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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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web拍手にあるのは、女体化ライ小説(絵含む)・現在6種類。女性化ライ・番外 スザク篇話追加


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(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2010/03/31 (Wed)
ぽちりと拍手ありがとう!
4月になるので、思いつきで告白
神楽耶×ライです。
お話は、続きからになります。

拍手を送る

声無き声で解けない魔法を


晴天の昼休み。
 ライのいる教室へと訪れた神楽耶は、小さな頭を扉の隙間から覗かせ、首を巡らす。

 残念なことにいない事を知って、肩を落とす。


「あれ~、神楽耶じゃないか」


 声にびくっと肩を弾ませ、後ろを振り返ると、リヴァルの姿がそこにあった。


「ライは、何処に行ったか知りません?」


 情報に詳しいリヴァルに思い切って尋ねてみる。


「ライ? ああ、今なら屋上かもしくは食堂の方じゃないか」

「そうですか。ありがとうございます」


 リヴァルに一礼すると、神楽耶はその横を通り過ぎるように走って行った。


「もてるねぇ。しかし、ライの事尋ねられたのこれで何度目かな」


 リヴァルがぼんやりと虚空を見上げて、悲しく呟いていた。






 ライのいると思わしき場所をめぐって、ようやく庭園に辿り着いた時は、神楽耶は息を切らしていた。
 急ぐように駆け寄ってきた神楽耶に、何かあったのかとライは首をかしげる。


「神楽耶?」

「どうして、いつもの場所にいませんの」

「? ああ、咲世子さんに用事を頼まれて出かけていたんだ。何かあったのか?」

「以前から、貴方に言いたいことがあって参りました」


 今日なら言えるはずだと、整えた息を吐き出すようにライを見上げる。
 ライから料理を教わってからも、何か言いたげに見つめ返す神楽耶を気になっていたのだが、その理由なのかとライは言葉を待つ。


「ずっと、黙っておりましたけれど、私は、ライ、貴方の事が」


 風が静かに流れる。葉や花々を揺らしながら。



「好きです…」



 その言葉だけが大きく響いたように聞こえた。


「ライも気持ちが同じなら、私と」


 恥ずかしさはあるらしく、神楽耶の頬が赤く染まりゆく。
 いつもの強気はどこへやら、今日は普段以上にしおらしく見えていた。
 瞬きを繰り返す様に見つめ返したライは、一瞬考えるように間をおいて、


「…僕も好きだ」

「本当に?」


 頬を染め、嬉しそうに口を緩める神楽耶に、ライは頷いて、


「ああ。しかし、驚いた」

「それは、貴方が今まで鈍いだけでは」


 しかし、次の言葉に神楽耶は固まる。


「神楽耶でも、そう言った悪戯をするのだな」

「何が、そうなりますの?」


 その言葉の意味が理解できず、恐る恐る聞き返す神楽耶に、


「今日は、四月一日だと思い出したんだ。それで、そんな嘘を思いついたのだろう?」


 ライへの本気の告白は、嘘扱いされ、神楽耶は二の句が告げなかった。

 うっかり忘れていた神楽耶が悪いのか、エイブリールフールを思い出したライが悪いのか、どちらにしても、ただの笑い話である。

 その後、あまりの鈍さと自分の未熟さに不機嫌となった神楽耶の対応に、困り果てるライがいたとか。


[留め]

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