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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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web拍手にあるのは、女体化ライ小説(絵含む)・現在6種類。女性化ライ・番外 スザク篇話追加


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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2009/03/22 (Sun)
ライ女体化話、Ⅰのその後。
続きからになります。
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Girls Dream of bubble・Ⅰ 悲劇と喜劇の幕開け≫その後



 見た目でもわかるものはあるが、どこか夢のようにあやふやで、肌を通して伝わる手触りと温かさは、自分と同じものなのだけど、その柔らかさをようやく現実的に実感したシャーリーは、感心したように言葉をこぼした。

 
「うわっ、本当にお胸がある」
 
「あらー、シャーリーって、意外と大胆ね」

 
 ミレイの言葉に、自分の今し方やった行いに、恥ずかしさを覚えたのか、顔を赤くしたまま、慌てて離れる。

 
「え、ああ、ご、ごめんね!。つい」
 
「そりゃ気になるのも仕方ないけど、女の子の姿になったとはいえ、中身は男の子のままなんだから、あんまり刺激しないように。ね、あなたも困るわよね?」

 
 そう言って、ミレイに同意を求められても、そこで返す言葉もなく、ちらりと視線を投げただけで無言になるライも、無表情な顔に恥じらいの色が見えた。

 
「・・・・」
 
「ミレイちゃん、これでいいのかな?」

 
 二ーナが、そう言って、持ってきたのは、ライには見覚えのないものであり、女の子が持っていたのを見たことがあって、またその中から取り出した物を思い返して、それが自分に使われるのかと今更になって、ライは表情に少しだけ影をおとす。

 
「うん、上出来!。…さてと、それじゃあ、ライ、早速これに着替えましょうか?」

 
 二ーナからくるりと振り返ったミレイが、両手で持つようにしてライに見せつけるた服を見て、顔に出たらしいことに、困ったように笑みを浮かべた、ミレイが、

 
「そんな不安な顔しないの」

 
 と優しく聞かせるように言うのだが、見逃してくれるわけではないようで、此処までの疲れがどっと出てきたのかおとなしくなったライは、胡乱気に視界に入った、二ーナが持ってきた箱と、服を拾って、不安と焦りが増し、冷や汗をかいた。

 
「あれを使うのか?。・・・それに、どう見ても、それは女生徒の着る制服では・・・」
 
「そう。・・・でも、今は、女の子なんだから、何も問題ないじゃない。それに、こういう経験めったに出来ることじゃないんだから、今のうち楽しまなきゃ」

 
 それを聞いて、口の端がひくひくっと引きつりそうになるライの様子に構わず、シャーリーが追い打ちをかけるように、

 
「うんうん、それにね、着たら絶対似合うよ。せっかくの機会なんだから、もったいないよ!」
 
「・・・・」

 
 ミレイは、面白がっているようにしか映らないし、シャーリーは胸の前で拳を作ったライの前へと顔を乗り出すように、言ってくるのだが、好奇心満々に目をきらきらさせて、こちらもライの味方にはなってくれないのだと知って、ライは項垂れそうになった。

 
「カレンは、どう思う?」
 
「えっ?、私は・・・」

 
 ちらりとライに視線をやって二人目が合うと、ライの気持ちを読み取ったかのように、カレンは頷き、こう言った。

 
「…そうね。今は、問題ないんじゃないかしら」
 
「っ!?」
 
 
 ライの秘かな助けて信号は、カレンには、別の意味となって届かなかったようだ。
 呆気にとられたライを置いたまま、問いかけは、二ーナとアーニャへと順番が回ったのだが、

 
「じゃあ、二ーナと、アーニャは?」
 
「うん、私もいいと思うよ」
 
「反論ない」

 
 そう言って、アーニャはパシリと、カメラに唖然とした顔のライをおさめた。
 此処に来て、ライを女生徒用の制服に着替えさせない、もしくは此処から助けてくれる僅かな望みは、絶たれた。
 既に、何かを全うとする賛同者と、なり果てた生徒会の女性陣は、普段よりも強くもいいチームワークをはじめる。

 
「というわけで、あなたの味方となる人は残念ながらここにはいないってことで、此処は大人しく、さっさと着替えちゃいましょう」

 
 その言葉にはたっと、我に返ったライは、もう既に着替えることが前提となった状態で、どうにもならないのだが、女装趣味でない限りやはり男としての恥からは逃れられなくて、タイミングを計って、逃げようとしたライは、

 
「ミレイさん、今日は前の制服にするということで。またの機会にしてみては?」
 
「はいはい、そうはうまくいかせてなるもんですか。ほら、シャーリー手伝って、ライを取り押さえるのよ」
 
「イエッサー!」
 
 シャーリーは手を挙げるようにして、返事した後、がしりっとライの二の腕に自らの腕で拘束して、その時女の子の目的をもった意志は、ある意味何かしらの力を与えてか、どこにそんな力がという強さを持ってシャーリーは、ライを椅子の上へと再び座らせた。

 
「ッちょ、ちょっと、待ってくれ!」
 
「よいではないか~♪よいではないか~♪」
 
 楽しそうに鼻歌でも歌いそうな雰囲気で、ミレイが近づいてきて、抵抗空しく脱がせにかかろうとする。抵抗するライを二の腕をとらえたまま、シャーリーがにっこりと明るく頬笑みながら言い聞かせる。

