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別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
御遊びです。
スザク、リヴァル、ジノ、ロロ、ルルーシュ、ミレイ、シャーリー、ニーナ、ライを合わせて、九人出ています。
お話は、続きからになります。
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「スザク、何をしているんだ?!」
「だって、君が恥ずかしがるから、僕だって、色々考えているんだよ」
「っ、やめ!」
生徒会室の扉越しに聞こえるスザクとライの声に、足を止めたルルーシュは、一瞬戸惑ったようにして、
「ライ、少し話が、っ突然、何だ?リヴァル」
入ろうと、扉のノブに手をかける前に、リヴァルが、後ろから、それを遮る。
「まぁまぁ、ルルーシュ。今日は二人のこと、そっとしとこうぜ」
「何を言ってる。俺は、ライに用があって」
「今日、エイプリルフールだって、お前も知っているだろう」
「ああ、それと今のこの状況と、繋がりがあるのか」
「そういうこと。今日という日に、二人ともやりたいことがあるみたいだから、しばらくは」
「だから二人にしろと、そう言いたいのか」
リヴァルと会話している間も、中から、声が聞こえてくる。
「ほら、ライ、暴れると危ないよ?」
「いっ、スザク、ちょっと、きつ過ぎないか。それは」
「中で、何かしているんだな」
眉をひそめた、ルルーシュは、若干視線を鋭くして、リヴァルを見やると、一瞬その視線に気おくれしたリヴァルは、視線をそらすようにして、
「そう、なんじゃないの」
「確かめる」
「いや、だから」
「離せっ、リヴァル!。止める。中で不正なことがあるのなら、事の次第によっては副会長である俺の責任でもある。黙って見過ごせ。そうすれば後で、俺が、訳を話しといてやる」
「ルルーシュ、待てって、誤解だって、あれは」
引きとめるリヴァルの拘束から、逃れようと格闘していると、中から、スザクではない別の声も耳にする。
「ふふ、ライさんのそんな顔、はじめてみましたよ」
「ああ、確かに、恰好もなかなか、見るものではないな」
「見る、な。っ、だから、スザク、動くなと」
「うん、ごめん。でも、僕もこれが限界なんだ」
それは、見知った声で、それを聞いたルルーシュの声が、知らず知らず低くなる。
「ロロ、それに、ジノ。あいつらも、あの中にいるのか」
「そうみたいだな」
「みたいとは、お前も知らないのか。中の様子を知りたいと思う気はないのか」
「いや、知りたいけど、俺は、此処でルルーシュを引きとめる役になった訳だし」
「どういう理由だ」
「会長命令だから、わりィ」
「此処で、手をこまねいて、黙って見過ごせと」
「うん、そうしてくれると、助かる」
「……そうか。ふふふふ」
「あれ、ルルーシュ?」
不意に笑いを漏らしたルルーシュに、首をかしげたリヴァルが、声をかけると、
「此処を通せ、俺の行く先は誰にも疎外させることを許さん!」
「ああ、そうだな」
リヴァルの瞳が、赤く光り、さっきと打って変わって、すんなりとルルーシュを中へと入れた。
その途端、崩れた音が聞こえ、そちらへと目を向けると、スザクに押し倒されたまま、ライが、どこか打ったのか、痛めた顔をして、ルルーシュの視線に気づいた。
「ルルーシュ・・・」
「あら、もう入れちゃったの?リヴァルは」
ライ達と離れた向こうで、お茶を飲みながら、トランプに興じていた、ミレイとシャーリー、二ーナの姿を確認して、再び、視線をライ達へと戻す。
「ツイスターか」
スザクとライの下にある物に目をやる。それは、ルーレットのような指示板によって示された手や足を、シートの上に示された4色の○印の上に置いて行き、出来るだけ倒れない様にするゲームなのだが、ルルーシュは、呟く声に反応して、
「ああ、今自由時間の合間に、スザクとライ先輩の二人で、やってたんだけど、なかなか面白い展開だったんですけど、見るには少し遅かったですね」
「兄さんも、やりませんか?。結構、面白そうではありますよ。見ている方では」
「そうだな。ライ、起き上がれるか」
「ん、ああ」
手を差し伸べた、ルルーシュの手をとると、思ったよりも強い力で引き上げられ、前のめりになりそうなところを、どうにか留めた。それにより、ルルーシュと視線が合い、
「少し、手伝ってほしいことがある。これから、付き合えるか?」
「今からか、いいけど。それなら、スザク達にも」
「お前じゃなきゃ、出来ない仕事なんだ。わかるだろ?」
「ルルーシュ?」
「ライをしばらく借りるぞ」
ライをそのまま、手で引き連れるようにして、出ていくと、入れ違いにリヴァルが部屋に入った。
「会長っ。ルルーシュが!」
「もう、知ってるわよ」
「ルルたら、怒るのも無理はないけど、私だって手伝うことがあるなら、出来るのに」
「あれは、そういう理由以前に、怒ってるわね」
「え、誰にですか?」
「誰って、そうね。場所を変えたいのなら、その人にじゃないかしら」
「ええ、それじゃあ、誰だが、わかりませんよ」
シャーリーの言葉に、にっこりと微笑んで、二本の指でカードをはさんだ、ミレイは、テーブルにそれを置いてから、
「まぁ、とにかく、戻ってきたら、聞いてみればいいじゃない。それまで、続きはじめてましょ?」
「そう、ですね…」
「ほら、次は、二ーナの番よ」
「うん」
こうして、ルルーシュとライを除いた、面々は、休み時間の間遊びに興じていた。
ルルーシュ達が、戻ってくる時は、放課後となっていた。
《終わり》