コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
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----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2011/08/17 (Wed)
My being me うつくしいひとはひとりで美しい
あっけもなく終わったことにルルーシュは、スザク達へと視線を向けた。
「お前が連れてきたのか」
「俺じゃないよ。ライが気になることがあるっていって急に走り出したものだから、俺達はその後を追いかけてきたただけ」
遅れて駆けつけたナナリーを目にした後、腕の中で元気そうに尻尾を振るう子犬の暢気さに、ほっとして目を細めたルルーシュは、拾い集めた商品をレジ袋に集めて差し出してきたライへとぶっきらぼうに返した。
「・・・一応助けられたことに、礼は言う」
差し出されたレジ袋と替わりにジロを引き渡すと、ライは子犬を抱えたまま不思議な顔をしていた。
「君を助けたとするなら、僕ではなく彼の方だ」
腕の中で笑うように尻尾を振るうジロに、ああそうだなとふっと口を緩めたルルーシュは、手を伸ばして子犬の頭を撫でた。
「ワン」
「・・・お前のおかげもある。ありがとう」
小さく笑ったルルーシュを見て、ライは真面目に言った。
「君でもそんな風に笑うのだな」
少しだけ大きなライの瞳がまじかに見たせいか凄く純粋に映り、可愛いとルルーシュは思ってしまい、はっとする。
そんなことを以前にもライも言われたことがあるのだが、それすら気にしていないのか意外な一面を見たような感想をこぼされ、ルルーシュはなにやら不満そうなスザクと暖かく見るナナリーの視線に耐えかねてか、少し頬を赤くしたまま背を向けて先に帰るといって、歩いていく。
照れ隠しなのだというのは一目瞭然で、その姿に目を眇めるスザクも微笑むナナリーも、また不思議に見つめるライの視線に振り返ることはなかったが、親しくなるまでにはそんなに時間はかからないように感じた。
ふわりと風が吹き、葉をこすられる音を聞きながら、ライは抱えたジロに額をくっつけると、
「君の雄姿を僕は見ていた。君は立派な狛犬だったよ」
と褒めたまま笑う。その無邪気な笑顔をはじめて目にしたスザクとナナリーは、そこだけ切り離された世界のように見惚れていたのだった。
続く
My being me うつくしいひとはひとりで美しい
あっけもなく終わったことにルルーシュは、スザク達へと視線を向けた。
「お前が連れてきたのか」
「俺じゃないよ。ライが気になることがあるっていって急に走り出したものだから、俺達はその後を追いかけてきたただけ」
遅れて駆けつけたナナリーを目にした後、腕の中で元気そうに尻尾を振るう子犬の暢気さに、ほっとして目を細めたルルーシュは、拾い集めた商品をレジ袋に集めて差し出してきたライへとぶっきらぼうに返した。
「・・・一応助けられたことに、礼は言う」
差し出されたレジ袋と替わりにジロを引き渡すと、ライは子犬を抱えたまま不思議な顔をしていた。
「君を助けたとするなら、僕ではなく彼の方だ」
腕の中で笑うように尻尾を振るうジロに、ああそうだなとふっと口を緩めたルルーシュは、手を伸ばして子犬の頭を撫でた。
「ワン」
「・・・お前のおかげもある。ありがとう」
小さく笑ったルルーシュを見て、ライは真面目に言った。
「君でもそんな風に笑うのだな」
少しだけ大きなライの瞳がまじかに見たせいか凄く純粋に映り、可愛いとルルーシュは思ってしまい、はっとする。
そんなことを以前にもライも言われたことがあるのだが、それすら気にしていないのか意外な一面を見たような感想をこぼされ、ルルーシュはなにやら不満そうなスザクと暖かく見るナナリーの視線に耐えかねてか、少し頬を赤くしたまま背を向けて先に帰るといって、歩いていく。
照れ隠しなのだというのは一目瞭然で、その姿に目を眇めるスザクも微笑むナナリーも、また不思議に見つめるライの視線に振り返ることはなかったが、親しくなるまでにはそんなに時間はかからないように感じた。
ふわりと風が吹き、葉をこすられる音を聞きながら、ライは抱えたジロに額をくっつけると、
「君の雄姿を僕は見ていた。君は立派な狛犬だったよ」
と褒めたまま笑う。その無邪気な笑顔をはじめて目にしたスザクとナナリーは、そこだけ切り離された世界のように見惚れていたのだった。
続く
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