コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★2011/08/22 (Mon)
胸の中にか空の上にか
何処までも薄暗いどんよりとした曇り空。
カーテンの隙間から顔を覗かせたライは、空を見上げると、遠くに聞こえる雷鳴と雲の合間に見える僅かな光が反射して、雨が降るのももう少しだなと窓に背を向けた。
ベットの上、通常なら我が物の顔で占領し部屋を散らかし放題の困った訪問者は、今は子供がえりに無邪気さと素直さを残したまま、枕を頭から抱えて耳を塞ぐように、体育座りに身体を縮めて震わせていた。
「(雷が苦手なのか?)」
意外そうに思いつつもベットへと近寄るが、気配や足跡に顔をあげることがなかったのは、C.C.がきつく目を閉じていたからだった。
ベットのきしみに気づいてか、ようやく顔をあげたC.C.の瞳は恐怖を浮かべてか少し潤んでいた。
こうしてみると、普通の女の子にも見えると妙な感想を抱きつつも、ライは優しく話しかけた。
「恐いのか?」
徐々に近づいてくるゴロゴロと唸る音に、枕をぎゅっと抱えたままC.C.はうんうんと首を縦に振る。
肉に笑うところか少し寂しげに目を伏せる以外に、弱い一面を見たことがなかったライではあったが、だからといって意地悪く恐怖をあおるなんて事もなく、ゆっくりと伸ばした手で頭にある枕に手を置いた。
「大丈夫だと根拠もなく宣言できないが、心配はない」
揺ら揺らと目を潤ませるC.C.へと、安心感を与えるかのように微笑を向けた。
「一人で我慢するなと教えたはずだ。今近くにいる僕では力に及ばないかもしれないが、必ず傍にいるから、頼って欲しい」
それと同時に響いた雷鳴に驚いて、C.C.はライへと抱きついた。
震える身体を優しく抱きしめ返して、そっと耳を塞ぐ。
続く
胸の中にか空の上にか
何処までも薄暗いどんよりとした曇り空。
カーテンの隙間から顔を覗かせたライは、空を見上げると、遠くに聞こえる雷鳴と雲の合間に見える僅かな光が反射して、雨が降るのももう少しだなと窓に背を向けた。
ベットの上、通常なら我が物の顔で占領し部屋を散らかし放題の困った訪問者は、今は子供がえりに無邪気さと素直さを残したまま、枕を頭から抱えて耳を塞ぐように、体育座りに身体を縮めて震わせていた。
「(雷が苦手なのか?)」
意外そうに思いつつもベットへと近寄るが、気配や足跡に顔をあげることがなかったのは、C.C.がきつく目を閉じていたからだった。
ベットのきしみに気づいてか、ようやく顔をあげたC.C.の瞳は恐怖を浮かべてか少し潤んでいた。
こうしてみると、普通の女の子にも見えると妙な感想を抱きつつも、ライは優しく話しかけた。
「恐いのか?」
徐々に近づいてくるゴロゴロと唸る音に、枕をぎゅっと抱えたままC.C.はうんうんと首を縦に振る。
肉に笑うところか少し寂しげに目を伏せる以外に、弱い一面を見たことがなかったライではあったが、だからといって意地悪く恐怖をあおるなんて事もなく、ゆっくりと伸ばした手で頭にある枕に手を置いた。
「大丈夫だと根拠もなく宣言できないが、心配はない」
揺ら揺らと目を潤ませるC.C.へと、安心感を与えるかのように微笑を向けた。
「一人で我慢するなと教えたはずだ。今近くにいる僕では力に及ばないかもしれないが、必ず傍にいるから、頼って欲しい」
それと同時に響いた雷鳴に驚いて、C.C.はライへと抱きついた。
震える身体を優しく抱きしめ返して、そっと耳を塞ぐ。
続く
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