コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2009/10/17 (Sat)
三日め、他人もいるのにこの空気!
ナナリー様と私、咲世子は、風邪をひかれたライ様のお部屋に、お見舞いへとやってきました。
恋人であることは、皆さん知っていて、私も存じ上げ影ながらお二人を応援しており、今は、部屋に二人きりとさせる為に、外で待機しております。
この状態苦ではありませんが、中から聞こえる会話が、なんとも可愛らしいやり取りで仕事を忘れ、時折妄想に浸りそうになりますが、何とかお勤めを果たしてます。
「ライさん、身体のお加減はいかがですか?」
「うん。安静にしてたから、前よりは幾分か落ち着いてきてる」
ああ、ライ様は普段は優しく柔らかで耳に心地よいお声なのですが、今日のライ様は喉を痛めてるせいかかすれて、それがとても艶、いえ、私はメイドであり、ナナリー様に仕えるもの、このようなことでよこしまな感情は封印しておかなければなりません。
「顔色も前よりいいみたいですけど」
「ナナリー?」
「駄目ですよ?。無理をしては。身体の調子の悪い時に出歩くのは良くありません。ライさんが私にそう言っていたじゃないですか」
「そうだったな・・・すまない。余計な心配をかけてしまって」
「倒れていたと聞いたときは本当に心配しました。けど、大きな病気でも怪我でもなく、もし、記憶が戻って離れてしまうのだとしたら、少し不安に思っていたので、ライさんの顔を見てほっとしました」
「ナナリー、それはす」
会話が度切れましたが、私はきっと、ナナリー様がライ様の口に人差し指を当て、それを止めたんだと思いました。
「謝る前に、風邪ちゃんと治してくださいね」
「ああ」
私もあの場にいたのなら、お二人の仲睦まじさに賞賛の言葉を心に呟いているところでしょうが、なにぶん今は扉越し、お二人の様子を見られず、会話のみで広がる妄想が止められないのが嬉し紛れ。
「咲世子」
導く声に振り向けば、ルルーシュ様の姿が、ライ様を恋しく想う一人であり、またナナリー様とは兄妹でありながら、ライバル関係にある。
私は、ルルーシュ様にもお仕えする身であり、応援したいと願っております。
ナナリー様の幸せを願うのと同じく、ルルーシュ様にも幸せを、此処で私が中へと通せば、あの二人の会話を聞くことが終わってしまう。
しかし、ルルーシュ様を通しての三角関係は聞いておきたいものがあります。
三角関係ではなく、三人仲良くというのは、私の理想でありますが、それだとライ様の身が持たないのではないかと、心配を。
「咲世子?」
ああ、思考がトリップしていたところ、ルルーシュ様の声に我に返りました。
随分と返事をするのに、間を置いてしまい、訝しげに見つめるルルーシュ様の視線は、鋭い。
「申し訳ありません。余計なことは心に畳むだけにして、今後は仕事に専念します」
「何を言ってるんだ?それより、ナナリーは」
「はい、ライ様と今はご一緒にいられますが、いかがなさいますか?」
「・・・もう少し時間を空けてから、此処に来る。咲世子、後を頼むぞ」
「承りました」
立ち去られるルルーシュ様の背中に、私は頭を下げました。
今入られるのではないかと、開けて悔しき玉手箱でしたが、後に来るとおっしゃっていましたから、きっと、ナナリー様の後に尋ねてくるのでしょう。
ああ、そのときは、僭越ながら私がその場に立会い、扉越しにお二人を守りしたいと思ってしまいました。それは、淡い夢なのでしょうか。
鳥の飛び去った窓の外を眺めながら、私はその時もお二人が一体どのような会話をなされるのかと、胸が踊るばかりでございます。
[留め]
ナナリー様と私、咲世子は、風邪をひかれたライ様のお部屋に、お見舞いへとやってきました。
恋人であることは、皆さん知っていて、私も存じ上げ影ながらお二人を応援しており、今は、部屋に二人きりとさせる為に、外で待機しております。
この状態苦ではありませんが、中から聞こえる会話が、なんとも可愛らしいやり取りで仕事を忘れ、時折妄想に浸りそうになりますが、何とかお勤めを果たしてます。
「ライさん、身体のお加減はいかがですか?」
「うん。安静にしてたから、前よりは幾分か落ち着いてきてる」
ああ、ライ様は普段は優しく柔らかで耳に心地よいお声なのですが、今日のライ様は喉を痛めてるせいかかすれて、それがとても艶、いえ、私はメイドであり、ナナリー様に仕えるもの、このようなことでよこしまな感情は封印しておかなければなりません。
「顔色も前よりいいみたいですけど」
「ナナリー?」
「駄目ですよ?。無理をしては。身体の調子の悪い時に出歩くのは良くありません。ライさんが私にそう言っていたじゃないですか」
「そうだったな・・・すまない。余計な心配をかけてしまって」
「倒れていたと聞いたときは本当に心配しました。けど、大きな病気でも怪我でもなく、もし、記憶が戻って離れてしまうのだとしたら、少し不安に思っていたので、ライさんの顔を見てほっとしました」
「ナナリー、それはす」
会話が度切れましたが、私はきっと、ナナリー様がライ様の口に人差し指を当て、それを止めたんだと思いました。
「謝る前に、風邪ちゃんと治してくださいね」
「ああ」
私もあの場にいたのなら、お二人の仲睦まじさに賞賛の言葉を心に呟いているところでしょうが、なにぶん今は扉越し、お二人の様子を見られず、会話のみで広がる妄想が止められないのが嬉し紛れ。
「咲世子」
導く声に振り向けば、ルルーシュ様の姿が、ライ様を恋しく想う一人であり、またナナリー様とは兄妹でありながら、ライバル関係にある。
私は、ルルーシュ様にもお仕えする身であり、応援したいと願っております。
ナナリー様の幸せを願うのと同じく、ルルーシュ様にも幸せを、此処で私が中へと通せば、あの二人の会話を聞くことが終わってしまう。
しかし、ルルーシュ様を通しての三角関係は聞いておきたいものがあります。
三角関係ではなく、三人仲良くというのは、私の理想でありますが、それだとライ様の身が持たないのではないかと、心配を。
「咲世子?」
ああ、思考がトリップしていたところ、ルルーシュ様の声に我に返りました。
随分と返事をするのに、間を置いてしまい、訝しげに見つめるルルーシュ様の視線は、鋭い。
「申し訳ありません。余計なことは心に畳むだけにして、今後は仕事に専念します」
「何を言ってるんだ?それより、ナナリーは」
「はい、ライ様と今はご一緒にいられますが、いかがなさいますか?」
「・・・もう少し時間を空けてから、此処に来る。咲世子、後を頼むぞ」
「承りました」
立ち去られるルルーシュ様の背中に、私は頭を下げました。
今入られるのではないかと、開けて悔しき玉手箱でしたが、後に来るとおっしゃっていましたから、きっと、ナナリー様の後に尋ねてくるのでしょう。
ああ、そのときは、僭越ながら私がその場に立会い、扉越しにお二人を守りしたいと思ってしまいました。それは、淡い夢なのでしょうか。
鳥の飛び去った窓の外を眺めながら、私はその時もお二人が一体どのような会話をなされるのかと、胸が踊るばかりでございます。
[留め]
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