと思ったけれど、医者には直せないことは気づいていた。
どう考えても、異性としてライを見ている自分に気づいたからだった。
「どうした?」
ライは男だっとわかってはいるものの、今はどう見ても女性にしか見えない。
伏せると長い睫だとか、綺麗に薄い桃色づいた唇とか制服下からでもわかるふくよかな胸とか、襟や袖から覗く白い肌とかスカートから伸びたすらりとした美脚とか、無意識にも目が行ってしまうのは、決してやましい思いがあったわけじゃないと首をぶんぶん振ったリヴァルの鼻先に、花のような甘く優しい匂いが香った。
「(香水かな?。嗅いだ事のない香りだけど)のわぁぁ!!?」
覗き込むようにライの顔が意外と近くにあり、リヴァルは大げさに驚いて仰け反る。
俺でも可笑しいと思える反応にライが訝しげに見るのも当然だったけれど、いきなり急接近されると心臓に悪い。
リヴァルの頬が熱い上に、やばいくらい鼓動が高鳴っていた。
こんなふうにドキドキすることって、ミレイ以外になかったはずだよなっと自分に問いかけるように胸に手を当てるリヴァル。
いつもなら笑い返すリヴァルが何も言わないのに、身を乗り出した身体を戻すように椅子に座って、ライは小首を傾げる。
開けた窓から光が差し込み、ふわりと風がカーテンを揺らすまま、サラサラと光沢のある長い髪が肩を滑らせる。
顔にかかる横髪を耳の後ろへと、ライの細い指がかける。
そんな仕草でさえも、リヴァルは見惚れてしまいそうになった。
続く
朝早く教室に行くと、窓から光の差し込む清涼とした空気の中に、浮世絵離れした雰囲気を持つ少女がそこにいた。
窓の外を眺めるように目を伏せた銀の瞳は、憂いを含んでそれが儚くも美しく、一瞬見惚れてしまうが、長い髪が翻るように顔が振り返るのは、リヴァルの知るライだった。
「リヴァル?」
知らない女性だと思ってしまったのを秘密にして、リヴァルは片手を挙げ挨拶をした。
「おはよう。早いんだな」
扉のところでただ突っ立ってるのではなく、リヴァルは教室へと入りライへと近寄る。
机の上に手を置くと何かが触れた。
ノートと教科書が開かれたまま筆記用具と一緒においてあるのをリヴァルは目にして、呟いた。
「真面目だな」
記憶探しにしても、女性となった身体にしても、ライの性格は前と同じ。
多少天然なところはあるけれど、何にしても真面目に向き合う姿勢は変わりないのだ。
その事に少し安堵したように笑ったリヴァルに、ライは問いかけるように視線を向けた。
だからこそ、リヴァルの口からこぼれた。
一緒に勉強しないかと。
勉強もするのもいいかと思って、し始めたのはいいけれど、どうにもリヴァルは集中できずにいた。
ライと二人きりなんて珍しい体験でもなかったのだが、女性となってからなんと言うか目に付く。
女性らしい仕草とか自然に出ていてそこに色香があり、天然な発言を可愛いと思うまでになっていた。
病気かも知れないと思ったけれど、医者には直せないことは気づいていた。
どう考えても、異性としてライを見ている自分に気づいたからだった。
「どうした?」
ライは男だっとわかってはいるものの、今はどう見ても女性にしか見えない。
伏せると長い睫だとか、綺麗に薄い桃色づいた唇とか制服下からでもわかるふくよかな胸とか、襟や袖から覗く白い肌とかスカートから伸びたすらりとした美脚とか、無意識にも目が行ってしまうのは、決してやましい思いがあったわけじゃないと首をぶんぶん振ったリヴァルの鼻先に、花のような甘く優しい匂いが香った。
「(香水かな?。嗅いだ事のない香りだけど)のわぁぁ!!?」
覗き込むようにライの顔が意外と近くにあり、リヴァルは大げさに驚いて仰け反る。
俺でも可笑しいと思える反応にライが訝しげに見るのも当然だったけれど、いきなり急接近されると心臓に悪い。
リヴァルの頬が熱い上に、やばいくらい鼓動が高鳴っていた。
こんなふうにドキドキすることって、ミレイ以外になかったはずだよなっと自分に問いかけるように胸に手を当てるリヴァル。
いつもなら笑い返すリヴァルが何も言わないのに、身を乗り出した身体を戻すように椅子に座って、ライは小首を傾げる。
開けた窓から光が差し込み、ふわりと風がカーテンを揺らすまま、サラサラと光沢のある長い髪が肩を滑らせる。
顔にかかる横髪を耳の後ろへと、ライの細い指がかける。
そんな仕草でさえも、リヴァルは見惚れてしまいそうになった。
続く
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