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別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
うそつきの嘘を見抜けるのは、同じうそつきだけ
「確かに、今のところ人気はないと見えるが、此処は学校だ。次は移動教室だ。早めに言っておいたほうがいいと思うのだが」
「たまには、エスケープするのはどうだ。俺と一緒に」
「君はどうあれ、僕はサボる気はない」
「睡眠不足なんだろ。目の下に現れてるぞ。少し休んでいったらどうだ」
目の下を指摘されたライは、確かに寝不足であっことを自覚していたためか、何も言い返せず無言を通す。
出会った頃から少しは此方を頼ってくれるとは思っていたが、自分の弱さをあまり見せないように雉ように振舞うことに慣れているのもあって、ライから甘えたことがよくも多くはなかった。
だから、ルルーシュは今までの付き合いから、ライに休むことを覚えさせるようにと、わざと人の名前を出すことにした。
「ナナリーが心配するぞ」
「えっ?」
「お前の最近の様子を見ずとも、会えばナナリーなら恐らく気づく。お前は俺の妹の不安を増やすため、嘘をつくつもりか」
「いや、そんなつもりはない」
「だろ?。だったら、休んでいけ。副会長の俺が許す」
「副会長自ら、サボりを推薦するのは生徒の見本にはならないんじゃないか」
真面目に返され、喉の奥で笑うルルーシュ。
戸惑いつつも押し切られるようにしてライは、初めて授業をサボった。
「寝癖ついてるぞ。見ていてかっ(可愛いは禁句だったな)、いや面白いが、直しておけよ」
「・・・ああ、言われるまで気づかなかった。ん? そういえばさっき、かっの後なんと言おうとしたんだ?」
いつも以上のハネ毛に触れライはなでるが、それだけで元に戻らず。
しかも、途中言い直した事ににライは気になって質問したものの、ルルーシュは広げたノートはそコンから視線を外そうとはせず、ただぶっきらぼうに「なんでもない」と返される。
元々、授業に顔は出すことが少ないのもあってか、教師に見つかって咎められることはなかったが、ただ青い空をみあげのんびりとする時間がこんなに心静かにするものだと、隣でノートパソコンを打つルルーシュをい別した後、忘れかけていた穏やかな気持ちを思い出しライは微苦笑を浮かべるのだった。
終わり