コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2009/09/05 (Sat)
咲世子から、ライの事故の報告を知った生徒会メンバーは、急いでライの部屋へと訪ねていった。そして、勢いのままに、扉を開く。
室内には、窓際に座るライの姿があり、事故の後を表すように頭には何十に巻きつれられた包帯が視界に入った。
「ライ、怪我のほうは大丈夫?」
声をかけたのは、ミレイだった。
頭の包帯と腕の怪我以外には大きな怪我はない事に、やってきた生徒会の皆が安心を覚えたようにほっと息をついた。
瞬くように皆の顔を見渡すと、頭の手当てしたあとを手で擦るようにして、
「ああ、これは少しオーバーだが、軽い怪我程度には大丈夫だ」
ルルーシュの見る限りでは、咲世子から聞いた壊れたというほど、どこかどうひどいのかと思っていたのだが、普段と何も変わりないことにその時は安心していた。けれど、それが後で咲世子のいう壊れた意味を知ることとなる。
「ライ、そこで何をやっている」
「ああ、ルルーシュさん。見て分るとおり掃除だ」
まず、呼び方、ミレイは変わらずとも、生徒会の皆にも名前の後にさんをつけることに変わっていた。それから、お前は誰だと思わず聞き返したくなるほどに、笑顔全快のライを眼にして、知らず知らず疑いをかけてしまうのは仕方ないとはいえ、彼の本質が元に戻っただけであるなら、何も文句は無かったが、しかし、あの事故から、ライの様子が変わっただけに飽き足らず、挙句の来てに、
「咲世子様が忙しいそうだったんだ。ならば少しでも僕でもお役立てできる機会があるのなら、やっておきたいんだ」
と何故か咲世子に対して、様をつけて言ってくる始末。
他愛のない会話は、途絶えると、ライは再び掃除を始めた。咲世子がやっていることを手伝いとばかりにライも厚意で行っているのだ。断るすべもない。
その姿を見ながら、ルルーシュは考え事をしていた。
確かに、壊れている。いや、アレが本来の姿なのだろうかっと、思ってしまうそうにもなるが、それは自分の中で確実に否定したい心境だ。
それは、どこかで拒みたい気持ちがあるせいかもしれない。この現実を。
「ライ、人の力になりたいという気持ちを持つのは悪いものではないが、あまり、無理はするな。咲世子もお前にばかり気を使わせていては、心苦しいといっていたから」
「咲世子様が?。そうなのか・・・。わかった」
前以上に表情が豊かなのは、嬉しくはあるのだが、影を見ているようで、浮いた印象を与える。見慣れないせいというよりも、前のライが思ったよりも印象が強く根付いているため、別人に見えてしまう。こうして、会話を交わした後も、ライであることに変わりないのだが、どうにもライではない、ライに似た別の誰かと話しているような違和感をぬぐいきれないのだ。
「やっぱり、アレは今後の事を踏まえて、もう一度考えないとならないことじゃないか」
生徒会で、集まったメンバーを前に、はじめに、口を開いたのは、ルルーシュだった。同調したのは、ミレイとシャーリーだった。
「そうね~、記憶が戻って、ライの本来の姿が取り戻せたと言うなら、喜ばなくちゃいけないんだけど。私も納得できないところもあるし」
「わたしもやっぱり違和感がぬぐいきれないよ」
「ねぇ、ライは、その後、どうしてるの?」
カレンの問いに答えたのは、ニーナだった。
「あの後から、咲世子さんのところによく行ってるみたいです。咲世子さんの話だとよく手伝いをかってるみたいで、見た印象じゃ、懐いているそんな感じですよ」
ソファに座ったまま落ち込んでいるのは、スザクだった。その原因はライにあった。昼休み、声をかけてきたライを思い返しながら、スザクは回想するようにして、呟く。
「僕、嫌われてるのかな」
「咲世子様が言うには、猫はマタタビを好む性質があると聞いた。だから、スザク、君がその匂いをつけていれば、次は、アーサーと仲良くできるんじゃないだろうか」
「って、言ってくれたのは、嬉しかったんだけど、その後、アーサー以外の猫に襲いかけられて、それがあまりにも多く寄ってくるものだから逃げるので精一杯だったよ」
猫に追い回させてるスザクが見たのは、笑っているライだったのだが、其処に悪意はない。
「僕って、ライに嫌われるようなことでも何かやったのかな」
ライにしては、親切な行いだろうけど、行動が空回りしているだけだったのだが、スザクにはそれが伝わっておらず、嫌われたのではないかと落ち込んでいるらしい。
ザクザクと土を堀返す音に、目を向ければ、ライがスコップを使って穴をほっていた。
「で、今度は何をしているんだ?」
「あ、ルルーシュさん。実は最近、不審者の気配がすると、咲世子様が不安そうにしていたので、罠をはって、待っていようと思って、準備をしていたんだ」
