フィルター越しの世界

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こんな話もあったらいいなっと思って書いちゃいました
生徒会の女性陣×ライ（女体化）です。
　お話は、続きからになります。

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Girls　Dream of bubble・番外編_{フィルター越しの世界}



　クラブハウスの個室それぞれに取り付けてあるシャワーが、壊れてしまい、あえなく女生徒専用浴場へと足を踏み入れることになったライ。
　心中男を捨てきれてない様子で、避けていた場所に来ることに気恥ずかしさと憂鬱ではあったが、別段疚しい気持ちがあるわけでもなく、ミレイに来るように誘われたものだから、断るわけにも行かずに来たわけなのだが。

　当然、右を見ても左を見ても女しかいない。

　しかも、ライが女だと認識していることで、彼女達は気にしてない様子で着替えを始めることも、彼女達の前で着替えることも、羞恥を及ぼす。
　自分も今は身体的には女であるのだから、女子に非難されることはないし、変に隠していても怪しく思われるだけならばと決意を改め。

　なるべく見ないようと背を向けるようにして、着替えるライであったのだが、異様に背中越しにびしびしと視線を感じていた。
　
　あまり、此処を利用しようとしない自分がいるのを珍しいと思っているだけだろうと、ライは思ったのだが、そうではなくて、一年女子の間で何故かお姉様と敬愛と羨望の眼差しを受けているライの生着替え。
　それは価値のあるもので、なぜなら、制服下に隠された華奢ながらでも鍛えられた身体を見られるのだ。
　あの羨ましいくらい白い肌も、華奢ながらに鍛えた身体も、うっとりとするくらいの脚線美も服を脱ぐ姿さえも周囲の目には、凛としなやかに見え、色香なものではない禊の様に清廉としたもので思わず魅入ってしまっていた。

　だが、彼女達の見つめる熱い視線の意味さえ知らず、ライが訝しげに振り向けば、慌てたように顔を逸らしたり、うっとりと溜息をこぼすものまで反応はさまざまだった。

　女性の身体になって何日はたっているか男に戻った様子はない、持ってきたものと皆と変わりない、何が可笑しいところでもあるのかとライはロッカーの前で首をかしげる。


続く