コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2010/02/25 (Thu)
Girls Dream of bubble・番外編 あの子のチョコは誰のもの? その一
「ライがチョコレートを誰かに贈るって話は、もう聞いたか?」
紅茶に口をつけていたロロが、ティーカップを置くと共にリヴァルヘと振り返る。
「ええ、今聞きました」
「いや、そうじゃなくて!。何処からかそういう噂が立ってるんだけど、二人とも気にならないか?」
ルルーシュとロロへと顔を向けるようにしてリヴァルが
興味津々と言った様子で訊ねてくる。
ティーカップに口をつけていたルルーシュが、テーブルの上へと置くと、顔を上げてそれに答えた。
「チョコを贈るなどというのは、バレンタインにはよく見かける光景だろう。騒ぐようなことでもあるまい」
「他の子ならそうなんだけど、あのライがあげるとなると意味が変わるだろ?。しかも、今は女の子なわけだから、誰にどういう理由でチョコを贈るのか、ルルーシュだって興味はあるだろ?」
二人の反応を見るようにニヤニヤと笑みを浮かべるリヴァルを、一瞥し、内心気にはなるものの冷静を装うルルーシュと、ライが贈る相手の名前さえわかれば行動に出れると良からぬ事を考えるロロとで無言となる。
「なんだよー。もっと食いつくかと思ったのに」
ルルーシュ達の心情も知らず、残念そうな声色でリヴァルはもう一つ空いた椅子を引くようにして座る。
「しかし、ライがチョコレートを贈る日が来るとは、贈る相手がやっぱ気にはなるよな~」
男であったときはチョコを貰う数くらいで気にはしていなかったのだが、今は女の子だ。
恋愛に興味の薄い反応しかなかったあのライが、おそらく、チョコを(同性に)あげる習慣のないにもかかわず誰かにあげる予定(お菓子を作ってるライを見かけたという確かな目撃情報)がある。
相手は女の子では不自然と考えると、やはり男となるわけで、贈る相手をリヴァルは想像した。
想像中ーーー
『すまない、こんなところにまで君を呼び出して』
『えっ、何の用かって。ああ、今日は、バレンタイン・デーだと聞いて、皆の前で渡すのはさすがに抵抗があったから、此処で渡そうかと思って待っていたんだ』
そこから、ライが両手で差し出すように向けた先の視線にいた相手は、
『リヴァル、僕の気持ちだ。受け取ってくれないか』
途中で、自分に置き換えてしまったリヴァルは、鼻の下をだらしなく伸ばして口元を緩めていた。
何やら考えるところがあるようで、顎を擦りながら、リヴァルが真面目にいい始めた。
「もしかして、贈る相手って俺という可能性も考え」
「ないない、それはない」
何を考えていたのか一目瞭然だったらしく、きっぱりとルルーシュは否定した。
それが不満だったらしく唇を尖らせたリヴァルは、
「何だよー。ちょっとくらい期待もってもバチは当たらないだろ?」
「期待するならもっと現実を見てからにしたほうが、後々心に尾を引かない準備ができるぞ」
貰えない事を前提に話しているルルーシュに、心のどこかでライからもらえる可能性は低いと理解しているようで、反論の言葉もなくリヴァルは呟いた。
「ひでぇな」
先ほどから二人の様子を黙ってみていたロロが、ようやく声をかけてきた。
「リヴァルさん」
「お、何だよ。ロロ、お前なら俺でも望みはあるとでも」
「違いますよ。それよりも過度な期待を持つと後で傷つくのは貴方だというのをお忘れなく」
ルルーシュと同意見らしく、こちらもあっさりとリヴァルの密かな期待と望みを切り捨てた。
「・・・ま、まあ。ライに貰えるとしてもそれが本命とは限らないんだよな。うんうん」
「はい。自覚しているなら何も言うことありませんからね」
人懐っこいと思える程に、ロロはにっこりと笑みを浮かべた。
それは、リヴァルヘと向けられたものであったが、どういうわけか笑顔と裏腹にロロの背中越しにこの世のものとは思えない黒い靄があった。
「(ルルーシュはわりと平気そうだけど、俺だけか?俺だけロロの背後に黒い靄が見えるのか)ははっ、バレンタインにならないことにはまだわかんないんだもんな」
恐ろしいものを見たように、リヴァルは背中に冷汗をかきながら、誤魔化すように乾いた笑いをこぼしていた。
