コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★ お気に入り
★2011/11/17 (Thu)
繋ぎ合わせの歪んだ感情
今まででも素性がバレそうになったりとトラブルはあるにはあったけれど、この状況はなんだとこめかみを引きつけままにカレンは眉を顰めた。
ライの部屋に扉を叩いて呼びかけの応答を確認した後で、部屋に入ったまでは良かったのだ。
しかし、ベットで通常通り占領してだらしなくピザを食べているC.C.が当然のようにいるのは何回か見慣れたものの、ライの隣に寄り添うようにして本を読み聞かせている場面は記憶で覚えている限り一度も見たことがない。
「何してるの?」
やや呆れと苛立ちの混じった低い声が喉から出たことを意識しつつも、カレンは不快だと目を吊り上げる。
そのギスギスした雰囲気はいつもなら気にしないもしくは、助長させるように堂々とするかに分かれるが、今のC.C.は寧ろ警戒心の強い動物のようにライの腕に顔を隠れるままに身を寄せ、顔色を伺うように目を向けてきた。
なんだか調子の狂う態度であるが、一瞬演技ではないかとも思ったが、怯える姿はとても演技には見えない。
実際、C.C.が演技で人を騙したことを見たことはあるが、こんな臆病な子供みたいな態度を見せた事はないので、すぐに否定したのだが、やはり気になる。
何故二人でいるのかよりも、ライと何故そんなに親しく密着しているのか、正直言ってしまえば羨ましいが、それが素直に言えるほど可愛い性格ではないとカレンは知っているため、誤魔化すように咳払いをして、もう一度C.C.へと呼びかけた。
「あんたの事だから押しかけたのは、こっちが言っても聞かないから諦めるにしても、あんまりライに迷惑かけないでよ? 何を企んでるのかは知らないけど」
見下げるままに言う言葉がきつく聞こえたのか、よりライの腕に手を巻きつけたまま身を寄せる。
なんだか私が悪いことをしている気分になってしまうとカレンは思う。
ナナリーだったら気にしないのに、どうにも気に障るので、カレンは両手を腰に当てて顔を覗き込む。
「あのね」
「カレン・・・」
はっきりと通る涼やかにも透明感のある声に顔を向けると、綺麗な眉を下げて困り顔を作るライに、カレンは鋭い目を向けると、
「以前にも話をしたと思うのだが、今のC.C.に言ってもより恐がらせるだけだから、話があるのなら少し落ち着いてからにしよう」
カレンの怒りを宥めようとしているのか、譲歩するライにため息がかかる。
少し声が多すぎと思ったのか溜息をついたのはカレンで、C.C.とライを見比べて話し始めた。
「そうね。ライにC.C.が記憶喪失で性格が幼少期に戻ってるといわれたときは耳を疑ったけど、実際見ると本当みたいだから、今回はやめとくけれど、甘えさせるのもいいけどほどほどにね」
言いたいことは色々あったろうに、忠告を残してだけで立ち去る後ろ姿を見届けたライとC.C.は互いに顔を見合わせた。
「カレンは、一体何か用があって此処へ来たんじゃないのだろうか」
呟きを漏らすライに、C.C.もわからず首を傾げるばかりだった。
続く
繋ぎ合わせの歪んだ感情
今まででも素性がバレそうになったりとトラブルはあるにはあったけれど、この状況はなんだとこめかみを引きつけままにカレンは眉を顰めた。
ライの部屋に扉を叩いて呼びかけの応答を確認した後で、部屋に入ったまでは良かったのだ。
しかし、ベットで通常通り占領してだらしなくピザを食べているC.C.が当然のようにいるのは何回か見慣れたものの、ライの隣に寄り添うようにして本を読み聞かせている場面は記憶で覚えている限り一度も見たことがない。
「何してるの?」
やや呆れと苛立ちの混じった低い声が喉から出たことを意識しつつも、カレンは不快だと目を吊り上げる。
そのギスギスした雰囲気はいつもなら気にしないもしくは、助長させるように堂々とするかに分かれるが、今のC.C.は寧ろ警戒心の強い動物のようにライの腕に顔を隠れるままに身を寄せ、顔色を伺うように目を向けてきた。
なんだか調子の狂う態度であるが、一瞬演技ではないかとも思ったが、怯える姿はとても演技には見えない。
実際、C.C.が演技で人を騙したことを見たことはあるが、こんな臆病な子供みたいな態度を見せた事はないので、すぐに否定したのだが、やはり気になる。
何故二人でいるのかよりも、ライと何故そんなに親しく密着しているのか、正直言ってしまえば羨ましいが、それが素直に言えるほど可愛い性格ではないとカレンは知っているため、誤魔化すように咳払いをして、もう一度C.C.へと呼びかけた。
「あんたの事だから押しかけたのは、こっちが言っても聞かないから諦めるにしても、あんまりライに迷惑かけないでよ? 何を企んでるのかは知らないけど」
見下げるままに言う言葉がきつく聞こえたのか、よりライの腕に手を巻きつけたまま身を寄せる。
なんだか私が悪いことをしている気分になってしまうとカレンは思う。
ナナリーだったら気にしないのに、どうにも気に障るので、カレンは両手を腰に当てて顔を覗き込む。
「あのね」
「カレン・・・」
はっきりと通る涼やかにも透明感のある声に顔を向けると、綺麗な眉を下げて困り顔を作るライに、カレンは鋭い目を向けると、
「以前にも話をしたと思うのだが、今のC.C.に言ってもより恐がらせるだけだから、話があるのなら少し落ち着いてからにしよう」
カレンの怒りを宥めようとしているのか、譲歩するライにため息がかかる。
少し声が多すぎと思ったのか溜息をついたのはカレンで、C.C.とライを見比べて話し始めた。
「そうね。ライにC.C.が記憶喪失で性格が幼少期に戻ってるといわれたときは耳を疑ったけど、実際見ると本当みたいだから、今回はやめとくけれど、甘えさせるのもいいけどほどほどにね」
言いたいことは色々あったろうに、忠告を残してだけで立ち去る後ろ姿を見届けたライとC.C.は互いに顔を見合わせた。
「カレンは、一体何か用があって此処へ来たんじゃないのだろうか」
呟きを漏らすライに、C.C.もわからず首を傾げるばかりだった。
続く
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