コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2011/09/07 (Wed)
果てしない空の先に君は居るの?
「遊びに行こう。案内するから」
とっつきにくそうな雰囲気から一変して微笑を向けた少年の顔を見上げ、頬を赤くしたナナリーはうんと大きく頷いて二人で手を繋ぐままに駆け出していった。
普段なら怒られる川遊びや木登りなんかもして、物凄く楽しかったのだが、どうしても少年の事が知りたくなって名前を尋ねた。
「僕? 僕の名前は・・・」
顔に霧ががかったように見えなくなっていって、太陽の光のように眩しくも白い光の中に溶けていくと、カーテンが揺らぐ窓辺と車椅子の自分の姿を目に止めた。
いつの間にかうたた寝していたのか、目をこすりつつも現実を見つめる。
しかし、過去の記憶はわかるにしても、何故いるはずのライが夢の中に出てきたのか、ただの願望?それとも、今の現実の反映なのだろうか?、それでも夢であることに変わりはないと思うことにして、ライに貰った絵本を両手に抱えた。
「すごく会いたい」
夢の中の少年、ライが言っていた言葉を口ずさみに、そっとナナリーは口元を微笑んだ。
「Are you missing me, as much as I am missing you? 」
今は離れていないライを想うように、空を見上げてナナリーは呟いた。
遠い場所にいても空は繋がっていると信じているかのように。
遠い空の下。
くしゃみを一つしたライに、同じパイロットスーツ姿のスザクが隣に立つようにして声をかける。
「あれ、風邪かい?」
「いや、違う」
鼻を少し触るようにして無表情に答えるライに、それならばいいとスザクは笑う。
特派の車から降りてきたセシルが、スザク達へと呼びかける。
「スザク君、ライ君。騎乗の準備をお願い」
「はい。わかりました」
振り返ったスザクは、微笑んで頷いたセシルを見送った後、ライの返答がないことに気になり彼のほうを見た。
「ライ?」
空を見上げるライがどこか遠くを見ているように見えて、スザクは不思議に思い声をかけるが、なんともないというかのように一瞥すると、専用機であるクラブのほうへと走り出していた。
首を傾げつつもスザクもその後を続くと、これからの戦いへと切り替わるかのように身を引き締める。
誰かに呼ばれた気がしたが、ライは普段と変わりない真剣な様子で、任務に続行する。
一瞬思い浮かんだナナリーの笑顔を、守るべきものを見失わない誓いを、その胸の奥にしまいこんで、冷徹に事をなす。
再び、ナナリーの待つ居場所へ戻るために、戦いの中に出陣したのだった。
終わり
果てしない空の先に君は居るの?
「遊びに行こう。案内するから」
とっつきにくそうな雰囲気から一変して微笑を向けた少年の顔を見上げ、頬を赤くしたナナリーはうんと大きく頷いて二人で手を繋ぐままに駆け出していった。
普段なら怒られる川遊びや木登りなんかもして、物凄く楽しかったのだが、どうしても少年の事が知りたくなって名前を尋ねた。
「僕? 僕の名前は・・・」
顔に霧ががかったように見えなくなっていって、太陽の光のように眩しくも白い光の中に溶けていくと、カーテンが揺らぐ窓辺と車椅子の自分の姿を目に止めた。
いつの間にかうたた寝していたのか、目をこすりつつも現実を見つめる。
しかし、過去の記憶はわかるにしても、何故いるはずのライが夢の中に出てきたのか、ただの願望?それとも、今の現実の反映なのだろうか?、それでも夢であることに変わりはないと思うことにして、ライに貰った絵本を両手に抱えた。
「すごく会いたい」
夢の中の少年、ライが言っていた言葉を口ずさみに、そっとナナリーは口元を微笑んだ。
「Are you missing me, as much as I am missing you? 」
今は離れていないライを想うように、空を見上げてナナリーは呟いた。
遠い場所にいても空は繋がっていると信じているかのように。
遠い空の下。
くしゃみを一つしたライに、同じパイロットスーツ姿のスザクが隣に立つようにして声をかける。
「あれ、風邪かい?」
「いや、違う」
鼻を少し触るようにして無表情に答えるライに、それならばいいとスザクは笑う。
特派の車から降りてきたセシルが、スザク達へと呼びかける。
「スザク君、ライ君。騎乗の準備をお願い」
「はい。わかりました」
振り返ったスザクは、微笑んで頷いたセシルを見送った後、ライの返答がないことに気になり彼のほうを見た。
「ライ?」
空を見上げるライがどこか遠くを見ているように見えて、スザクは不思議に思い声をかけるが、なんともないというかのように一瞥すると、専用機であるクラブのほうへと走り出していた。
首を傾げつつもスザクもその後を続くと、これからの戦いへと切り替わるかのように身を引き締める。
誰かに呼ばれた気がしたが、ライは普段と変わりない真剣な様子で、任務に続行する。
一瞬思い浮かんだナナリーの笑顔を、守るべきものを見失わない誓いを、その胸の奥にしまいこんで、冷徹に事をなす。
再び、ナナリーの待つ居場所へ戻るために、戦いの中に出陣したのだった。
終わり
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