コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2011/07/18 (Mon)
ただしいよりもたのしいがいい
沈黙だけが続く、足音だけが響く廊下。
窓辺に差し込む月明かりにぼんやりと差し込む光と影の合間を行き交うように歩く、C.C.の後ろをひな鳥の真似見たくついていくライ。
薄緑の二つに結われた髪が背中を揺らめく様子と風景をただぼんやりと見ていたライを呼び寄こすように、C.C.の声がかかった。
「此処だ」
ようやく立ち止まったC.C.の足元から顔へと移り、そして部屋の扉へと視線を向けたライは首を傾げる。
「・・・その部屋は確か、空き室だったはずでは?」
自分の使う部屋と思いきや、見慣れない部屋の前にやって来ているC.C.に、ライは疑問を含めた視線で問いかける。
「ああ。だからこそ、此処を選んだ」
さも当然のように懐から取り出した鍵を目の前に見せつけて、呆れと驚きを見せるライの顔を一瞥するだけで、気にもかけずに部屋の鍵穴に鍵を差し込む扉を開いた。
開いた扉の奥は、家具が少ない以外は部屋の作りは同じで、薄暗い室内の中を気ままに足を進めたC.C.は、ライが止めに入るのを待たず、窓を開けと白いレースのカーテンだけをひいた。
「人目を避け且つ、クローゼットに押し込まれるよりは絶好の隠れ場だろ?」
「鍵を何処から盗んできたんだ?」
「盗んだとは人聞きの悪い。・・・目の見える範囲にかけている無用心さを見かね、私が預かっているだけだ」
屁理屈を言いながらC.C.は、悪びれた様子もなくベットに足を組むようにして腰掛けて、さっき取り出した鍵を手に握りこむままに口元を笑みを刻む。
傍若無人という言葉が本当に似合うなと思い目を眇めて呆れつつも、ルルーシュの苦労を思い頭が痛くなったとばかりに額に手をつけたライは、静かに溜息をこぼすだけに留めた。
「口ぶりから察するに、此処は君がよく使っている部屋なのか」
「時々だがな。何もないというのは退屈ではあるが、狭い場所よりはマシなほうだ」
何かを思い出したように眉を顰め、C.C.は顔を背ける。
いくら同じ部屋を共有しているとはいえ、何かと小言の多いルルーシュの相手をするのも、狭いクロゼットに押し込まれ、人目を避けるよう行動しなければならないことに、窮屈さと覚えたC.C.は、遷忌だとは思わないが色々注意したい気持ちを抑え、ライは前向きに納得することにしたのだった。
続く
ただしいよりもたのしいがいい
沈黙だけが続く、足音だけが響く廊下。
窓辺に差し込む月明かりにぼんやりと差し込む光と影の合間を行き交うように歩く、C.C.の後ろをひな鳥の真似見たくついていくライ。
薄緑の二つに結われた髪が背中を揺らめく様子と風景をただぼんやりと見ていたライを呼び寄こすように、C.C.の声がかかった。
「此処だ」
ようやく立ち止まったC.C.の足元から顔へと移り、そして部屋の扉へと視線を向けたライは首を傾げる。
「・・・その部屋は確か、空き室だったはずでは?」
自分の使う部屋と思いきや、見慣れない部屋の前にやって来ているC.C.に、ライは疑問を含めた視線で問いかける。
「ああ。だからこそ、此処を選んだ」
さも当然のように懐から取り出した鍵を目の前に見せつけて、呆れと驚きを見せるライの顔を一瞥するだけで、気にもかけずに部屋の鍵穴に鍵を差し込む扉を開いた。
開いた扉の奥は、家具が少ない以外は部屋の作りは同じで、薄暗い室内の中を気ままに足を進めたC.C.は、ライが止めに入るのを待たず、窓を開けと白いレースのカーテンだけをひいた。
「人目を避け且つ、クローゼットに押し込まれるよりは絶好の隠れ場だろ?」
「鍵を何処から盗んできたんだ?」
「盗んだとは人聞きの悪い。・・・目の見える範囲にかけている無用心さを見かね、私が預かっているだけだ」
屁理屈を言いながらC.C.は、悪びれた様子もなくベットに足を組むようにして腰掛けて、さっき取り出した鍵を手に握りこむままに口元を笑みを刻む。
傍若無人という言葉が本当に似合うなと思い目を眇めて呆れつつも、ルルーシュの苦労を思い頭が痛くなったとばかりに額に手をつけたライは、静かに溜息をこぼすだけに留めた。
「口ぶりから察するに、此処は君がよく使っている部屋なのか」
「時々だがな。何もないというのは退屈ではあるが、狭い場所よりはマシなほうだ」
何かを思い出したように眉を顰め、C.C.は顔を背ける。
いくら同じ部屋を共有しているとはいえ、何かと小言の多いルルーシュの相手をするのも、狭いクロゼットに押し込まれ、人目を避けるよう行動しなければならないことに、窮屈さと覚えたC.C.は、遷忌だとは思わないが色々注意したい気持ちを抑え、ライは前向きに納得することにしたのだった。
続く
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