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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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web拍手にあるのは、女体化ライ小説(絵含む)・現在6種類。女性化ライ・番外 スザク篇話追加


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(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2009/10/03 (Sat)
拍手にあった番外編
シャーリー×ライ(女体化)です。
お話は、続きからになります。

拍手を送る

止めた時間を動かしたのは



「あ、ライ。見つけた。あのね、貴方に頼みがあるの。協力して」


 廊下で偶然というか、通りすがりにシャーリーがライを捕まえて、この台詞。


「?」


 パンッと両手を合わせて拝むように懇願するシャーリーに、ライは問いかけた。


「協力?、一体何の」

「それは、あっとにかく。すぐに水泳部まで来て欲しいの。お願い」

「待て、シャーリー。とりあえず、何の事なのか内容だけでも言って・・・」

「ごめん。今は時間がないから、後で説明するね」


 ライの白い腕をつかんだと思ったら、引っ張るようにして駆け足でプールへと向かう。
 わけのわからないまま連れてこられたライと共にやってきたプールサイドには、既に部活は始まっているらしく、水着を着た部員らしい女の子達が何人かこちらへと顔を向けた。、


「あ、シャーリー、こっちこっち」

「ごめんね~。ちょっと遅れたけど、皆連れてきたよ」

 
 手を離したシャーリーがライのほうを見るよりも、早く女子部員達が集まり、ライのほうへと視線を向けられ、ライは首をかしげた。


「?」


 シャーリーと同学年らしい女子部員の一人が一歩前に出て、ライの前に出て、ぽんとその両肩に手を置く。そして、シャーリーへと向かって、


「でかした」


 何の意味かと訊ねるようにシャーリーへと顔を向けた、ライは困惑したように見つめる。 


「シャーリー、これは」

「ああ、ごめんね。今から」

「シャーリー、じゃあ、着替え終わったら、言ってね」


 解散とばかり、女子部員達が散り散りとなり、いつもの通りに水泳を始めた。


「うん。えっと、話す前に部室に移ろうか?」


 まだ水着に着替えてないままのシャーリーに、同意して、二人は部室の中へと入った。


「で、そろそろ頼みの内容について話してくれるのだろう」

「うん。ライは、私が水泳部員だって言うのは、もう知ってるよね」

「ああ」

「私も含めて皆、大会に向けて、練習に励んでるんだけど、ちょっと困ったことが起きて」

「困ったこと?」


 頷いたシャーリーは、話を続ける。


「水泳部の写真を撮る人がいて、それが新聞部の取材なら応えられるだけど、そうじゃない男の子達が写真やビデオで私たちを撮ってるみたいなの。それが前は少人数だったんだけど、最近増えてるみたいで、忠告はしてみたんだけど、行動がエスカレートしてて、プールサイドにまで来て撮るようになったの。追い返しても、またこっそりと入ってきて、練習にならなくて、皆が困ってるんだ」

「その事と、僕に頼みと関係があるのか」

「うん。それでね、ライは部活には入ってはないでしょ?。だから、部活の時、・・・大会前までいいから、見張りをしてもらえないかなっと思って、それで頼んだの」

「・・・・」

「プール外までは、手が回らなくてもいいんだけど、中に入ってくる人を出来るだけ阻止して欲しいんだけなんだけど、駄目かな?」


 見上げてくるシャーリーに、ライは考え込むように見つめる。女となっても前と変わらぬ生活の為、手が空いている人、戦力になりそうな人を選ぶのだとすれば、ライに思い当たるのも頷ける。
 それに、ミレイと違うものであっても、やはり大切な友人なのだ。今の自分でも手助け出来ることがあれば、協力はしたい。


「僕は、何をすればいいんだ?」


 協力に頷いたライを見て、シャーリーが喜ぶ。


「えっとね。そのことなんだけど、まず、これに着替えて」


 真新しく用意してあったように差し出されたのは、男の時にも見た水泳部用の女子用水着だった。


「・・・・これを?」

「うん。作戦は、後で説明するから」


 とりあえず、先に着替えを済ませたシャーリーが部室を出る際、ライの方へと振り向いて、


「それじゃあ、準備よろしくね。待ってるから」


 にっこりと微笑んで去っていたシャーリーが扉を閉めると、ライ一人となった。
 受け取った水着に視線を落として、引き受けたことを後悔開したくなった。男であったときの水着は残っているけれど、女となった身体には合わない。溜息が自然とこぼれたが、引き受けてしまったものを今更なかった事にしたくはなかったし、再びあの笑顔を曇らせたくなかった。
 暗くなる考えを割り切るように、ライは着替えを始めるのだった。






 ライが部室から出てきて、シャーリーの元へと歩いてきたことに、気づいたシャーリーが声をかけようとして、その姿に目を奪われる。
 プールに波立つ水音や人の声が消えたかのように、シーンと静まる。
 
 シャープな顎のラインを描いた貌は、白く瞬くように縁取った睫の下には硝子のように映る銀の瞳の色があり、すっと通った鼻筋、小さな口がうっすらと薄紅色に色づいていて、伸びた脚と手が目立ち、歩く動きにつられて揺れる長い髪はきらきらと窓から差し込む光を受け糸のように輝き、ピンッと背筋を伸ばして歩くその光景が同じ水着を着ているものとは思えないほど、素敵に視えた。



「シャーリー?」


 目の前にやってきて声をかけられて我に返ったシャーリーは、


「ああ、すごく似合ってるね」

「?。何を言ってるんだ」

「あ、えっと、作戦のほうだったね。ごめん」


 ライの訝しげな視線にシャーリーは、思わず出た言葉を戻すように、ライに作戦内容を伝えるのだった。


[留め]

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