真面目な顔でそういい終わった後、止まった作業を再び再開した。平らな地面にくぼみが出来てくるのが見える。落とし穴でも作るつもりなのだろうか。
前であったらしないであろう事を平然と行っているライは、やはりまともではないことを思い知って、ルルーシュは頭が痛むかのように額を押さえた。
夜、薄暗い室内の中、ベットの中で寝返りをうつルルーシュは、寝付こうとしていたのだが、どうしても気になって仕方ない原因に閉じたはずの瞳を開いて、部屋の隅でじっとしている影に問いかけた。
「ライ、そこで何をしている」
「ルルーシュさん、起きたのか。早く寝たほうがいい。何か気がかりな事があるとしても、明日に控えた方が為だ」
気がかりがあるとすれば、目の前のお前だと言いたい言葉を、事故により打ち所が悪くて壊れているのだと自分に納得させて、ルルーシュが言ったのは。
「気にしなくても、嫌でも目に入る。いや、それ以前に、おかしなことだと気づかないのかと問いたくなる。お前は、此処で一体何をしているんだ?」
「?。ああ、咲世子様がルルーシュさんの身を案じていらしたので、何かあっては咲世子様も気が曇るだろうと思い、それに、最近此処に不審者の情報があると伺っていたので、それについて何か情報はあるかと、此処で粘って待っておいた」
やはり、真顔でそう言うライは、ルルーシュの部屋から、動く様子もなく、ルルーシュの額にピシッと青筋が立ち、出て行け!と怒りの声を荒げんばかりか、室内からライを追い出した。
「なんだ。もう追い返すのか。せっかく、これからが面白そうだと思っていたのにな」
隠れていたはずのC.C.が欠伸をかみ締めながら、姿を現した。
あんな状態を楽しめるのは、C.C.くらいのものだが、それを言っても面白そうに笑われるだけ。
「元のアイツならまだ、いや、あのままにしておくのも、あいつのためにならんだろう」
「以前のライが、恋しくなったのか?」
「妙なことを言うな。俺は出会った頃のアイツを知っているから、調子が狂う。それだけだ」
「それだけ?、お前の本心は本当にそう思うのか。」
ルルーシュと呼びかけたあの頃のライを思い返して、眼を伏せたルルーシュが寂しそうに呟いた。
「どうだろうな」
翌朝、ルルーシュの追い出した後、室内にはいなかったものの、部屋の外側、扉付近で寝ずに正座で待機してるライを見かけて、ルルーシュは絶句することとなる。
終わり
訂正し辛い間違い
咲世子から、ライの事故の報告を知った生徒会メンバーは、急いでライの部屋へと訪ねていった。そして、勢いのままに、扉を開く。
室内には、窓際に座るライの姿があり、事故の後を表すように頭には何十に巻きつれられた包帯が視界に入った。
「ライ、怪我のほうは大丈夫?」
声をかけたのは、ミレイだった。
頭の包帯と腕の怪我以外には大きな怪我はない事に、やってきた生徒会の皆が安心を覚えたようにほっと息をついた。
瞬くように皆の顔を見渡すと、頭の手当てしたあとを手で擦るようにして、
「ああ、これは少しオーバーだが、軽い怪我程度には大丈夫だ」
ルルーシュの見る限りでは、咲世子から聞いた壊れたというほど、どこかどうひどいのかと思っていたのだが、普段と何も変わりないことにその時は安心していた。けれど、それが後で咲世子のいう壊れた意味を知ることとなる。
「ライ、そこで何をやっている」
「ああ、ルルーシュさん。見て分るとおり掃除だ」
まず、呼び方、ミレイは変わらずとも、生徒会の皆にも名前の後にさんをつけることに変わっていた。それから、お前は誰だと思わず聞き返したくなるほどに、笑顔全快のライを眼にして、知らず知らず疑いをかけてしまうのは仕方ないとはいえ、彼の本質が元に戻っただけであるなら、何も文句は無かったが、しかし、あの事故から、ライの様子が変わっただけに飽き足らず、挙句の来てに、
「咲世子様が忙しいそうだったんだ。ならば少しでも僕でもお役立てできる機会があるのなら、やっておきたいんだ」
と何故か咲世子に対して、様をつけて言ってくる始末。
他愛のない会話は、途絶えると、ライは再び掃除を始めた。咲世子がやっていることを手伝いとばかりにライも厚意で行っているのだ。断るすべもない。
その姿を見ながら、ルルーシュは考え事をしていた。
確かに、壊れている。いや、アレが本来の姿なのだろうかっと、思ってしまうそうにもなるが、それは自分の中で確実に否定したい心境だ。
それは、どこかで拒みたい気持ちがあるせいかもしれない。この現実を。
「ライ、人の力になりたいという気持ちを持つのは悪いものではないが、あまり、無理はするな。咲世子もお前にばかり気を使わせていては、心苦しいといっていたから」
「咲世子様が?。そうなのか・・・。わかった」
