コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2011/05/11 (Wed)
優しい嘘にくるまれて眠りたい日もある
「体調はどうなんだ?」
椅子を傍に引き寄せるようにして座ったライを追いかけて、ナナリーは答える。
「今は薬を飲んだので、大分楽になりましたよ。ちょっと席が出る程度で」
「熱はまだあるみたいだが」
「だっ大丈夫です。違う熱ですから!」
「?」
「それよりも、ライさんはどうして此方に? メールは読みましたよね?」
嬉しくはあったが、そこまで心配してくれたのかと確認するナナリーに、ライは。
「ああ、授業中に届いたよ。君が風邪をひいてるから、留守の間に看ていて欲しいと咲世子さんから。今僕が必要なときだと熱烈的に何回か貰ったが」
「咲世子さんですか? 私のは」
「すまない。君も送っていたとは知らず、そのまま君の部屋に急ぐため部屋においてきたのだか、重要なことだったのか?それならば」
だから、ライは制服のままなのかと、咲世子のメールの内容が気になりつつも、それでも自分の部屋にかけてつけてくれた事は嬉しくてナナリーは首を横に振る。
「大丈夫です。今は必要なくなりましたから」
「そうか?」
「はい。ライさんに風邪うつしたくはなかったですけど、駄目ですね」
「ん?」
「正直に言ってしまうと、さっきまで気持ちが落ち込んでいて、ライさんがいるだけでそんな気持ちもふっ飛ばしてしまうほど、凄く安心しますし、何より会えたのは嬉しいんです」
「・・・・」
微笑むナナリーのまっすぐな気持ちに、ライのほうが照れてしまったらしく視線を逸らし空咳を一つすると。
「君が思うよりも僕は丈夫なほうだ。気兼ねするような事は何もないから、甘えたいときは素直に言ったほうが君のためだと思う」
聞きながら目を瞬かせたナナリーは、無表情ながらも真剣な物言いのライの言葉の裏に優しさを感じ取り、にっこりと微笑み頷き返した後。
「それじゃあ、ライさんの手借りても?」
「ああ」
ライが手を伸ばすと、その手をナナリーが握り返して両手で包み込むように、自分の頬へとあてる。
「さっきもひんやりしてましたけど、やっぱり気持ちいいですね」
と嬉しそうに笑うナナリーに、ライは優しく目を細めた。
早くも買い物を切り上げて帰ってきた咲世子は、部屋に入らず扉の前に背を向けるようにして、中の様子を伺うまま、片手でガッツポーズをとるが、後はナナリーを思い二人だけで過ごせるようにと邪魔者が来ないよう監視していることなど中の二人は知らないのだった。
終わり
優しい嘘にくるまれて眠りたい日もある
「体調はどうなんだ?」
椅子を傍に引き寄せるようにして座ったライを追いかけて、ナナリーは答える。
「今は薬を飲んだので、大分楽になりましたよ。ちょっと席が出る程度で」
「熱はまだあるみたいだが」
「だっ大丈夫です。違う熱ですから!」
「?」
「それよりも、ライさんはどうして此方に? メールは読みましたよね?」
嬉しくはあったが、そこまで心配してくれたのかと確認するナナリーに、ライは。
「ああ、授業中に届いたよ。君が風邪をひいてるから、留守の間に看ていて欲しいと咲世子さんから。今僕が必要なときだと熱烈的に何回か貰ったが」
「咲世子さんですか? 私のは」
「すまない。君も送っていたとは知らず、そのまま君の部屋に急ぐため部屋においてきたのだか、重要なことだったのか?それならば」
だから、ライは制服のままなのかと、咲世子のメールの内容が気になりつつも、それでも自分の部屋にかけてつけてくれた事は嬉しくてナナリーは首を横に振る。
「大丈夫です。今は必要なくなりましたから」
「そうか?」
「はい。ライさんに風邪うつしたくはなかったですけど、駄目ですね」
「ん?」
「正直に言ってしまうと、さっきまで気持ちが落ち込んでいて、ライさんがいるだけでそんな気持ちもふっ飛ばしてしまうほど、凄く安心しますし、何より会えたのは嬉しいんです」
「・・・・」
微笑むナナリーのまっすぐな気持ちに、ライのほうが照れてしまったらしく視線を逸らし空咳を一つすると。
「君が思うよりも僕は丈夫なほうだ。気兼ねするような事は何もないから、甘えたいときは素直に言ったほうが君のためだと思う」
聞きながら目を瞬かせたナナリーは、無表情ながらも真剣な物言いのライの言葉の裏に優しさを感じ取り、にっこりと微笑み頷き返した後。
「それじゃあ、ライさんの手借りても?」
「ああ」
ライが手を伸ばすと、その手をナナリーが握り返して両手で包み込むように、自分の頬へとあてる。
「さっきもひんやりしてましたけど、やっぱり気持ちいいですね」
と嬉しそうに笑うナナリーに、ライは優しく目を細めた。
早くも買い物を切り上げて帰ってきた咲世子は、部屋に入らず扉の前に背を向けるようにして、中の様子を伺うまま、片手でガッツポーズをとるが、後はナナリーを思い二人だけで過ごせるようにと邪魔者が来ないよう監視していることなど中の二人は知らないのだった。
終わり
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