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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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web拍手にあるのは、女体化ライ小説(絵含む)・現在6種類。女性化ライ・番外 スザク篇話追加


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(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2008/10/21 (Tue)
お礼BL小説。

スザク×ライ(LC主人公)です。
お話は続きからになります。
拍手を送る

感謝の形  


 探してたわけでもないのに、後姿を見つけたとたんに、君だと分って嬉しさがこぼれた。


「ライ!」


 その声にライが振り返って、口にした。


「スザク、どうしたんだ?」


「さっき、ハァハァ・・君を見かけて、追いかけてきた・・」


 ライの元までたどり着いたスザクは、息を整えるように一息ついて、続くように話しかける。


「ところで、ライ。君は何処に行ってたんだい?」


「あ、ああ・・・」


 ライは持っていた買い物袋を見せるように上げて、


「ミレイさんから、頼まれ物があって、それを取りに帰ったところだ」


「頼まれ物って、生徒会関係のものかい?」


 それに口元に笑みを浮かべて、ライは答えた。


「ああ、イベントで撮った写真だそうだ」


 そう言って、袋を下げたライに、スザクが袋からライへと顔を向けると、


「ところで、僕を追ってきたって言ったけど、何か用事でもあったのか?」


 問い掛けられ、スザクは自分でも不思議そうにしながら何もいえなかったのを見て、ライは何も言うことなく、その場で方向転換した。


 「ライ?」


 「じゃあ、用が無いなら途中まで帰ろうか?」


 顔だけそう振り返った言ったライに、スザクが同意を表すように頷いた。






 廊下を歩く足音が一つ二つと響く中で、不意にその中の一つが立ち止まった。不審げにライの名を呼んだスザクは、その見ている方向に視線を移し、その人物の名を呼んだ。


「・・・ルルーシュ」


「ライ。少し用事があるんだが、今から付き合えないか?」


 ルルーシュはスザクと持った袋に目線をやってライに視線を戻して、そう言った言葉に、ライは何かに気付いたようにして、


「あ、ああ・・。スザク、悪いんだが、生徒会室までこれを届けてくれないか?ミレイさんに渡してくれればそれで十分だから」


 スザクはライとルルーシュへと顔を向けてから、差し出された袋を受け取って言った。


「うん。分かったよ」


 それにすまなそうに、小さく笑って、一声かけてから、ルルーシュの後について行く様をスザクは見送った。






 生徒会室の中に入ると、生徒会長の椅子にこしかけたミレイの姿が視界に入った。


「はい?あら、スザク君じゃない」


「こんにちは」


 そう言いながら、持っていた袋をミレイのいる、机の上に置いて、それを見たミレイはスザクを見上げて言った。


「これは?」


「ライに頼んで取りに行ってもらった、写真ですよ?」


 ああっと納得したミレイは、疑問を口にする。


「?。でも、持ってきたのは、スザク君でしょ?ライは、どうしたの?」


「え、ああ・・・。ルルーシュに呼ばれて、途中まで一緒にきてはいたんですけど・・・用事が出来たみたいなので、僕が代りに」


 ふーん?最後までこれないほどの用事ってなにかしらねぇ?っと、ちょっと不満気味に呟いたミレイだったが、不意に切り替わったように、袋に入った中身を取り出して、スザクに声をかける。


「スザク君も、一緒に見てみる?」


「え、いいんですか?」


 それににこにことした顔で頷いたので、スザクはその中の束となった写真を自分の見える目線まで上げた。不意に、ミレイがあら?と声を上げたので、そちらに目を向けると、何やら組み立て箱を 手に持っていた。


「何かしら?」


 ミレイもその中身は知らないようで、その紙箱を開けたのだが、スザクに向いた状態だったので、スザクの目線からは何が入っているのか分からなかった。


「ハイ。これは貴方宛てみたいよ?」


 箱を開けたミレイが何故か嬉しそうに、スザクへとそれを差し出した。


「え、僕にですか?」


 うんうんと頷き、笑ったままの顔は何かを含んでいるようだった。 スザクはそれに首を傾げつつも、ミレイからその紙箱を受け取って、開けて見ると。


「あっ」

 そこには、写真立てと一枚のメッセージカードが入ってあった。ミレイはスザクの反応を見ながら、クスクスと笑いを零しながら口を開いた。


「ライったら、ちゃんと直接渡せばいいのに、忘れてたなんてことは無いと思うけど、多分照れがあったのかしらね」


 ミレイの言葉を聞きながらもスザクは、それに釘付けになっていた。メッセージには、シンプルな宛てた相手の名前と感謝の言葉と、それを書いた人の名前が、綴られていた。驚いたスザクの顔が徐々に笑みへと、変わりゆくさまを目にして、ミレイがスザクに話しかけてきた。ミレイとスザクとで一時的に噂となったライは、遠くで一人、くしゃみをしていたのだった。
 

<留め>

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