前以上に表情が豊かなのは、嬉しくはあるのだが、影を見ているようで、浮いた印象を与える。見慣れないせいというよりも、前のライが思ったよりも印象が強く根付いているため、別人に見えてしまう。こうして、会話を交わした後も、ライであることに変わりないのだが、どうにもライではない、ライに似た別の誰かと話しているような違和感をぬぐいきれないのだ。
「やっぱり、アレは今後の事を踏まえて、もう一度考えないとならないことじゃないか」
生徒会で、集まったメンバーを前に、はじめに、口を開いたのは、ルルーシュだった。同調したのは、ミレイとシャーリーだった。
「そうね~、記憶が戻って、ライの本来の姿が取り戻せたと言うなら、喜ばなくちゃいけないんだけど。私も納得できないところもあるし」
「わたしもやっぱり違和感がぬぐいきれないよ」
「ねぇ、ライは、その後、どうしてるの?」
カレンの問いに答えたのは、ニーナだった。
「あの後から、咲世子さんのところによく行ってるみたいです。咲世子さんの話だとよく手伝いをかってるみたいで、見た印象じゃ、懐いているそんな感じですよ」
ソファに座ったまま落ち込んでいるのは、スザクだった。その原因はライにあった。昼休み、声をかけてきたライを思い返しながら、スザクは回想するようにして、呟く。
「僕、嫌われてるのかな」
「咲世子様が言うには、猫はマタタビを好む性質があると聞いた。だから、スザク、君がその匂いをつけていれば、次は、アーサーと仲良くできるんじゃないだろうか」
「って、言ってくれたのは、嬉しかったんだけど、その後、アーサー以外の猫に襲いかけられて、それがあまりにも多く寄ってくるものだから逃げるので精一杯だったよ」
猫に追い回させてるスザクが見たのは、笑っているライだったのだが、其処に悪意はない。
「僕って、ライに嫌われるようなことでも何かやったのかな」
ライにしては、親切な行いだろうけど、行動が空回りしているだけだったのだが、スザクにはそれが伝わっておらず、嫌われたのではないかと落ち込んでいるらしい。
ザクザクと土を堀返す音に、目を向ければ、ライがスコップを使って穴をほっていた。
「で、今度は何をしているんだ?」
「あ、ルルーシュさん。実は最近、不審者の気配がすると、咲世子様が不安そうにしていたので、罠をはって、待っていようと思って、準備をしていたんだ」
真面目な顔でそういい終わった後、止まった作業を再び再開した。平らな地面にくぼみが出来てくるのが見える。落とし穴でも作るつもりなのだろうか。
前であったらしないであろう事を平然と行っているライは、やはりまともではないことを思い知って、ルルーシュは頭が痛むかのように額を押さえた。
夜、薄暗い室内の中、ベットの中で寝返りをうつルルーシュは、寝付こうとしていたのだが、どうしても気になって仕方ない原因に閉じたはずの瞳を開いて、部屋の隅でじっとしている影に問いかけた。
「ライ、そこで何をしている」
「ルルーシュさん、起きたのか。早く寝たほうがいい。何か気がかりな事があるとしても、明日に控えた方が為だ」
気がかりがあるとすれば、目の前のお前だと言いたい言葉を、事故により打ち所が悪くて壊れているのだと自分に納得させて、ルルーシュが言ったのは。
「気にしなくても、嫌でも目に入る。いや、それ以前に、おかしなことだと気づかないのかと問いたくなる。お前は、此処で一体何をしているんだ?」
「?。ああ、咲世子様がルルーシュさんの身を案じていらしたので、何かあっては咲世子様も気が曇るだろうと思い、それに、最近此処に不審者の情報があると伺っていたので、それについて何か情報はあるかと、此処で粘って待っておいた」
やはり、真顔でそう言うライは、ルルーシュの部屋から、動く様子もなく、ルルーシュの額にピシッと青筋が立ち、出て行け!と怒りの声を荒げんばかりか、室内からライを追い出した。
「なんだ。もう追い返すのか。せっかく、これからが面白そうだと思っていたのにな」
隠れていたはずのC.C.が欠伸をかみ締めながら、姿を現した。
あんな状態を楽しめるのは、C.C.くらいのものだが、それを言っても面白そうに笑われるだけ。
「元のアイツならまだ、いや、あのままにしておくのも、あいつのためにならんだろう」
「以前のライが、恋しくなったのか?」
「妙なことを言うな。俺は出会った頃のアイツを知っているから、調子が狂う。それだけだ」
「それだけ?、お前の本心は本当にそう思うのか。」
ルルーシュと呼びかけたあの頃のライを思い返して、眼を伏せたルルーシュが寂しそうに呟いた。
「どうだろうな」
翌朝、ルルーシュの追い出した後、室内にはいなかったものの、部屋の外側、扉付近で寝ずに正座で待機してるライを見かけて、ルルーシュは絶句することとなる。
終わり
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