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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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★2009/09/30 (Wed)
ブルームーン篇 BADEND後の二人です。
C.C.×ライです。
お話は、続きからになります。

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帰りたい帰れない





 ザーザーと波の音を夕焼け色に染まった海岸で、二人の男女が其処にいた。


「お前も来るか?」


 ギアスの暴走により、生徒会の皆に嫌われてしまったライは、ただ一人ギアスの力が及ばない、C.C.と共に、学園を去って、こうして、記憶捜しの旅へと出ていた。

 

「本当に、僕と共にこうして旅を選んだことに、後悔はないのか」

「私が縛られるものは、契約だけだ。お前のこれから向き合う過去に興味がある。今いるのは、そのせいだ」

「では、君がそれを知れば、僕から離れるというのか?」

「さぁ。それは、お前の行く末を見届けてからにしよう」



 そう言って、僅かに微笑んだC.C.の表情が印象強く今も残っている。






 波ふち際で足首までを浸かって、新しく購入した服を着たC.C.がいることを目に止めて、海の底へと沈みゆく夕陽は、眩しい色さえも海に溶けて青とは違う色を海の上に映し出す。
 学園にいた頃は離れることは当たり前だと思っていたのだが、お世話になった優しい人達に嫌われることで、別れる事になろうとは思わなかった。
 だからだろうか、時折学園の皆の事を思い浮かべて感傷してしまうのは、銀の瞳が陰に曇るように眼を伏せたライへと、水しぶきがかかった。
 考え事をしてたせいか反応の遅れたライは、自分に水がかかったのは、波のせいではないことを知る。
 其処には、C.C.がいたからだ。


「・・・」

「似合わない顔はするものではないぞ」


 夕陽を背にして立つC.C.が波打ち際からあがり、砂浜に置いたビーチサンダルへと履き、ライの隣へとやってきた。


「・・・・」

「どうだ。目が覚めただろう?。お前がどんなにあいつらの事を想っていても、あいつらがお前の事を覚えているとは限らないのだからな」


 ルルーシュと出会い少しの間共にいたはずのC.C.は、まるで他人事のように口にするのは、彼女なりの優しさなのだろうか、その表情からはわからなかったけれど、ギアスの効かないC.C.があの場所ではなくライの隣にいるのは事実なのだ。それが、ライにとっては、支えとなっているから不思議だ。
 そうしてどちらかともなく、砂浜に座った二人は、夜へと広がる空と、それを映す海と、波の音を聞くように、その風景を眺める。
 視線に気づいたC.C.がライのほうへと振り向く。


「何だ?」

「?」

「私の横顔をじっと見て、何か言いたいことがあるなら、聞いてやるぞ」


 こうして、二人旅をしていても、C.C.の我儘は増すばかりで、態度も口調も学園にいたときとなんら変わらないけれど、そんなことが安心感を覚える。おそらく先ほどの水をかけられた文句でも返すだろうと言いたげなC.C.だったが、ライは何も言わず上着を脱いだそれを広げるようにして、そっとC.C.の両肩にかけた。


「珍しいな。私に気を遣ったのか?」

「夏といえど、濡れたままでは風邪をひくのもあるが、今は人目はないにしてももう少しその服は気にしたほうがいい」


 白いワンピースは、水を含んだために、肌が透けて見えることを言っているらしいライは、夕陽へと顔を向けるが僅かに染まったのは、果たして夕陽の色なのだろうか。
 目を瞬かせたC.C.が面白そうに目を細めて、ライのかけた上着をそのままに挑発する。


「見るか?」


 視線を向けることもなく、ライは眉を寄せながら、


「思ってもいないことを口にするものではない」

「お前でも、そんな反応するのだな」


 それでも顔を向けないライに、サラリと撫でるC.C.の手が触れて、振り向いたライの首に両手を回して、抵抗するまもなく唇が触れた。
 C.C.の突然の行動に瞠目していると、唇が突然離れ、


「私じゃ、不満か」


 C.C.は涙に濡れたように潤んだ瞳で、しおらしい様子で、問いかける。


「不満?、そういう意味で」

「なら」


 C.C.の伸ばした手がライの頬に沿うように触れて、


「C.つぅー」


 片頬をひっばれて、口がもち上げられたため、ライの表情が少し崩れる。


「何故、私がお前といるのかッと、何度聞いてる。私が此処にいる理由はないとは言わせない」


 力強くなる指の感触とC.C.の僅かに曇って見えた表情に、それ以上何もいえなくなる。


「・・・」

「いるだけの同行者なら、まだしも、選んだのはお前だろ。パートナーとしての自覚を少しは持ったらどうだ」


 引っ張っていた指が離れ、痛みに赤らんだ部分を片手で頬を擦るようにC.C.を見ると、一瞥してから、砂を払うように立ち上がったC.C.にライも追うように立ち上がる。そのまま歩き出しそうな背中に声をかけた。


「C.C.・・・」

「何」


 抱きしめたライは、肩口に顔を埋めるようにして表情を隠すように静かに言った。
 

「C.C..傍にいてくれないか。今も言葉でしか君を繋いでいられないのか」

「馬鹿か。お前は、私の言葉を理解していないだろ」

「ああ、正直僕もそう思った。だが、僕が原因で壊れてしまうのはあの時思い知ったからだろうか、多くは望めなくなってる。それでも僕の気持ちは変わらないけれど、君から離れる時が来るとしてもきっと文句は言えないだろうな」

「…」


 目元に微笑を作ってライは、無言で見つめ返すC.C.の横を通り過ぎるように口にした。


「帰ろう。もうすぐ薄暗くなる。それに、濡れたままでいると身体も冷える」

「そんな言葉で、ごまかせるのか」


 立ち止まったライは、再び歩き出した。背中を向けたまま。


「…契約以外では、私は縛れないと話しただろう」


 ジャケットを羽織ったまま、一部熱を含んで、暑くなったところを指先で確かめるようにして、ライの言葉を思い出す。


「縛られているのは、私なのか?、それとも、お前なのか?。もう少し見極める必要があるようだな」


 背中を向けて遠ざかっていく後姿を見て、C.C.は、ひとり事を言った。
 ふわりと風が吹いて、片手でジャケットを抑えるようしながら、顔にかかるように流れた髪を指先で耳にかけて、空を見上げた。 
 羽を広げ飛び立つ鳥の姿を目で追いかけながら、いつもの強気の視線ではなく寂しげに見送った。


 二人の気持ちが交わるのは、いつの日か。


[留め]

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