コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★ お気に入り
★2011/01/19 (Wed)
束縛に美しさを与える
ペンを持った白い指がなでらかに線を描く。
キャンパスへと流れる音だけが部屋の中に聞こえてきた。
コンコンと扉の叩く音の後、ガチャリと扉を開けて入ってきたのは、この家の主であるルルーシュで、手には二つのマグカップを持っていた。
まくがっぷ~昇る湯気は入れたてたばかりだと、仄かにコーヒーの香りを運んでくる。
「ライ・・・・」
呼びかけるも集中しているのは一目瞭然で、紙へと視線を走らせたまま全くこちらを振り向かないことに、ルルーシュは慣れた様子で、ふっと笑う。
サイドテーブルに一つのマグカップを置くと、近くにある椅子をライのほうへと引き寄せるようにおいて、そこに腰掛けた。
窓辺から差し込む光が、ライの髪をキラキラと銀の光沢を持って輝く、自分と同じくらい華奢ながら、何処かはかない空気を持ったその背をルルーシュは見つめる。
そして、カップに口をつけながら、以前にもこんなことがあったなとルルーシュはふと回想していた。
学生の頃、ルルーシュの部屋へと訊ねてきたライは、チェスの妨げになると、声をかけることなく、待っていた。
ゼロの事を話さずにただ信じてくれといった自分を、疑いもなく信じて、ルルーシュから打ち明けるまでずっと待ち続けてくれたのは他ならぬライだった。
いつでも待っていてくれたのはライだからだろうか。
こうして、自分が待つ時間を持つのも全然苦にならなく、寧ろこうした時間をすごしていることが幸福にも思えた。
続く
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