コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2010/02/26 (Fri)
Girls Dream of bubble・番外編 あの子のチョコは誰のもの?
「これより、緊急会議を行います」
そう最初に発言したのは、皇神楽耶、その人だった。
屋上へと集まったのは、カレンとシャーリーの計三人。
「「・・・・」」
輪を作るようにして互いを見詰め合ったまま無言となる。
「今日お招きしたのは、他でもありません。近々行われる戦いの場において、牽制もあると思いますが、敵も多い中で私が選らんだのはあなた方お二人だけです。何故、此処へと集められたのは
カレンとシャーリーは、思うところあるらしく頷きあう。
「バレンタイン・デーの事だよね」
「はい。今年のバレンタイン、あなた方も考えることがあると思いですが、私達が直面する問題はただ一点、ライの事です」
話に耳を傾けてる二人を見回すように、神楽耶は顔を向けてから、
「彼の周囲を取り巻く環境を見ればわかると思いますが、あまりに伏兵と申しますか、好意を寄せる者は女性に問わず殿方にもおります故に、バレンタイン・デーは個人の戦いだけに及ばないことは存じていることでしょう」
「身体が女の子となってからも、前より人気確実に増えていってるもんね。男子と下級生の女子が特に。ライがチョコレートを作ってるって話を聞いたときに、恋に関心を持つのはいいとしても相手が女の子なのか男なのか、気になるよね」
表情にも不安な色が見えるシャーリーの言葉に、神楽耶はにっこりと笑顔を向ける。
「安心してくださいませ。私達、生徒会を含めてを除外すると、ライが好意を寄せているであろう第三者に該当する人物はこちらで調べた結果、該当者無しという確かな情報を手に入れてあります」
「ということは、私達の中にってことでいいの」
「考えられないことはありません」
知り合ってから打ち解けるまでの時間で言えば、一般の生徒達よりは早い段階で親しくなった生徒会の皆の方が、好意を持たれる可能性がないこともない。
ただし、男だった時の場合、当然に女子と考えられるけれど、性格は変わってないとはいえ、見た目は女性となった現状、何かの要因で男の子を好きにならないとはハッキリ否定できなかった。
友人と結び付けるほど関係の疑わしいスザクとの仲の良さがそれに関係しているところもあった。
それらの問題を含め 神楽耶は付け足すかのように口を開く。
「私達は、こうして同じ目的を持ちそれに向けての戦いを強いられるのは前提として、どんな結果になろうと、最優先にするのはライの気持ちだと思います」
シャーリーとカレンの二人は、それに文句はないようで
頷きあうと、シャーリーが改めるように口にする。
「ライが思いを寄せる人を見つけた場合、両思いでない限りは恨みっこ無しってことだよね」
「はい。個人の幸せは勿論、皆あると思いですが、大切なものは三人共通している故に、望んでいるのはライの幸せだと私は思っておりますが、違うというのであればここで発言をしてください。後になって揉め事としてならない為に」
神楽耶の話に頷いていたカレンが、今度は口を開く。
「今の話で言うのを整理すると、私達が気持ちを伝える分には問題はないって事で、ただライが私達以外の誰かに気持ちを伝えそれで両思いとなった時は、身を引くってことかしら」
「ええ。それでも諦めきれないのは個人の自由だと考えておりますが、ただあくまでも大事にしたい気持ちを見誤らないようにこの場で互いに認識するのも、恋敵には必要な事だと思ったのです」
ライが好きなことは三人とも知っていることで、恋愛ごとには鈍くなりがちなライに苦労しているものもあるけれど、戦うのであれば好機を逃したくないと考えるのも同じで、二人の様子を確認した神楽耶は、
「他に意見はないようなので、あまり長居しては誰に話を聞かれるとは限りませんので、此処でお開きにしますが、互いに悔いのないよう精一杯励んでください」
