コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2011/02/02 (Wed)
貴方を好きな理由を探してしまう。
無表情の中に少しだけ緊張の見える横顔を横目に見て、私は少しだけ笑う。
初めにお母さんと会ったときは、こんな日常の中でも猫かぶりの私のままでもなく、黒の騎士団としての私だったときだった。
信じたくはない現実を目の当たりにし、動揺を隠せず心乱れた私を繋ぎとめるように我に変えさせてくれたのはライの呼び声だった。
繊細なほどの肌の白さと華奢ながら見目麗しいその容姿は、確かにどこか女の子達がほっておけない雰囲気を持っていた。
けれど、何よりも惹かれたのはその声。
鳥の囀りの様に耳に残る涼やかな声は、どこか冷たくも優しく紡がれる。
異性として意識し好きになったからそうなったのか、覚えてはないけど、ライが私の名前を呼ぶときが一番好きになってしまった。
両親がつけてくれた大事な名前で、生前、兄が私を褒めたり叱ってくれたりしてくれた、親しみのある呼び方は元から好きだったけれど。
私の隣に立つ愛した人、ライの前ではさらに倍増され愛着を持つようになった。
生まれてきてライと出会うまでに、私は一生カレンと呼ばれることになるのだけど、今ではそれは誇りだ。
「カレン」
薄い唇からこぼれだす声に、現実へと引き戻された私は、目を瞬かせライへと視線を向ける。
「えっ、何?」
「自宅についてから、君は無言のままだ。母親はまだ療養中なのだろう?。完治してからでも遅くはない。その時は僕の方から挨拶させてもらうから無理はするな」
屋敷のある窮屈な生活から、母親と二人だけで暮らし始めたアパートは以前に比べるとけして広くはないけれど、今の私にとってはこれが最良であり、落ち着ける場所になっていた。
そのことに不満はないけれど、私から誘ったとはいえ、ライの方から気遣うような言葉をかけられ、その誠実さに嬉しく思う反面、やはり意地になる。
「何言ってるの」
自宅の扉を開く、私は振り返るとライへと笑いかけて言った。
「お母さんに貴方を連れてくるんだって言っちゃった後だし、何よりその母親も楽しみにしているんだから、後戻りするわけないじゃない」
最初にライの事を話していたこと知ってか、驚いたように目を瞬かせたライに、微笑んだ私は、開いた扉をそのままに、少しだけ高いその背中を押して中へと招く。
「さあ、入って。今度は私の知ってる母親の姿をちゃんと貴方に見てもらいたいから」
ライと一緒に室内へと入ると、背中越しに扉を閉めたのだった。
[留め]
訪問者様、拍手をぽちりと押してくださった方々、ありがとうございます。
投票にもお答えできるようこれからも頑張ります。
黒騎士団エンド後の母親にご挨拶のカレン視点。
カレン×ライです。
お話は、続きからになります。
拍手を送る
投票にもお答えできるようこれからも頑張ります。
黒騎士団エンド後の母親にご挨拶のカレン視点。
カレン×ライです。
お話は、続きからになります。
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さりげなく、告白
貴方を好きな理由を探してしまう。
無表情の中に少しだけ緊張の見える横顔を横目に見て、私は少しだけ笑う。
初めにお母さんと会ったときは、こんな日常の中でも猫かぶりの私のままでもなく、黒の騎士団としての私だったときだった。
信じたくはない現実を目の当たりにし、動揺を隠せず心乱れた私を繋ぎとめるように我に変えさせてくれたのはライの呼び声だった。
繊細なほどの肌の白さと華奢ながら見目麗しいその容姿は、確かにどこか女の子達がほっておけない雰囲気を持っていた。
けれど、何よりも惹かれたのはその声。
鳥の囀りの様に耳に残る涼やかな声は、どこか冷たくも優しく紡がれる。
異性として意識し好きになったからそうなったのか、覚えてはないけど、ライが私の名前を呼ぶときが一番好きになってしまった。
両親がつけてくれた大事な名前で、生前、兄が私を褒めたり叱ってくれたりしてくれた、親しみのある呼び方は元から好きだったけれど。
私の隣に立つ愛した人、ライの前ではさらに倍増され愛着を持つようになった。
生まれてきてライと出会うまでに、私は一生カレンと呼ばれることになるのだけど、今ではそれは誇りだ。
「カレン」
薄い唇からこぼれだす声に、現実へと引き戻された私は、目を瞬かせライへと視線を向ける。
「えっ、何?」
「自宅についてから、君は無言のままだ。母親はまだ療養中なのだろう?。完治してからでも遅くはない。その時は僕の方から挨拶させてもらうから無理はするな」
屋敷のある窮屈な生活から、母親と二人だけで暮らし始めたアパートは以前に比べるとけして広くはないけれど、今の私にとってはこれが最良であり、落ち着ける場所になっていた。
そのことに不満はないけれど、私から誘ったとはいえ、ライの方から気遣うような言葉をかけられ、その誠実さに嬉しく思う反面、やはり意地になる。
「何言ってるの」
自宅の扉を開く、私は振り返るとライへと笑いかけて言った。
「お母さんに貴方を連れてくるんだって言っちゃった後だし、何よりその母親も楽しみにしているんだから、後戻りするわけないじゃない」
最初にライの事を話していたこと知ってか、驚いたように目を瞬かせたライに、微笑んだ私は、開いた扉をそのままに、少しだけ高いその背中を押して中へと招く。
「さあ、入って。今度は私の知ってる母親の姿をちゃんと貴方に見てもらいたいから」
ライと一緒に室内へと入ると、背中越しに扉を閉めたのだった。
[留め]
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