コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
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----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★2010/08/18 (Wed)
溶けたアイスクリームをすくって 前編
私を呼んでる声に、瞳を開けるとそこに貴方がいた。
いつものように真っ暗しか見えない視界に、はっきりと貴方の顔と街の風景がはっきりと、瞬きをするたびにクリアになっていく。
私を心配そうに覗き込むその優しい顔を見て、安心させるように私は笑いかける。
「あ、平気ですよ」
いつの間にか、私は外出していて、手には溶けかけのアイスクリームがあった。
帽子で影を作る分、少しだけ暑さは軽減されるように感じられたのは、風が私の髪をなでたからのかもしれない。
垂れたアイスをぺろりと少しだけ救うように食べると、甘いバニラの香りと冷たさが舌と鼻を通して感じられた。
帽子から少しだけ目線をあげるように、隣にいる人を覗きこんで見た。
光沢のある柔らかな髪、私よりも白い肌は男の人なのに、華奢でとても綺麗なもので、黙っているとお人形さんのようにも見えるけれど、瞬きする瞳から見えた吸い込まれそうなほどに澄んだ銀の瞳がちゃんと人であることを知らせる。
じっと見ていた私に気づいてその目を細める。
その微笑が兄と違うもので、男性の色気を孕んで見えたせいか、私は頬に熱が集まるのを隠すように目を伏せてしまう。
外見はとっつきにくく見えるけれど、その無表情の下は不器用なやさしさが隠れていて、遠巻きに男女問わず熱い視線は、ライさんに向けられてのものでも、天然なライさんに届くはずもなく、涼しげな表情で私を見つめていた。
「ナナリー?」
これは夢かもしれないと思ったのは、私の足が昔のように自由に動いているから。
休日の街の中で、大好きな人とデートしていることがあわせて嬉しくて、思わず笑みをこぼしてしまう。
「なんでもないですよ。あ、アイス一人だけでは勿体無いので、ライさんもお一口いかがですか?」
何も手にしてないライさんへと、私はそう言ってアイスを向けて悪戯を浮かべた子供のように、笑いかけながら尋ねてみた。
ライさんは私とアイスと交互に見比べて、いいのかと問いかけてくる視線が可愛いと思いながら、にっこりとアイスを差し出す。
「甘くておいしいですよ」
「・・・・」
考えるように黙り込んだライさんは、私の手をそっと手にとって、顔を引き寄せてきたのに、私はアイスをライさんの口元へと寄せようとした。
のだけど、一瞬風が頬を撫でる様に、静かに時間が止まった気がしたのは、ライさんの行動が私の思うものと違っていたから私は目を見開くのだった。
続く
私を呼んでる声に、瞳を開けるとそこに貴方がいた。
いつものように真っ暗しか見えない視界に、はっきりと貴方の顔と街の風景がはっきりと、瞬きをするたびにクリアになっていく。
私を心配そうに覗き込むその優しい顔を見て、安心させるように私は笑いかける。
「あ、平気ですよ」
いつの間にか、私は外出していて、手には溶けかけのアイスクリームがあった。
帽子で影を作る分、少しだけ暑さは軽減されるように感じられたのは、風が私の髪をなでたからのかもしれない。
垂れたアイスをぺろりと少しだけ救うように食べると、甘いバニラの香りと冷たさが舌と鼻を通して感じられた。
帽子から少しだけ目線をあげるように、隣にいる人を覗きこんで見た。
光沢のある柔らかな髪、私よりも白い肌は男の人なのに、華奢でとても綺麗なもので、黙っているとお人形さんのようにも見えるけれど、瞬きする瞳から見えた吸い込まれそうなほどに澄んだ銀の瞳がちゃんと人であることを知らせる。
じっと見ていた私に気づいてその目を細める。
その微笑が兄と違うもので、男性の色気を孕んで見えたせいか、私は頬に熱が集まるのを隠すように目を伏せてしまう。
外見はとっつきにくく見えるけれど、その無表情の下は不器用なやさしさが隠れていて、遠巻きに男女問わず熱い視線は、ライさんに向けられてのものでも、天然なライさんに届くはずもなく、涼しげな表情で私を見つめていた。
「ナナリー?」
これは夢かもしれないと思ったのは、私の足が昔のように自由に動いているから。
休日の街の中で、大好きな人とデートしていることがあわせて嬉しくて、思わず笑みをこぼしてしまう。
「なんでもないですよ。あ、アイス一人だけでは勿体無いので、ライさんもお一口いかがですか?」
何も手にしてないライさんへと、私はそう言ってアイスを向けて悪戯を浮かべた子供のように、笑いかけながら尋ねてみた。
ライさんは私とアイスと交互に見比べて、いいのかと問いかけてくる視線が可愛いと思いながら、にっこりとアイスを差し出す。
「甘くておいしいですよ」
「・・・・」
考えるように黙り込んだライさんは、私の手をそっと手にとって、顔を引き寄せてきたのに、私はアイスをライさんの口元へと寄せようとした。
のだけど、一瞬風が頬を撫でる様に、静かに時間が止まった気がしたのは、ライさんの行動が私の思うものと違っていたから私は目を見開くのだった。
続く
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