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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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web拍手にあるのは、女体化ライ小説(絵含む)・現在6種類。女性化ライ・番外 スザク篇話追加


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(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2009/12/03 (Thu)
管理人がカリーヌ話に飢えてるのと、ライにあの言葉を言わせたいというわけで、
カリーヌ×ライです。
お話は、続きからになります。

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遊びじゃないけど遊びたい


「ライ、退屈」


 読書をしていたライの後ろから圧し掛かる様に、小さな細い手が拘束する。子供特有の体温の高さと重みを受けて、ライが口を開いた。


「・・・・カリーヌ。そういうのは行儀が悪いというんじゃないのか?」


 可愛らしく頬を膨らませたカリーヌは、


「私の自室だもん。それに、ほっといてるライが悪い」

「・・・・」


 パタンと本を閉じたライは、吐息交じりに肩越しにカリーヌへと振り返ると、膨れた面もどこへやら、にっこりと笑って口にする。


「外に行こうよ」

「勉強してたんじゃないんですか?」

「勉強には厭きたの。外は晴れてるのに、机の上で睨みあいなんて、目が疲れるだけ」


 厭きたといってるが、単に問題が解けないだけだと、カリーヌの騎士であり、お目付け役となったライは、我が侭なお姫様を諭すように、


「自分で解いてもわからない問題があるのなら、誰かに訊ねたりする方法もあるんじゃないか」

「それって、今はライに教えてもらえばいいって事?。いつから、私の家庭教師になったのよ」


 友人でありながら、守る役割を与えられたとしても、ライは教師を任されたわけではないことを知っているカリーヌは、抱きしめた腕を放して不満げに見つめる。
 ベットに座ってもライの方が背が高いので、必然的にカリーヌが上目遣いで軽く睨むことになる。
 勉強する気力も興味も失せたカリーヌに、経験上どう説得しても話を聞く気がないことを知っているライは、仕方ないと言うように、


「外へ出るといっても、どこへ行くのか決めているのか?」


 ようやく乗ってくれたライに、ベットから降りて悪戯を思い浮かべたような顔で、カリーヌは口元を笑みに変える。


「その前に、外出ることが最優先でしょ?」

「黙って出て行ったことを見つかりでもしたら、その後カリーヌは、どうするつもりなんだ」

「私の騎士なんだから、それ以上口答えしない」

「困りました。もう少しだけ、カリーヌを取り巻く周りを考えて、視野を広げて見てもらいたい」

「ふふっ でも、いざというときは私を守ってくれるんでしょ?」


 そう教え込まれているせいか、カリーヌなりの自己防衛か、甘えるべきところをよく知っている。


「守るべきところは間違えないけれど、君だけをというわけにはいかない。僕だけでも動けるときは動く。軍人として、カリーヌ以外の人を守る機会も出るだろう」


 その言葉に、むっとしたカリーヌは、誰かの事を思い出したようで、


「私より、あの甘ちゃん皇女の事が気になるって言うの」

「それは過言では」

「それだけあいつが嫌いなのよ」

「ナナリーはカリーヌの事を嫌っている様子ではなかった。周りに歳の近いものも少ないから、君と仲良くなりたいと思ってるんじゃないか?」


 考え改めることなど考えもせず、カリーヌは打ち付け言で、


「そんなの関係ないわ。それより」


 ベットに腰掛けたままのライの耳元に顔を寄せて、


「今度、私以外の女の名前口にすると、噛み付くからね」


 後半囁くカリーヌの言葉を聞いた、ライは柳眉を下げて、


「そんな台詞をどこで覚えるんだ」

「秘密」


 寄せた顔を離すと、ライをベットから引き上げるように立ち上がらせて、見上げるようにカリーヌは言い放つ。


「では、命令です。私を外へと連れて行きなさい」


 逃げ出す手段を考えるのは、ライの役目だと言わんばかりに、腰に両手をあてて、友人ではなく上からの物言いで挑むようにカリーヌが言うと、


「イエス・マイ・ロード」


 本で学んだ軍人として上の身分への返り事を、恭しく胸に手を当て頭を下げたライの様子を見て、カリーヌは満足げに目を細めるのだった。


[留め]

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