コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★ お気に入り
★2009/09/08 (Tue)
眠くなくなる呪文とかないの?
「ふわぁあ~」
手でも隠しきれない大きな欠伸をしたカレンに、声がかかった。
「カレン、寝不足なのか?」
「ま、まぁね」
ライがいたことを思い出し、我に返ったカレンが日誌をつける作業に戻る。夕日の照らす教室は、放課後の為か、いるのは、二人。
それを意識してか、チラリと視線をライのほうへと見やると、張り紙を張り終えたライと目が合った途端に、逸らす。
黒の騎士団と学業の両立で疲れもたまり、身体が眠気を促す。ただでさえ、お嬢様の仮面をかぶって、気を張っている為に、人がいないとつい気が緩んでしまうのだ。本質を知っているライがいる分、余計に。
日誌を書いてるこのときのように、瞼が勝手に下がってくる。
「カレン?」
机にぶつかることなく、目を開けたカレンは、ライから見ても疲労感はぬぐいきれてないように映った。
本質を知らないままだったのなら、体調が思わしくないのだと勘違いするところかもしれないのだが。
「ああ、うん、大丈夫。起きてるから」
心配そうに見つめライに、平気だからと笑いかける。
ルルーシュのように授業中に先生に見つからずに仮眠を取るのは難しいので、授業の途中に寝てしまい、挙句寝言を言って先生にばれた経験もあるから、尚そう思うのだ。
眠たくなくなる方法があるのだったら、教えて欲しいと日誌にペンで空欄を埋めていきながら、カレンはそう考えていた。いや、実際に口に出していたことをカレンは気づいていなかった。
「さてと」
終わったとばかりに日誌を閉じて、バックを持つと、目の前にいるライへと向いた。
「それじゃあ、そろそろ帰りましょうか」
「ああ・・・」
並んで歩く廊下で、猫のように背伸びをしていたカレンに、ライは立ち止まったことで、二人の距離が開く。
隣にライの姿がないことに気づいて、カレンが振り返る。
「どうしたの?」
「さっき、カレンが言ったことについて、僕なりに考えたんだか」
「さっき、わたしが言ったこと?」
ライに言ったことと頭をめぐらす、日誌を書いてるときは特に会話は、最低限なものだった。そこで終わるような会話で、考えるような内容ではなかったことに思ったが、一応カレンは訊ねてみた。
「何のこと?」
その問いかけに答えることなく、止まった足を進めて、カレンの目の前にたどり着くと、サラリと流れた柔らかな髪が撫でるように首元を掠めた肩口、カレンの耳元に息がかかる距離で言った。
「今度、眠る事があればその隙にキスする」
驚きに目を見開いたカレンから、眼を伏せるようにして照れを隠すと、そのまま何も言わず、横を通り過ぎていった。
ライの言葉が、頭の中で反響して、カレンの頬に赤みが浮き立つ。
「確かに、眠くてうとうとしてかもしれないけど、今のどういう意味なのよ!」
「カレンが聞いたんだ」
「何を!」
「眠たくなくなる方法。覚えていないのか」
後半呟くように言ったライの言葉を聞き逃して、カレンは声を出して繰り返した。
「眠たくなくなる方法?」
そんなこといつ、そこでふと思う。知らぬ間に口に出してしまったのかと。そう思うと、頬の赤みもより一層増す。
あんまりライから言うことのない言葉を聞いて、目が覚めてしまったけれど、通行人も人の気配もまわりにないけれど、やはり恥ずかしいのだ。
言ったほうのライもそうなのかもしれないけれど、悪い気はしなかった。
「今度、眠る事があればその隙にキスする」
カレンには、効果のある呪文だったようだ。
[留め]
「ふわぁあ~」
手でも隠しきれない大きな欠伸をしたカレンに、声がかかった。
「カレン、寝不足なのか?」
「ま、まぁね」
ライがいたことを思い出し、我に返ったカレンが日誌をつける作業に戻る。夕日の照らす教室は、放課後の為か、いるのは、二人。
それを意識してか、チラリと視線をライのほうへと見やると、張り紙を張り終えたライと目が合った途端に、逸らす。
黒の騎士団と学業の両立で疲れもたまり、身体が眠気を促す。ただでさえ、お嬢様の仮面をかぶって、気を張っている為に、人がいないとつい気が緩んでしまうのだ。本質を知っているライがいる分、余計に。
日誌を書いてるこのときのように、瞼が勝手に下がってくる。
「カレン?」
机にぶつかることなく、目を開けたカレンは、ライから見ても疲労感はぬぐいきれてないように映った。
本質を知らないままだったのなら、体調が思わしくないのだと勘違いするところかもしれないのだが。
「ああ、うん、大丈夫。起きてるから」
心配そうに見つめライに、平気だからと笑いかける。
ルルーシュのように授業中に先生に見つからずに仮眠を取るのは難しいので、授業の途中に寝てしまい、挙句寝言を言って先生にばれた経験もあるから、尚そう思うのだ。
眠たくなくなる方法があるのだったら、教えて欲しいと日誌にペンで空欄を埋めていきながら、カレンはそう考えていた。いや、実際に口に出していたことをカレンは気づいていなかった。
「さてと」
終わったとばかりに日誌を閉じて、バックを持つと、目の前にいるライへと向いた。
「それじゃあ、そろそろ帰りましょうか」
「ああ・・・」
並んで歩く廊下で、猫のように背伸びをしていたカレンに、ライは立ち止まったことで、二人の距離が開く。
隣にライの姿がないことに気づいて、カレンが振り返る。
「どうしたの?」
「さっき、カレンが言ったことについて、僕なりに考えたんだか」
「さっき、わたしが言ったこと?」
ライに言ったことと頭をめぐらす、日誌を書いてるときは特に会話は、最低限なものだった。そこで終わるような会話で、考えるような内容ではなかったことに思ったが、一応カレンは訊ねてみた。
「何のこと?」
その問いかけに答えることなく、止まった足を進めて、カレンの目の前にたどり着くと、サラリと流れた柔らかな髪が撫でるように首元を掠めた肩口、カレンの耳元に息がかかる距離で言った。
「今度、眠る事があればその隙にキスする」
驚きに目を見開いたカレンから、眼を伏せるようにして照れを隠すと、そのまま何も言わず、横を通り過ぎていった。
ライの言葉が、頭の中で反響して、カレンの頬に赤みが浮き立つ。
「確かに、眠くてうとうとしてかもしれないけど、今のどういう意味なのよ!」
「カレンが聞いたんだ」
「何を!」
「眠たくなくなる方法。覚えていないのか」
後半呟くように言ったライの言葉を聞き逃して、カレンは声を出して繰り返した。
「眠たくなくなる方法?」
そんなこといつ、そこでふと思う。知らぬ間に口に出してしまったのかと。そう思うと、頬の赤みもより一層増す。
あんまりライから言うことのない言葉を聞いて、目が覚めてしまったけれど、通行人も人の気配もまわりにないけれど、やはり恥ずかしいのだ。
言ったほうのライもそうなのかもしれないけれど、悪い気はしなかった。
「今度、眠る事があればその隙にキスする」
カレンには、効果のある呪文だったようだ。
[留め]
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