コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2011/10/17 (Mon)
しあわせの足音
「中へ、どうぞ?」
もう一度声をかけると扉がゆっくりと開いて、誰かが顔を出すと思いきや、ぱっと華やいだように花束が突きつけられる。
ふわりと花の香りだけでそれが何かを理解したナナリーは、嬉しそうに顔を緩ませ両手で受け取った。
「ありがとうございます。ライさん」
顔をあげて礼を言うナナリーに、気配を消していたライはいつもの無表情に少し照れくささを見せ目を瞬かせる。
「よく僕だとわかったな」
「はい。足音で」
「以前にもそう言っていたが、いつも驚かせるよ」
「ふふっ、ライさんのはお兄様と少し似ていますけど、やっぱり違うって事は私は知っていますから」
くすくす笑うナナリーは、不思議な顔をしたライを手招くと、近づいた頬にキスを贈った。
目を見開いたライに、ナナリーは耳朶に囁いた。
「私の好きな香りは、いつもライさんが届けてくれてますから」
無邪気に微笑むナナリーに、ライの方が頬を赤くし目を逸らす。
驚かせようと思ってしたことも、なんだか全て見透かされている気がして、直視できなかったからだ。
多少、照れくさい気持ちもあるようだが。
ナナリーは、抱えた花束を鼻先に押し付けて、仄かな優しくも暖かい匂いを嗅いだ。
花束の中に、腕に抱えられたライの香りも少し混ざったように感じられて、ナナリーは再び微笑む。
見つけた秋は、恋の秋だった。
終わり
しあわせの足音
「中へ、どうぞ?」
もう一度声をかけると扉がゆっくりと開いて、誰かが顔を出すと思いきや、ぱっと華やいだように花束が突きつけられる。
ふわりと花の香りだけでそれが何かを理解したナナリーは、嬉しそうに顔を緩ませ両手で受け取った。
「ありがとうございます。ライさん」
顔をあげて礼を言うナナリーに、気配を消していたライはいつもの無表情に少し照れくささを見せ目を瞬かせる。
「よく僕だとわかったな」
「はい。足音で」
「以前にもそう言っていたが、いつも驚かせるよ」
「ふふっ、ライさんのはお兄様と少し似ていますけど、やっぱり違うって事は私は知っていますから」
くすくす笑うナナリーは、不思議な顔をしたライを手招くと、近づいた頬にキスを贈った。
目を見開いたライに、ナナリーは耳朶に囁いた。
「私の好きな香りは、いつもライさんが届けてくれてますから」
無邪気に微笑むナナリーに、ライの方が頬を赤くし目を逸らす。
驚かせようと思ってしたことも、なんだか全て見透かされている気がして、直視できなかったからだ。
多少、照れくさい気持ちもあるようだが。
ナナリーは、抱えた花束を鼻先に押し付けて、仄かな優しくも暖かい匂いを嗅いだ。
花束の中に、腕に抱えられたライの香りも少し混ざったように感じられて、ナナリーは再び微笑む。
見つけた秋は、恋の秋だった。
終わり
PR
この記事にコメントする