Girls Dream of bubble

ライ女体化話、お試し、0話。
続きからになります。
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Girls　Dream of bubble _{灰の牢獄、銀の枷}


　鳥の声が微かに聞こえ、陽が顔を覗かして明るく、静かな流れが出来ていたころ。
 

 

　意識が現実へと引き戻されて、見たもの、それは、変わり映えのない部屋であり、寝場所となっている部屋で、目を瞬かせ、横向きになった寝ころんだ姿勢からゆっくりと起き上がると、何故か、服がずり下がり肌蹴た皮膚に風が直接当たり、さらさらと肩先で何がこぼれるようなかすれた音を聞いて、ふと違和感に気付く。

　
 現状を確認すれば、今いる場所は寝台であり、部屋を流れるように見ても周りに特に変わったものはなくて、ならばとライは、自らの身体を確認してみた、記憶喪失以外に体調に特に問題はないのは承知。
 

　けれど、どうだろう、流れたそれが髪の毛だと知ったが、いくら伸びるといってもこんなに長くはなかったし、それに、触れるように手にとって見たそれはやはり自分の髪色と同じで、自らの頭から伸びたもので、目に入った手を目の前にかざして眺めてみる。
 

　やけに普段よりも細いように見えるのは、気のせいか。

　ちらりと見えた、胸元に存在を主張している、柔らかな山は、幻を見ているのだろうか。

　
肌蹴たままなのも情けなくて、ずり下がったままの服を元に戻しても、サイズが合っていないことを表すように、またずり下がってしまう。

　鏡を前にしていないので、何とも言えないが、自分の身体に何か異変が起こったのだと、ライは不安とともに自覚をした。

「どうなっているんだ。一体」
 

　戸惑いを含んだように、そう言葉にしてみるのも、無理はないが、声も自分が発した声というより別人の声を聞いているようで、ますます困惑してしまう。

　自然とため息もこぼれて、とにかく気を引き締めるように、ペットに足を下ろして、服が大きく普段よりも足取り遅く、洗面台へと歩いて行った、そこでライは今起きている見えている夢のような現実を目の当たりして、絶句する。
 

【Ⅰへ】