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別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
たまには俺に守らせろ
ルルーシュは一瞬眉をひそめ、最近睡眠不足気味だったから、昼寝する事は想定していたがやっぱり俺が近くに見張って正解だなっと己の独占欲をひけらかすことなく、あくまで優しい口調で話かける。
「いや、ほんの僅かな間だから気にするな。それに」
「ん?」
「寝顔は此方も見ていて飽きなかったしな」
「っ!?」
驚くように目を見開いた後で、白い頬に朱を浮かべたライは、距離を置くように立ち上がろうと腰を上げる。
「チャイムが鳴るにはまだ五分もある。十分間に合うだろ?」
ルルーシュはそう言って、ライの細い手首をやんわりと掴んで、元の位置へと戻すように自分のほうへと引き寄せた。
どさりとルルーシュに寄りかかるようにして座らせられたライは、それをした人物へと鋭い視線を向ける。
「途中で君の肩を借りて、仮眠をしてしまったのは悪いとは思っている。しかし、寝起きに妙な冗談を言うのは止めてくれ」
「別に俺はそんなことで邪魔とは思ってもない上に、冗談も口してない。寝顔の前に、そうだな」
考え深そうに口元に手を当てたルルーシュに、ライは言葉を待つ。
「・・・お前が可愛かったやキスしたくなった、と正直に言ったほうが良かったか?」
皮肉を口元に浮かべたルルーシュに、ライは釈然せず窺い見る。
「意図はわからないが・・・、可愛いは男に使う台詞ではないだろ?」
「俺も同意見で今まで男に使った事はないぞ。だが、不思議とお前の前だと自然と口にしてしまうから大目に見てくれ」
「・・・いつからか、君が出会った頃よりもずいぶんと変わってしまったように思うが」
「俺は変わってない。お前が変わったから、そう見えるんじゃないのか」
「見える見えないにしても、まずこの体勢だ。第三者から見れば明らかに白視眼受けかねない。手を離してくれないか」
「何故だ。俺は一向に問題視しない。他者の目も気にならない以前に、今は、二人きりだろ?」
耳朶に息を吹きかけんばかりに唇を近づけて囁く言葉に、目を瞬かせたライはその言葉の含みの意味を感じ取り、若干睨み付ける様にして見つめ返したが、ルルーシュには威嚇した子猫のように可愛らしいとしか映らなかった。
続く