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別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
自覚がないのはふたりだけ 後編
11.こんな所に惚れました
アーニャ「戦っているときの表情もいいけれど、やっぱり無自覚なところかしら」
ライ「無自覚?」
アーニャ「撮ってあるけど、ライも見る?」
ライ「?」
覗き込んだカメラには、ライの写真があり、
ライ「・・・・」
アーニャ「可愛いでしょ?」
アーサーと寄り添うように、一匹と一人似た体勢で寝ているライの姿があった。
アーニャ「他にも」
ライ「まだあるのか」
12.愛の深さはどちらが上か
アーニャ「見えないものをどう量ってもしょうがないでしょ?」
ライ「そう言ってしまえばそれで済むのだが、これは質問だ。二人に対してのものだから、答えるのが筋だろう?」
アーニャ「・・・・なら、今は釣り合いが取れてる」
ライ「どうして、そう思うんだい?」
アーニャ「想いが強すぎると、相手に負担になる。両想いなら、これぐらいがちょうどいい」
13.付き合う経緯
アーニャ「どっちだったかしら」
ライ「告白してきたのは、アーニャだったな」
アーニャ「それはあってる。でも、好きだといったのはライがはじまりだから、ライがきっかけといえばそうかもしれない」
ライ「前に言ったことがあるとすれば、それは異性としてではなく友人としての言葉だったと想うのだが?」
アーニャ「それでも、私が自覚したきっかけになったのなら、それが始まり」
14.交際期間
ライ「まだ浅いほうだな」
アーニャ「恋人としては、ね」
15.相手の好きな仕草orクセ
アーニャ「意識したことはないけれど、あげるとすれば、ライが寝ぼけて笑うところかしら」
ライ「僕は寝起きで笑ってるのか?」
アーニャ「本人は自覚ないみたいだから、癖といえばこれが癖」
ライ「・・・・」
作り笑いは得意ではないライは、頬をぺたぺたと触れて確かめようとする。
アーニャ「笑う表情を確認する癖も好きなのかもしれない」
ライ「!」
16.一番多い話題
ライ「互いに無口であるせいか、喋ることは少ないけれど、当たり障りのない話題が多い」
アーニャ「最低限、伝わればそれでいい」
ライ「二人ともあまり話題を持っていないから、自然と話すことも限られるのだろうな」
17.一緒にいる時間の量
アーニャ「当たり前になってる」
ライ「出会った頃と環境は変わってないから、離れる時間のほうが少ないのかもしれないね」
アーニャ「気持ちは変わったでしょ」
ライ「そうだな」
18.付き合いだした頃の様子
アーニャ「特に変わらない」
ライ「ああ、友人からの付き合いだから、そう変わることはないと思う」
アーニャ「そうね。アプローチに弱いところは、今も変わらない」
ライ「・・・」
19.付き合いだして変わったこと
アーニャ「・・・・」
ライ「アーニャ?」
アーニャ「二度は言わない」
ライ「アーニャ・・・」
アーニャ「貴方はあるの。変わったところ」
ライ「アーニャが僕の部屋に来るようになったことだろうか」
アーニャ「前から部屋に入ることはあった」
ライ「それでも、泊まるまではなかっただろう?。それは違うのか?」
アーニャ「そうだったかしら」
20.愛情の示し方
アーニャ「此処で、強要されたくない」
ライ「行動で見せなくても、答えるだけで構わないんだぞ」
アーニャ「それでも、自分の気持ちは言いたい時に、触れたいと思うときに、したいもの」
ライ「・・・解釈によっては、自分勝手に見える答えだな」
アーニャ「誰かがどう思うかは必要なこと?。自分を好きにならないと相手も愛せない。元から相手を好きになるのは、思い違いから始まるもの、それ以上の気持ちがないと愛情にならない」
ライ「すまない。アーニャはアーニャなりの伝え方があるのだったな」
アーニャ「謝らなくてもいい。私も言葉を伝えるのは上手くないから」
21.愛情を示す状況
