コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2010/08/26 (Thu)
岬には白い花が咲き誇る
さまざまな色の花の絨毯が、緑の木々を抜けるとそこから開けたように視界に広がる。
その光景を始めて目にした神楽耶は、目をキラキラと輝かせた。
「花畑の先には湖がある。あそこはさまざまな動物が水のみ場としているから、人である君は近づいていいのは此処までだ」
キラキラと光の反射に輝く薄い青色の湖が、隣に並んだライの差した指先の向こうを辿るまでもなく映る。
「此処に、人が来たのは初めてだな」
意味深に呟いたライを神楽耶が見上げる。
「それでは、私が最初に入った数少ない人だということですか?」
澄んだ銀の瞳が神楽耶へと視線を変えて、頷く。
吸い込まれそうな色に目を合わせたことでどきりとして、神楽耶は花化けのほうへと視線を戻したが、まだ頬は赤いままだった。
人の関与のない空間に踏み入るのは緊張を齎すもので、恐る恐る踏み出した神楽耶が一輪の花に手を伸ばそうとしたところで、黙って見ていたライが口を開いた。
「摘んでしまうのは簡単だが、此処は迷ったときの森の道しるべでもある。それを皆知っているから、むやみに此処を荒らそうとはしない」
「えっ、これだけたくさん咲いているのに、摘んではいけないというのですか?」
神楽耶から花畑へと見渡すように顔をめぐらすライは、無表情ながらも少しだけ優しい声音で言った。
「一つ二つと許してしまうと、この場所を聞きつけた別の人間が此処を自分達の私有地として花を持ち帰ってしまう可能性が考えられる故に、皆恐れてる。連れてきた僕にさえも君を監視する義務が当然にある」
一匹の蝶々が神楽耶が触れようとした花から空中を舞う。他にもいくつかの蝶々の姿があり、花畑は一層幻想的に彩られていた。
続く
さまざまな色の花の絨毯が、緑の木々を抜けるとそこから開けたように視界に広がる。
その光景を始めて目にした神楽耶は、目をキラキラと輝かせた。
「花畑の先には湖がある。あそこはさまざまな動物が水のみ場としているから、人である君は近づいていいのは此処までだ」
キラキラと光の反射に輝く薄い青色の湖が、隣に並んだライの差した指先の向こうを辿るまでもなく映る。
「此処に、人が来たのは初めてだな」
意味深に呟いたライを神楽耶が見上げる。
「それでは、私が最初に入った数少ない人だということですか?」
澄んだ銀の瞳が神楽耶へと視線を変えて、頷く。
吸い込まれそうな色に目を合わせたことでどきりとして、神楽耶は花化けのほうへと視線を戻したが、まだ頬は赤いままだった。
人の関与のない空間に踏み入るのは緊張を齎すもので、恐る恐る踏み出した神楽耶が一輪の花に手を伸ばそうとしたところで、黙って見ていたライが口を開いた。
「摘んでしまうのは簡単だが、此処は迷ったときの森の道しるべでもある。それを皆知っているから、むやみに此処を荒らそうとはしない」
「えっ、これだけたくさん咲いているのに、摘んではいけないというのですか?」
神楽耶から花畑へと見渡すように顔をめぐらすライは、無表情ながらも少しだけ優しい声音で言った。
「一つ二つと許してしまうと、この場所を聞きつけた別の人間が此処を自分達の私有地として花を持ち帰ってしまう可能性が考えられる故に、皆恐れてる。連れてきた僕にさえも君を監視する義務が当然にある」
一匹の蝶々が神楽耶が触れようとした花から空中を舞う。他にもいくつかの蝶々の姿があり、花畑は一層幻想的に彩られていた。
続く
PR
この記事にコメントする