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別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
とても励みになっております。ありがとう!
選択と決断をご賞味あれの続き、C.C.&カレンvsルルーシュ対決?
ルルーシュ×ライです。
お話は、続きからになります。
約束はまだ有効期限だ
「ライ!」
「カレン? 君も来ていたのか?」
俺ではなく、珍しく浴衣姿に着飾っているカレンが、ライを振り向かせていた。
先にライの元へと行きたいものの、左右には人の流れ、巻き込まれ程ではないと思うが、自分でも運動神経のなさは理解しているのもあって、踏み出せない俺の前にはC,C.が遠さ狭いとするかのように、どかないことには先には進めそうにもなかった。
風のおかげかカレンとライの会話の内容が少しだけ拾えた。
「ええ、ちょっと付き添いで」
「付き添い? 他に誰かと来ているのか」
「誰かって、女友達だから、彼氏とかじゃないから、変な勘違いしないでよ」
「?」
「あーえっと、それより、今日は浴衣なのね。いつもと雰囲気が違ったから、一瞬別人なのかと思った」
「ああ、着慣れないものだから違和感は残るのだろうな」
「別に、変って意味じゃないわよ。その、見違えるというか、かっこいいのよ。他の女の子にあんまり見せて欲しくないくらいって、貴方の彼女って訳じゃないから私が言うのも可笑しいけど」
なにやら後半声を小さくなりながら頬を染めるカレンと面白そうに笑うC,C.に、俺は地団駄ばかりに不快さを募らせていく中で、ライは、不思議そうに目を瞬かせた後で、小さく目を細めたことなど俺の視界からは見えなかった。
「? 後半は聞こえなかったが、ありがとう。僕よりもカレンの浴衣姿の方が様になってると思う」
「様になってる?」
「ああ、可愛いという意味だ」
「っ!・・・。ありがとう」
少し離れた場所で二人を見ていたC.C.はぼそりと口にする。
「あっちのほうが、いい雰囲気だな」
「・・・」
本来の恋人である俺を置いて、まだライに未練のあるあの女とこのまま予定を狂わせるわけには行かず、
「ライ。俺も今ついたばかりだが、お前は何処にいる。現在地で俺の姿が見えるならそこに来てくれ」
懐から取り出した携帯で呼び出した俺に、C,C.は無言で見つめていた。何も言わないところを見ると、様子を見ているというだけか、とめるのに厭きたからなのかどちらにしても、都合がいい。
ライが俺に気づいたのもそう難しいものではなく、共についてきたカレンと合流するのはわかりきってはいたが、この後、ライとの約束を優先させたい俺は、すぐさま思考をめぐらし、残りの二人をどう引き離すかに頭を使うことになった。
続く?