コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2011/04/27 (Wed)
理由なんて見つからない
「ナナリー。君が誘ったことに違いはないが、車椅子である君のことを考えると、やはり僕が先に来て花見を席を設けるべきだった事も事実だ。花見という単語は聞きなれなかったが、調べればどんなものかくらい僕でも理解することは出来た。ルルーシュは君のために僕に事実を言っただけだから、責めないでやって欲しい」
「ですけど・・・」
柔らかに諭され、ナナリーはライの優しい表情に反論したい気持ちを抑え、僅かに俯いた。
ライに庇われたルルーシュは、先ほどの言葉はきつすぎたかと反省を踏まえて口にした。
「・・・ライの言葉は最もだが、俺も少しばかり言葉がきつかったのは悪いと思う。しかし、俺はお前ばかりを責めたわけではないからな」
「お兄様!」
「ああ。・・・君は人一倍妹思いだから、ナナリーの事を最優先に考えてる事を責めるつもりはないよ。けれど、その中に少しだけ僕のことも忘れないでくれると嬉しいんだが」
ライからほっと安心するように目を細め、穏やかな笑みを向けられ ルルーシュは目を見開いて頬を染める。
「っ!」
妹を大切にしているのは今も変わらないが、ライもそれと同じく大事なんだと、友人以上の気持ちを抱いてることを自覚しているルルーシュは、妹と仲のいい二人に嫉妬したことを隠すように無言でナナリーの車椅子を押した。
気づかれたかと思うがその心配もなく、兄の恋情には気づいてないようで、楽しげに話すナナリーと横に並ぶようにして歩くライをルルーシュは一瞥する。
小さな蕾に桜の花が咲くように、ルルーシュの心にも密かにライラックの花言葉「愛の芽生え」が思い浮かぶ。
けれど、ナナリーの幸せを兄として望むように、ライを大切に守りたいのも本当。
桜の花が穏やかな気持ちを運ぶかのように、妹から恋人を略奪する事は考えてはなくても、二人が笑顔であるならそれも悪くはないと、二人を見てルルーシュは密かに口元を緩めたのだった。
続く
理由なんて見つからない
「ナナリー。君が誘ったことに違いはないが、車椅子である君のことを考えると、やはり僕が先に来て花見を席を設けるべきだった事も事実だ。花見という単語は聞きなれなかったが、調べればどんなものかくらい僕でも理解することは出来た。ルルーシュは君のために僕に事実を言っただけだから、責めないでやって欲しい」
「ですけど・・・」
柔らかに諭され、ナナリーはライの優しい表情に反論したい気持ちを抑え、僅かに俯いた。
ライに庇われたルルーシュは、先ほどの言葉はきつすぎたかと反省を踏まえて口にした。
「・・・ライの言葉は最もだが、俺も少しばかり言葉がきつかったのは悪いと思う。しかし、俺はお前ばかりを責めたわけではないからな」
「お兄様!」
「ああ。・・・君は人一倍妹思いだから、ナナリーの事を最優先に考えてる事を責めるつもりはないよ。けれど、その中に少しだけ僕のことも忘れないでくれると嬉しいんだが」
ライからほっと安心するように目を細め、穏やかな笑みを向けられ ルルーシュは目を見開いて頬を染める。
「っ!」
妹を大切にしているのは今も変わらないが、ライもそれと同じく大事なんだと、友人以上の気持ちを抱いてることを自覚しているルルーシュは、妹と仲のいい二人に嫉妬したことを隠すように無言でナナリーの車椅子を押した。
気づかれたかと思うがその心配もなく、兄の恋情には気づいてないようで、楽しげに話すナナリーと横に並ぶようにして歩くライをルルーシュは一瞥する。
小さな蕾に桜の花が咲くように、ルルーシュの心にも密かにライラックの花言葉「愛の芽生え」が思い浮かぶ。
けれど、ナナリーの幸せを兄として望むように、ライを大切に守りたいのも本当。
桜の花が穏やかな気持ちを運ぶかのように、妹から恋人を略奪する事は考えてはなくても、二人が笑顔であるならそれも悪くはないと、二人を見てルルーシュは密かに口元を緩めたのだった。
続く
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