コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2011/09/19 (Mon)
My being me 迷ったのはあなたを見たその瞬間から
何も見えない暗闇。
しかし、それは感じれるけれど掴めない風、もしくは見えているのに触れられない雲に同じなのか。
ただ一人、森に迷子になっしまったように思えて、不安に怯えるナナリーの手にそっと暖かいぬくもりが触れた。
「ナナリー?」
はっと我に返ったナナリーは、湿り気のある臭いと雨音と、そして手を通して伝わる感触に握り返す。
「はい」
服のすれる音と共に近づいた気配に、どきりとしたのはライの臭いと温度を額に感じたからだった。
「熱はないみたいだが、雨がやんだらすぐに帰った方がいい」
雨に濡れた身体を心配して不器用な物言いながら、優しく気遣うライに、ナナリーは兄ともスザクとも違う旨の鼓動を意識しつつも気づかれないように言い返した。
「平気だから」
心配されるのは嬉しいけれど、今二人でいるのに離れてしまうことが勿体無くて、ただの我侭とは思っているけれど、それでも此処にいたいという意思表示にライの腕を掴んで俯く。
ライは首を傾げつつも、腕をそのままに空を仰いで呟く。
「夕立であれば、すぐに雨が上がるんだが」
早く雨が上がってほしいとでも言いだけなライの言葉を聞き、ナナリーは逆にこのままずっと続けばいいとさえ思ってしまった。
子供が三人は入れるくらいの少し開いた洞窟の中、背後は闇に包まれて入るけれど、遠くで僅かに雷鳴が聞こえたけれど、恐くはなかった。
濡れないようにくつっいた距離を保ったまま、二人きりだと意識して、鼓動だけがやけに早く聞こえてくるのだ。
それが気になってしょうがない。
自分から友達といったのに、友達以上に異性として意識し、好きなことに気づいてしまったから。
続く
My being me 迷ったのはあなたを見たその瞬間から
何も見えない暗闇。
しかし、それは感じれるけれど掴めない風、もしくは見えているのに触れられない雲に同じなのか。
ただ一人、森に迷子になっしまったように思えて、不安に怯えるナナリーの手にそっと暖かいぬくもりが触れた。
「ナナリー?」
はっと我に返ったナナリーは、湿り気のある臭いと雨音と、そして手を通して伝わる感触に握り返す。
「はい」
服のすれる音と共に近づいた気配に、どきりとしたのはライの臭いと温度を額に感じたからだった。
「熱はないみたいだが、雨がやんだらすぐに帰った方がいい」
雨に濡れた身体を心配して不器用な物言いながら、優しく気遣うライに、ナナリーは兄ともスザクとも違う旨の鼓動を意識しつつも気づかれないように言い返した。
「平気だから」
心配されるのは嬉しいけれど、今二人でいるのに離れてしまうことが勿体無くて、ただの我侭とは思っているけれど、それでも此処にいたいという意思表示にライの腕を掴んで俯く。
ライは首を傾げつつも、腕をそのままに空を仰いで呟く。
「夕立であれば、すぐに雨が上がるんだが」
早く雨が上がってほしいとでも言いだけなライの言葉を聞き、ナナリーは逆にこのままずっと続けばいいとさえ思ってしまった。
子供が三人は入れるくらいの少し開いた洞窟の中、背後は闇に包まれて入るけれど、遠くで僅かに雷鳴が聞こえたけれど、恐くはなかった。
濡れないようにくつっいた距離を保ったまま、二人きりだと意識して、鼓動だけがやけに早く聞こえてくるのだ。
それが気になってしょうがない。
自分から友達といったのに、友達以上に異性として意識し、好きなことに気づいてしまったから。
続く
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