よからぬ考えや発言はロロの前では止めておこうと、密かに心の中で決意したリヴァルだった。
[留め]
「ライがチョコレートを誰かに贈るって話は、もう聞いたか?」
紅茶に口をつけていたロロが、ティーカップを置くと共にリヴァルヘと振り返る。
「ええ、今聞きました」
「いや、そうじゃなくて!。何処からかそういう噂が立ってるんだけど、二人とも気にならないか?」
ルルーシュとロロへと顔を向けるようにしてリヴァルが
興味津々と言った様子で訊ねてくる。
ティーカップに口をつけていたルルーシュが、テーブルの上へと置くと、顔を上げてそれに答えた。
「チョコを贈るなどというのは、バレンタインにはよく見かける光景だろう。騒ぐようなことでもあるまい」
「他の子ならそうなんだけど、あのライがあげるとなると意味が変わるだろ?。しかも、今は女の子なわけだから、誰にどういう理由でチョコを贈るのか、ルルーシュだって興味はあるだろ?」
二人の反応を見るようにニヤニヤと笑みを浮かべるリヴァルを、一瞥し、内心気にはなるものの冷静を装うルルーシュと、ライが贈る相手の名前さえわかれば行動に出れると良からぬ事を考えるロロとで無言となる。
「なんだよー。もっと食いつくかと思ったのに」
ルルーシュ達の心情も知らず、残念そうな声色でリヴァルはもう一つ空いた椅子を引くようにして座る。
「しかし、ライがチョコレートを贈る日が来るとは、贈る相手がやっぱ気にはなるよな~」
男であったときはチョコを貰う数くらいで気にはしていなかったのだが、今は女の子だ。
恋愛に興味の薄い反応しかなかったあのライが、おそらく、チョコを(同性に)あげる習慣のないにもかかわず誰かにあげる予定(お菓子を作ってるライを見かけたという確かな目撃情報)がある。
相手は女の子では不自然と考えると、やはり男となるわけで、贈る相手をリヴァルは想像した。
想像中ーーー
『すまない、こんなところにまで君を呼び出して』
『えっ、何の用かって。ああ、今日は、バレンタイン・デーだと聞いて、皆の前で渡すのはさすがに抵抗があったから、此処で渡そうかと思って待っていたんだ』
そこから、ライが両手で差し出すように向けた先の視線にいた相手は、
『リヴァル、僕の気持ちだ。受け取ってくれないか』
途中で、自分に置き換えてしまったリヴァルは、鼻の下をだらしなく伸ばして口元を緩めていた。
何やら考えるところがあるようで、顎を擦りながら、リヴァルが真面目にいい始めた。
「もしかして、贈る相手って俺という可能性も考え」
「ないない、それはない」
何を考えていたのか一目瞭然だったらしく、きっぱりとルルーシュは否定した。
それが不満だったらしく唇を尖らせたリヴァルは、
「何だよー。ちょっとくらい期待もってもバチは当たらないだろ?」
「期待するならもっと現実を見てからにしたほうが、後々心に尾を引かない準備ができるぞ」
貰えない事を前提に話しているルルーシュに、心のどこかでライからもらえる可能性は低いと理解しているようで、反論の言葉もなくリヴァルは呟いた。
「ひでぇな」
先ほどから二人の様子を黙ってみていたロロが、ようやく声をかけてきた。
「リヴァルさん」
「お、何だよ。ロロ、お前なら俺でも望みはあるとでも」
「違いますよ。それよりも過度な期待を持つと後で傷つくのは貴方だというのをお忘れなく」
ルルーシュと同意見らしく、こちらもあっさりとリヴァルの密かな期待と望みを切り捨てた。
「・・・ま、まあ。ライに貰えるとしてもそれが本命とは限らないんだよな。うんうん」
「はい。自覚しているなら何も言うことありませんからね」
人懐っこいと思える程に、ロロはにっこりと笑みを浮かべた。
それは、リヴァルヘと向けられたものであったが、どういうわけか笑顔と裏腹にロロの背中越しにこの世のものとは思えない黒い靄があった。
「(ルルーシュはわりと平気そうだけど、俺だけか?俺だけロロの背後に黒い靄が見えるのか)ははっ、バレンタインにならないことにはまだわかんないんだもんな」
恐ろしいものを見たように、リヴァルは背中に冷汗をかきながら、誤魔化すように乾いた笑いをこぼしていた。
よからぬ考えや発言はロロの前では止めておこうと、密かに心の中で決意したリヴァルだった。
[留め]
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