コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2011/08/18 (Thu)
家事分担を決めましょう
駆け落ちのように満月の間に、クラブハウスを飛び出した二人。
木製の安い借家での共同生活が始まったのだが、卓袱台をはさんで真面目な話が続けられていた。
カチカチと古い置時計の音だけが部屋に響いていた。
「生活レベルを以前のように保つためにも、職を見つけることが先決だ。だから君も職安探しに」
「却下する」
職探しの本をC.C.の前に広げて見せるものの、彼女はそれらを一瞥するだけですぐさまライのほうへと戻した。
「・・・C.C.。君は働く気がないのか」
「当然だ。働く意思のあるものにやらせたほうが適任だと思うが、お前は違うのか」
「寝場所とある程度の食の確保が取れてる分には、僕には不満はないが、君の好物であるピザを以前のように好きなだけ注文することは出来ないんだぞ。それを理解しているうえでの発言なら」
「何を言う。ピザを食さない日などあってたまるものか」
「・・・今の所持金だけでは、ぎりぎりなんだ。節約事はあれどピザを買う余裕は家にはない」
「それこそ問題外だ。お前が私のために汗だくになって働いていれば余裕も出来る」
当然のように仕事があるのはお前だけで、自分はやるつもりはないと宣言するC.C.に呆れた吐息を漏らしたライは、不毛な言い争いになるだけだと、話を切り替えた。
「・・・・。では、C.C.。君は家事全般を担当するということで、相違ないな」
「私が家事を得意とする性分に見えるのか。勿論、家事全般もお前が担当だ」
「・・・君は一体何をやるつもりなんだ?」
まさか、以前のように好きなだけ部屋でくつろいでだらだらと過ごすことでも考えているのかと、目を眇めるライに、C.C.は口端をあげてテーブルへと身を乗り出す。
「私か?。お前が私のために働いた分だけ、贔屓してやるつもりだ」
「贔屓?」
「不満か?。では言い方を代えて、今の気持ちを私の身体で払ってやろうと先約しておこうか」
「っ!?」
怪しく目を細めるままに自分の胸に手をついての大胆発言に、ライは求人情報本へと視線を落とし、言い返して立ち上がった。
「冗談を・・・。本日の話し合いは此処で終わりにする。そろそろ夕食の時間だから準備をしてくる」
その耳まで顔を赤くていることを隠すように立ち去っていたライに、頬杖付いたまま微かに笑うC.C.が「冗談にする気は毛頭なかったのだがな」と小さく呟いた声を誰も知らないのだった。
続く
家事分担を決めましょう
駆け落ちのように満月の間に、クラブハウスを飛び出した二人。
木製の安い借家での共同生活が始まったのだが、卓袱台をはさんで真面目な話が続けられていた。
カチカチと古い置時計の音だけが部屋に響いていた。
「生活レベルを以前のように保つためにも、職を見つけることが先決だ。だから君も職安探しに」
「却下する」
職探しの本をC.C.の前に広げて見せるものの、彼女はそれらを一瞥するだけですぐさまライのほうへと戻した。
「・・・C.C.。君は働く気がないのか」
「当然だ。働く意思のあるものにやらせたほうが適任だと思うが、お前は違うのか」
「寝場所とある程度の食の確保が取れてる分には、僕には不満はないが、君の好物であるピザを以前のように好きなだけ注文することは出来ないんだぞ。それを理解しているうえでの発言なら」
「何を言う。ピザを食さない日などあってたまるものか」
「・・・今の所持金だけでは、ぎりぎりなんだ。節約事はあれどピザを買う余裕は家にはない」
「それこそ問題外だ。お前が私のために汗だくになって働いていれば余裕も出来る」
当然のように仕事があるのはお前だけで、自分はやるつもりはないと宣言するC.C.に呆れた吐息を漏らしたライは、不毛な言い争いになるだけだと、話を切り替えた。
「・・・・。では、C.C.。君は家事全般を担当するということで、相違ないな」
「私が家事を得意とする性分に見えるのか。勿論、家事全般もお前が担当だ」
「・・・君は一体何をやるつもりなんだ?」
まさか、以前のように好きなだけ部屋でくつろいでだらだらと過ごすことでも考えているのかと、目を眇めるライに、C.C.は口端をあげてテーブルへと身を乗り出す。
「私か?。お前が私のために働いた分だけ、贔屓してやるつもりだ」
「贔屓?」
「不満か?。では言い方を代えて、今の気持ちを私の身体で払ってやろうと先約しておこうか」
「っ!?」
怪しく目を細めるままに自分の胸に手をついての大胆発言に、ライは求人情報本へと視線を落とし、言い返して立ち上がった。
「冗談を・・・。本日の話し合いは此処で終わりにする。そろそろ夕食の時間だから準備をしてくる」
その耳まで顔を赤くていることを隠すように立ち去っていたライに、頬杖付いたまま微かに笑うC.C.が「冗談にする気は毛頭なかったのだがな」と小さく呟いた声を誰も知らないのだった。
続く
PR
この記事にコメントする