コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2011/07/24 (Sun)
残ったほうの手は伸ばす
何処までも高く青い空の下、羽の回る音と僅かに聞こえてくる蝉の声。
レース付きのカーテンがひかれた窓から入り込む風と扇風機の風が混ざり合い、流れゆく空気が涼しい室内にて。
咲世子が入れてくれたと思わしき、水滴のたらしたコップには氷の入ったドリンクがあり、ちょっとの休憩の間に摂取しつつも、ナナリーとライは談話していた。
といっても、もっぱら話しているのはナナリーばかりで、ライは聞き役に徹しているだけのようにも見えるが、そんな二人の様子を穏やかに見守っていた咲世子は、誰に言うわけでもなく席を外す。
今日は、薄茶のウェーブヘアーをポニーテールへと変えて、白いワンピース姿のナナリーの手元にはペンが握られ、今は広げたノートの上に休んでいた。
学校に行くことのできないナナリーは、いつもは咲世子や兄から勉強を教わっている。
のだが、今日は遊びに来てくれたライに教わってはどうかと申す、咲世子の提案に喜んでノリ、勉強を始めてみたものの、進み具合は遅かった。
それもそのはず、一時的に任されたとはいえ、家庭教師が大好きな人なのだ。
けして、教え方が下手なのではなく、寧ろわかりやすく解説してくれるものだから、思わず聞き入ってしまうのだが、どうにも集中できず気がそれたように、ナナリーは話しかけていたのだ。
「ナナリー」
「はい?」
「勉強よりも話しているほうが君は楽しいのかい?」
「えっ、あっ、ごめんなさい。会話にばかりに夢中になってしまって、ライさんの教え方だって私にもわかりやすくてとっても勉強になるのに、どうしても集中が持続できなくて」
眉尻を下げつつ素直に言ったナナリーに、ライは優しく話しかけた。
「無理にとは言わないが、勉強の合間にも程度の休憩は必要不可欠だ。そこに個人差は生まれるが、ナナリーはナナリーのペースで進めてはいけばいいと僕は思う」
「ありがとうございます。でも、ライさんに勉学を教えてもらうことって滅多にない機会ですし、勿体無いですから、続けさせてください。私、喜んでついていきますから! あっ、ご褒美あるともっと頑張れますけれど」
冗談交じりに微笑むナナリーは勉強に前向きな姿勢は意思固く、ライは微苦笑をもらした。
続く
残ったほうの手は伸ばす
何処までも高く青い空の下、羽の回る音と僅かに聞こえてくる蝉の声。
レース付きのカーテンがひかれた窓から入り込む風と扇風機の風が混ざり合い、流れゆく空気が涼しい室内にて。
咲世子が入れてくれたと思わしき、水滴のたらしたコップには氷の入ったドリンクがあり、ちょっとの休憩の間に摂取しつつも、ナナリーとライは談話していた。
といっても、もっぱら話しているのはナナリーばかりで、ライは聞き役に徹しているだけのようにも見えるが、そんな二人の様子を穏やかに見守っていた咲世子は、誰に言うわけでもなく席を外す。
今日は、薄茶のウェーブヘアーをポニーテールへと変えて、白いワンピース姿のナナリーの手元にはペンが握られ、今は広げたノートの上に休んでいた。
学校に行くことのできないナナリーは、いつもは咲世子や兄から勉強を教わっている。
のだが、今日は遊びに来てくれたライに教わってはどうかと申す、咲世子の提案に喜んでノリ、勉強を始めてみたものの、進み具合は遅かった。
それもそのはず、一時的に任されたとはいえ、家庭教師が大好きな人なのだ。
けして、教え方が下手なのではなく、寧ろわかりやすく解説してくれるものだから、思わず聞き入ってしまうのだが、どうにも集中できず気がそれたように、ナナリーは話しかけていたのだ。
「ナナリー」
「はい?」
「勉強よりも話しているほうが君は楽しいのかい?」
「えっ、あっ、ごめんなさい。会話にばかりに夢中になってしまって、ライさんの教え方だって私にもわかりやすくてとっても勉強になるのに、どうしても集中が持続できなくて」
眉尻を下げつつ素直に言ったナナリーに、ライは優しく話しかけた。
「無理にとは言わないが、勉強の合間にも程度の休憩は必要不可欠だ。そこに個人差は生まれるが、ナナリーはナナリーのペースで進めてはいけばいいと僕は思う」
「ありがとうございます。でも、ライさんに勉学を教えてもらうことって滅多にない機会ですし、勿体無いですから、続けさせてください。私、喜んでついていきますから! あっ、ご褒美あるともっと頑張れますけれど」
冗談交じりに微笑むナナリーは勉強に前向きな姿勢は意思固く、ライは微苦笑をもらした。
続く
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