 
「学校に行くなら、まず制服に着替えないとね」
 
「まっ。だからって、っ、ミ、ミレイさん?!、どこ触って!」
 
「え、ああ~!、ずるい会長。じゃあ、私も」
 
「わお~、シャーリー、意外とノってきたわね」
 
「いや、だって、私も早く見たいし、それに、着せ替えとか、お化粧とか、髪形を変えたりだとか、一度お人形さんみたいに人にすることはあまりないのに、目の前にいい素材がいるんだよ。今が、一時のチャンスなんだもん。誰だってやりたいと」
 
「シャーリー…それが、本音か」

 
 ライは、若干呆れたようにシャーリーへと、言葉を返すが、それに気づいたシャーリーは照れたように慌てて口を閉ざすが、一足遅く。ライは、ため息を漏らす。

 
「まあ、いいじゃない。理由はどうあれ、今の状況を悲観するより、自分も楽しみなさいな」
 
「楽しめって・・・」
 
「ミレイちゃん、楽しそうだね」

 
 にこにことしながら、のんきにそんな言葉を言う二ーナ。
 その手には、しっかりとミレイが用意させた化粧入れの箱を持ったまま、待機していた。

 
「待ってくれ!、僕は、中身はまだ男であることには変わりないわけで、女の子の格好をしても無理が」

 
 ライの言葉を違う意味に解釈したシャーリーは、力強い言葉でライを励ます。

 
「安心して、ライ!。不安だよね?。こんな状況だもん。・・・そりゃいつ戻れるのかそれはわからないけど、それまでの間、これから、女の子の事でわからない事があったら、私達も協力していろいろ伝授してあげる」
 
「いや、そういう心配をしているわけじゃ」

 
 ミレイやシャーリーと同じようなことはなくも、決して、ライを助けることもなく、そう言って、近寄ってきたカレンは、どことなくライには、嬉しそうに見えた。

 
「抵抗している方が、面白がられるわよ。諦めたら?」
 
「ふふーん、そういうこと。さぁ、おとなしく観念なさい」
 
 
 着替えに、メイクにと、女の子達のいいお人形さんとなり果てた、ライの悲鳴が部屋の奥で聞こえたが、部屋から追い出された残りの男性陣こと、ロロ、スザク、ルルーシュ、リヴァル、ジノの五人は、声のみしか状況が分からず、どうなっているのか中を知りたいと思いながらも、一部関係ないというようにそっけない素振りではあったが、誰一人として、その場から離れることはなかった。

 
「追い返された理由はわかるんですけど、それにしても、中で一体、何やってんでしょうね」

 
 ロロが、部屋の扉を眺めるように、独り言を漏らした。

 
「…どうしよう。やっぱり、助けに入った方がよかったかな」
 
「行ってみろ・・・、入った瞬間にあの場にいる全員に敵に回されることになるかもしれんが」

 
 ライの悲鳴に不安を覚えたスザクは、扉を開けようと近づいていくと、壁に寄り掛かって目を閉じるようにして考え事していたルルーシュが、ようやく目を開いて視線をスザクに向けるようにして、諭す。

 
「まぁ、そういうなよ。ルルーシュ、気になるのはお前も同じなんだろ?」
 
「なら、リヴァル。お前が的になってみるか」
 
「いや、さすがにそれは・・・。俺も見てみたい気持ちはあるけど、敵視されるのはご免被りたいし。ま、けど、まさか、ライがあんな、女の子になるなんてな。さすがに、すぐには信じられなかったけど」

 
 リヴァルの言葉に、便乗したスザクが、

 
「うん。僕も驚いたけど、でも、凄く綺麗だったじゃないか」
 
「スザク、おまえのその天然さは、ある意味凶器ではあるな」
 
「ひどいな。思ったことを言ってみただけなのに・・・」

 
 やはり自覚していないスザクに、ため息をこぼしたルルーシュから、それ以上の言葉もなかったので、それに変わるようにしばし口をはさまなかったジノが、ようやく口を開く。

 
「にしてもさ、ちょっと思ったことがあるんだけど」
 
「なんだ」
 
「ライってスタイルいいというか、細いわりには、意外とあるんだな」
 
「ほぅ、何が言いたい」

 
 僅かに声が低くなり、目を眇めたルルーシュに気付いてないのか、ジノがいつもの陽気な態度で言葉を続ける。

 
「いや、正直なところ、皆の意見ってどうなのかなってさ。勿論、外見のことで」

 
 ジノの言葉に、それぞれが、一瞬ライが来た時の様子を回想したような、沈黙が流れて、

 
「・・・・確かに、な」
 
「うんうん」
 
「あはは」
 
「だろ?」
 
「・・・さっきの言葉、ライさんに対して、失礼じゃないですか」

 
 学生である以前に男であるのだから、やはり見るところはみているようだ。
 肯定するようにして、何を思ったのか、僅かに頬を染めるルルーシュに、同意するように腕を組んだリヴァルが頷いて、否定なく困ったような笑いをスザクがこぼし、ジノが口の端を上げるようにして言う言葉に、ロロが不快を露わにする。
 ライの女装?というか、初めての女生徒用の制服姿をお披露目されるのを、ひそかに心待ちしている三人であった。
 
【Ⅰ終り・へ】

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