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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2009/10/16 (Fri)
シャーリー×ライです。
お話は、続きからになります。

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問い掛け中の恋心


好きな人がいる。そして、それとは別に気になる人がいる。
 両方を天秤にかけたとはいえ、揺らぐのは、心ばかり。
 あまりいいものではないけれど、気持ちに嘘はつけなかった。

 名前を呼ぶとき、その姿を映して
、声をかけるとき、その瞳を映して、
 何気ない言葉やちょっとした仕草に心臓が高鳴っていく。
 病名は、恋と人は言う。


「はぁ・・・」


 こうして、溜息をつくのが、日課になっている気がする。
 つきたくなくても、自然とこぼれてしまう。


「私、どうしたいんだろう」


 見比べて、どっちが上か下かなんて、簡単に答えは出ない。
 答えを見つけたくて、人に相談したり、占いに頼ってみたりもした。けれど、気持ちの答えに、どれも当てはまらなかった。
 手をかざすようにして、見上げた視界に木々の間の光が差込んで、きらきらと輝きながら揺れる木々の葉を映した。


 きらりと何かが反射したのが一瞬見えて、シャーリーは、確認するように目を細めた。何かが木の枝に引っかかっているのだと気づいたら、どうしても好奇心をくすぐってしまう。
 水泳で鍛えられた手足を使って、木の枝へと足場を作るようにして、光った場所を辿るように木を登ってった。
 登っていくと、地面が遠ざかり空が少しだけ近づいた気がした。
 木の枝をまたにかかるようにして、ようやくたどり着いた先に見たのは、鳥の巣で、きらりと一瞬輝いたのは、その巣からはみ出すようにあったペンダントだった。
 鳥が盗ったのだろうかと、前かがみに手を伸ばす。指先まで伸ばして、あと少しあと少しと手を前に伸ばしながら、動いていくと案の定手は届かなかった。
 諦めたように息をついたシャーリーは、木の枝から足を下ろすようにして、見おさめにもう一度鳥の巣を振り返ってから、木を降り始めた。






 木の枝に置いたと思った足を滑らせ、地面にぶつかると痛さを覚悟にしていた。案の定しりもちをついて、痛みをこらえる。立ち上がるように動くと、不意に身体が浮いたみたいに、持ち上がり地面に足を付いた。
 振り返った視線で見たのは、気になる人の心配そうな瞳が合った。


「シャーリー、大丈夫か」


 瞬くようにして確認して、腕で自分の体が支えられていることを知って、頬を染め慌てたように離れようとする。


「あ、ごめん。平気だよ」


 気が緩んでいるのか、なかなか上手く立ち上がることが出来なかったシャーリーは、離れるように口で言うなり手をどかすなりの反応は出来たのだが、腕のぬくもりに躊躇った。
 だが、いざ、離れてしまうと、それも気持ちが名残惜しそうに追いかける。
 そんな思考に持っていかれ、頭をぶんぶんと横に振ったシャーリーに、優しい声がかかる。


「何かあったのか?」

「えっ、どうして」

「木の上に人影を見つけ、確かめようと近づいてきたら、君がいたんだ。あんな上にまで上がって、何をしていたんだ?」


 言うなら今だと、踏み込むために、シャーリーはポケットからチケットを握り締めるように取り出して、向かい合ったままのライを見上げる。


「ライ、明日予定がなかったらなんだけど、どこかに出かけない?」 

「どうしたんだ。突然」

「ああ、あのね?。遊園地のチケットを貰っちゃって、一人で行くのには、チケットが余分にあって、それでその良かったら付き合ってもらえないかなって。ああ!、変な意味じゃなくだよ!」


 慌てふためくシャーリーの手には二枚のチケットが握られてあり、その一枚を受け取ったライは、


「明日の予定はないから、別にいいのだが、僕でいいのか?」

「えっ?」

「人数は大丈夫だな。これなら、皆で行けそうなんじゃないのか?」

「あ、うん。そうだね。皆で」


 気づいたときには、自分からそう言っていた。本当は二人で行こうと決めていたはずなのに。やはり、ルルーシュとのことで迷いが出たせいなのだろうか。
 また、溜息がこぼれそうになった。


 [留め]

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