青空の下、屋上で三人の少女の決意が固く結ばれた瞬間だった。
[留め]
「これより、緊急会議を行います」
そう最初に発言したのは、皇神楽耶、その人だった。
屋上へと集まったのは、カレンとシャーリーの計三人。
「「・・・・」」
輪を作るようにして互いを見詰め合ったまま無言となる。
「今日お招きしたのは、他でもありません。近々行われる戦いの場において、牽制もあると思いますが、敵も多い中で私が選らんだのはあなた方お二人だけです。何故、此処へと集められたのは
カレンとシャーリーは、思うところあるらしく頷きあう。
「バレンタイン・デーの事だよね」
「はい。今年のバレンタイン、あなた方も考えることがあると思いですが、私達が直面する問題はただ一点、ライの事です」
話に耳を傾けてる二人を見回すように、神楽耶は顔を向けてから、
「彼の周囲を取り巻く環境を見ればわかると思いますが、あまりに伏兵と申しますか、好意を寄せる者は女性に問わず殿方にもおります故に、バレンタイン・デーは個人の戦いだけに及ばないことは存じていることでしょう」
「身体が女の子となってからも、前より人気確実に増えていってるもんね。男子と下級生の女子が特に。ライがチョコレートを作ってるって話を聞いたときに、恋に関心を持つのはいいとしても相手が女の子なのか男なのか、気になるよね」
表情にも不安な色が見えるシャーリーの言葉に、神楽耶はにっこりと笑顔を向ける。
「安心してくださいませ。私達、生徒会を含めてを除外すると、ライが好意を寄せているであろう第三者に該当する人物はこちらで調べた結果、該当者無しという確かな情報を手に入れてあります」
「ということは、私達の中にってことでいいの」
「考えられないことはありません」
知り合ってから打ち解けるまでの時間で言えば、一般の生徒達よりは早い段階で親しくなった生徒会の皆の方が、好意を持たれる可能性がないこともない。
ただし、男だった時の場合、当然に女子と考えられるけれど、性格は変わってないとはいえ、見た目は女性となった現状、何かの要因で男の子を好きにならないとはハッキリ否定できなかった。
友人と結び付けるほど関係の疑わしいスザクとの仲の良さがそれに関係しているところもあった。
それらの問題を含め 神楽耶は付け足すかのように口を開く。
「私達は、こうして同じ目的を持ちそれに向けての戦いを強いられるのは前提として、どんな結果になろうと、最優先にするのはライの気持ちだと思います」
シャーリーとカレンの二人は、それに文句はないようで
頷きあうと、シャーリーが改めるように口にする。
「ライが思いを寄せる人を見つけた場合、両思いでない限りは恨みっこ無しってことだよね」
「はい。個人の幸せは勿論、皆あると思いですが、大切なものは三人共通している故に、望んでいるのはライの幸せだと私は思っておりますが、違うというのであればここで発言をしてください。後になって揉め事としてならない為に」
神楽耶の話に頷いていたカレンが、今度は口を開く。
「今の話で言うのを整理すると、私達が気持ちを伝える分には問題はないって事で、ただライが私達以外の誰かに気持ちを伝えそれで両思いとなった時は、身を引くってことかしら」
「ええ。それでも諦めきれないのは個人の自由だと考えておりますが、ただあくまでも大事にしたい気持ちを見誤らないようにこの場で互いに認識するのも、恋敵には必要な事だと思ったのです」
ライが好きなことは三人とも知っていることで、恋愛ごとには鈍くなりがちなライに苦労しているものもあるけれど、戦うのであれば好機を逃したくないと考えるのも同じで、二人の様子を確認した神楽耶は、
「他に意見はないようなので、あまり長居しては誰に話を聞かれるとは限りませんので、此処でお開きにしますが、互いに悔いのないよう精一杯励んでください」
青空の下、屋上で三人の少女の決意が固く結ばれた瞬間だった。
[留め]
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