コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2011/08/31 (Wed)
君の幸いが君の手にある
気持ちを察するのが上手いナナリーをはぐらかすように話題を変えようと思ったのだが、ナナリーが気になる言葉を告げる。
「本当に、ですよ? 私、ライさんが魘されながら、嫌だ、待ってくれ、行かないでくれって、凄く悲痛な声を聞いて胸が締め付けられる思いでいっぱいで、此処だって気づいてもらいたくてずっと握りしめてたんです。私が守られるばかりじゃなくて、私もライさんを守りたいと思ったから、必死に呼びかけて目を覚ましてくれたときは、嬉しかった」
ぎゅっと手を握りしめる力の強さは、涙を浮かべてまで話すナナリーの想いの強さを表すようで、ライは目を細めて小さく握り返した。
「ナナリー・・・」
「私じゃ頼りないかもしれませんけど、ライさんが必要なその時は呼んでくださいね。ずっと傍にいますから」
にっこりと微笑むナナリーに、ライはもらい泣きに潤んだ瞳を隠すように、上半身を起こし彼女に抱きついた。
耳元でありがとうと礼を告げると、ナナリーは少しだけ震えた大きな背中に回した手で抱きしめ返した。
悪夢であるのは頭ではわかっているのだが、いづれは現実になるんじゃないかとわけもなく浮かぶ不安があるのを、ナナリーは見落とさなかった。
大丈夫だと背中を撫でる手は、自分よりも小さくても確かな包容力に、ライは安心感を覚えるのだった。
終わり
君の幸いが君の手にある
気持ちを察するのが上手いナナリーをはぐらかすように話題を変えようと思ったのだが、ナナリーが気になる言葉を告げる。
「本当に、ですよ? 私、ライさんが魘されながら、嫌だ、待ってくれ、行かないでくれって、凄く悲痛な声を聞いて胸が締め付けられる思いでいっぱいで、此処だって気づいてもらいたくてずっと握りしめてたんです。私が守られるばかりじゃなくて、私もライさんを守りたいと思ったから、必死に呼びかけて目を覚ましてくれたときは、嬉しかった」
ぎゅっと手を握りしめる力の強さは、涙を浮かべてまで話すナナリーの想いの強さを表すようで、ライは目を細めて小さく握り返した。
「ナナリー・・・」
「私じゃ頼りないかもしれませんけど、ライさんが必要なその時は呼んでくださいね。ずっと傍にいますから」
にっこりと微笑むナナリーに、ライはもらい泣きに潤んだ瞳を隠すように、上半身を起こし彼女に抱きついた。
耳元でありがとうと礼を告げると、ナナリーは少しだけ震えた大きな背中に回した手で抱きしめ返した。
悪夢であるのは頭ではわかっているのだが、いづれは現実になるんじゃないかとわけもなく浮かぶ不安があるのを、ナナリーは見落とさなかった。
大丈夫だと背中を撫でる手は、自分よりも小さくても確かな包容力に、ライは安心感を覚えるのだった。
終わり
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