眼を伏せたアーニャの頭を、ライは優しく撫でた。
アーニャ「ライ?」
ライ「口で言えない時は、手紙にしても、態度にしても伝わることがあるとミレイさんが言っていたことがある。アーニャもアーニャの思う形で表せばいいと思う」
アーニャ「・・・前にもそんなことを言われた事がある」
ライ「そう、だったか」
アーニャ「うん。でも」
ライの胸へと額を押し当てたアーニャは、ふっと笑うように目を細めて、
アーニャ「今はこのままがいい」
そう言って抱きしめるように腕をまわしたアーニャに、ライはふっと笑うようにして手を伸ばすと、アーニャの頭を再び撫で、気づいて顔を上げたアーニャの額へとキスを送った。
22.2人に子供が生まれたら
アーニャ「子供・・・」、
ライ「結婚してからの話になるな」
アーニャ「欲しい? 子供」
ライ「家族は、欲しいかな」
アーニャ「ライの家族」
ライ「?」
アーニャ「悪くない」
23.どちらかが死んでしまったら
アーニャ「死んだ後は何も残らないけど、記憶を失うこと以上に怖い」
ライ「最終的にたどり着くのは勿論だけど、今存在できる時間はジノやスザク、生徒会の皆やアーニャとの思い出が残せる」
アーニャ「残せるなら約束残しておきたい」
ライ「約束?」
アーニャ「一人で行くのはして欲しくはないから」
ライ「どういう意味だ」
アーニャ「例えば、死ぬ間際だとしても、誰かが傍にいること。私がそうしたいけど、私がその場にいなくても、言葉は誰かに残して欲しい。それが、ライとの約束」
ライ「わかったよ。約束を果たせるよう努めるけれど、それは、アーニャも同じだ」
アーニャ「うん」
24.二人が敵(味方)同士だったら
アーニャ「ライはどう思う」
ライ「何らかの目的で互いに敵となったときは」
アーニャ「その時は?」
ライ「戦う」
アーニャ「そう」
ライ「けれど、万が一にもアーニャが危なくなったときは、身体を張ると思うよ」
アーニャ「仲間を裏切って」
ライ「それが正しかったどうかよりも、大事な人は、間違えたくはない。頭でわかっていても、実際にその状況になったときは、考えられない行動は出るけれど、アーニャは失いたくはないと考えるのは、甘いだろうか」
アーニャ「軍人としては、見習うべき行動ではないけれど、そうなった時は私も同じ行動をとるかもしれないから、人の事は言えない」
25.ある日のメール内容
アーニャ「ライとメールでやり取りすること無い」
ライ「文字の上よりも話すことのほうが多いからだな」
アーニャ「後、ライが、メールした姿を一度も見たことが無いって、皆が話してたから、多分使い慣れてないと思って」
ライ「・・・・今度、説明書に目を通しておくよ」
26.周囲に交際がバレたら
アーニャ「隠してるつもりは無いけど」
ライ「そう、なのか?」
アーニャ「ライは隠しておきたかったの」
ライ「隠すよりも、周りにひやかされるのは遠慮願いたいとは思っている」
アーニャ「多分、嫉妬からきてると思うけど」
ライ「嫉妬? 誰かに嫉妬されてるのか?」
アーニャ「秘密」
27.秘密にしていること
ライ「記憶の面を除いてみても、互いにあまり喋るほうではないから、秘密というよりも話す言葉が少ないように思う」
アーニャ「本人さえも認識してない情報が多すぎるから」
ライ「そうだな。アーニャと僕とで記憶の薄れてる部分がある。それが、解ける事があれば秘密も少なくなるだろう」
アーニャ「大切なのは、今よ」
28.相手だけに見せる姿
アーニャ「撮り忘れるのも寄り添うのも一人だけ」
ライ「アーニャ?」
アーニャ「弱さを共有し、誰よりも強さをあえる存在は、二人とも同じだから」
29.プレゼントしそうなもの
管理人「二人とも形に残るものだと思います。記憶を失う怖さを知っているから」
30.こんな二人が好き
管理人「二人とも口数は少ないほうだと思うので、一緒にいても黙ったままだけど、心は通い合ってるというか、信じあえてるというか、隠れ甘々になっていればいいなというのが私の願望ですが、組み合わせは好きです」
終わり